- 2019.12.30
2020年のホームページ制作はどう変わるのかを予想
2019年のホームページ制作は、トップページのSEOにこだわったお客さまが多かったです。
ただ、最近の傾向を見ていると、2020年以降はホームページ制作の在り方が大きく変わってくるのではないかと考えています。
当ページでは、当社の予想にはなりますが、2020年のホームページ制作では、どういったポイントを意識していけば、成果を実現することができるのかを紹介します。
2020年のホームページ制作の予想
SEOではさらにクローラビリティが大切になる
サーチエンジンは、クローラーと呼ばれる自動巡回プログラムを利用して、ホームページのテキストや画像、CSSなどの各種ファイルを自社のデータベースに格納して、データベース内で検索順位を決定しています。
クローラビリティとは、内部リンクを使って、ホームページにあるさまざまなページへとクローラーを誘導することを言い、クローラビリティを高めることで、サイト全体で高いSEO効果を実現できます。
では、なぜクローラビリティを高めれば、ホームページのSEO効果が発揮されるかと言うと、2点のポイントがあります。
1点目は、サーチエンジンは、インターネットにページを公開しただけでは、存在に気が付いてくれることはなく、内部リンクをたどって、ホームページのさまざまなページに訪問します。
すなわち、内部リンクが適切に張り巡らされていないホームページでは、サーチエンジンが見落としてしまうページが存在してくるので、最大のSEO効果を得られません。
2点目は、クローラーは、1度の訪問だけでページのすべての情報を収集できるわけではなく、少しずつホームページの内容をデータベースに格納していきます。
そのため、クローラビリティが低いホームページだと、各ページにクローラーが訪問する頻度が低くなってしまうので、SEO効果を発揮するのに時間がかかりすぎてしまう可能性があります。
それを前提条件として、なぜ2020年以降のホームページではクローラビリティが、さらに大切になるかと言うと、昨今のホームページでは、ページ数が多い傾向が見られるからです。
クローラーがホームページに訪問する頻度の上限は定まっているので、クローラビリティが低く、ページ数が多いホームページだと、効率よくSEO効果を発揮できなくなるのです。
そのため、2020年のホームページ制作では、クローラビリティを意識することがSEOで重要なポイントになってくると思います。
SEOでは今まで以上にタグの書きミスによるマイナス評価はなくなる
最近のサーチエンジンの傾向を見ていると、難易度が上の下くらいのキーワードで高いSEO効果を出しているホームページを見てもタグの書きミスをしていることが多くなっています。
もちろん、タグの閉め忘れなどの致命的なミスは論外ですが、多少の書きミスがあったとしても、文章内容で検索順位を決定する傾向が見られます。
そのため、適切なタグの記述を行うことは重要ですが、多少のミスであれば、検索順位に影響しないと判断しても良いと思います。
現在のサーチエンジンの結果は、Web制作会社が作ったホームページが上位になっている傾向が見られますが、2020年以降は、タグの書きミスをする可能性が高い個人が作ったホームページやブログなどもSEOで上位にランクインしてくると思われます。
検索順位を高める自作自演の被リンク対策は一切不要
従来のSEOでは、被リンク数の多さで検索順位が決定されていましたが、昨今では低品質な被リンクはサーチエンジンが無効化処理をしているので、被リンクの重要性はどんどん弱くなっています。
低品質な被リンクとは、スパムサイトからや、自作自演のホームページやブログから、被リンクを目的としたホームページからの被リンクなどになります。
スパムサイトからや、自作自演のホームページやブログから、被リンクを目的としたホームページから行った被リンクは、すべて無効化されてしまうので、ホームページに被リンクを行い、SEO効果を発揮するためには、ナチュラルリンク以外は不要になってきます。
年々この傾向は強くなっており、2020年以降は、ホームページのSEO効果がある被リンクは、ナチュラルリンクだけになってくると思います。
上位表示ワード数でホームページの成果が決まる
2019年より以前のホームページ制作で、多くのお客さまが希望されるのが、トップページのSEOです。
これまでの制作実績で見ても、トップページのSEOに成功しているホームページは高い効果を実現していますが、2020年以降のホームページではトップページSEOの重要性は次第に弱くなってくると考えています。
それは、Googleが公表した内容から、サーチエンジンを使って検索するキーワードの種類が増えていて、ユーザーは年々御社が考えるキーワードよりも絞り込んだキーワードで検索している時代になっているそうです。
すなわち1つのキーワードで上位表示を実現したとしても、期待していたよりも少ない訪問者しか集客することができず、ホームページの成果を高めるSEOとするには、多くの上位表示ワード数が必要になります。
多くのキーワードで上位表示を実現するには、トップページに頼っていては実現することができず、ホームページに狙ったキーワードで上位表示を実現できる下層ページの作成が重要になります。
すべての業界でSNS運用が必須になる
ホームページの集客対策は、SEO以外にもSNS運用も効果を発揮します。
最近当社の制作実績のホームページでは、TwitterやFacebookなどのSNSを運用して、高い成果を実現していることが多くなったように感じます。
もちろん、闇雲にSNSを運用していてもホームページの成果を高めることはできませんが、SNSごとのユーザーニーズの調査や、ホームページにSNSから訪問して欲しいユーザーを明確にした投稿を繰り返すことで、高い成果を実現することが可能です。
2020年にホームページの集客として、SEOよりもSNSのほうが効果的になることはあり得ませんが、5年後や10年後には、SEOと変わらないだけの集客効果の高いルートになることは間違いないと思われます。
そのため、早い段階からSNS運用を開始していることで、多くのノウハウを蓄積することが可能になり、ホームページにより多くの見込み顧客を集客できます。
ただし、現段階では、SEOの集客力は、圧倒的に高いので、SEOを辞める選択をしてはいけません。
まとめ
当社の予想として、2020年のホームページ制作に、どのような変化があるのかを紹介しました。
2020年以降のホームページの成約対策はこれまで通りに、ユーザーニーズに応えることができるコンテンツ作成であることは間違いありませんが、ホームページの集客対策は変化をすると考えています。
2020年からホームページの集客対策に取り組もうとお考えの方の参考になれば幸いです。