- 2023.12.23
301リダイレクトの役割を正しく理解したホームページはSEO効果が高い
301リダイレクトを行っているホームページは多いですが、役割を正しく理解しているでしょうか。
制作実績のお客さまに、301リダイレクトの役割を確認すると、ホームページのSEO効果を落とさないための対策と認識されている方が多いです。
301リダイレクトには、SEO効果を譲渡する役割がありますが、それよりも大切なのが、ホームページの訪問者を転送させることになっています。
301リダイレクトの正しい役割とは
関連ページに行えばSEO効果を譲渡できる
301リダイレクトを行うことで、元から先のページへとSEO効果を譲渡することが可能です。
ただし、301リダイレクトによるSEO効果は、同じ原稿や画像のページに対して行うことで、80%を譲渡することができるものになります。
すなわち、原稿が少しでも変更されていると、80%の譲渡ができず、サーチエンジンが認識した変更箇所の割合に応じて効果が減少していきます。
また、ホームページのSEO効果を考えたときに、多くのウェブマスターがやってしまうのが、闇雲に重要なページに対して301リダイレクトを行ってしまうことです。
サーチエンジンが301リダイレクトに関連性が見られないと判断すると、譲渡は行われずに、さらには関連性がない301リダイレクトが多いホームページは検索順位を下げられてしまいます。
そのため、検索順位だけを考えた301リダイレクトは推奨されず、ユーザーにとって価値のある転送設定が重要になります。
本来はユーザーを転送する役割
本来301リダイレクトは、ユーザーの転送が目的になります。
例えば、Aのページを削除したときに、お気に入り登録や外部サイトからのリンクで訪問したユーザーが、適切なページへと転送され、求めている情報を得ることができるようにするものです。
適切に301リダイレクトを行っていることで、訪問者はホームページを巡回してくれるようになるので、成果に繋がるアクションを起こしてくれる可能性が高くなります。
そのため、現在301リダイレクトを検討されている方は、目的をユーザーのために行うものだと考えて、適切な設定を行うようにしましょう。
まとめ
301リダイレクトの本来の役割はユーザーの転送になりSEO効果の譲渡ではありません。
SEO効果の譲渡だけを狙った301リダイレクトは、サーチエンジンが不自然に感じ、先ページへと評価を譲渡できる可能性が低く、過剰に多いとホームページの検索順位を落としてしまうリスクがあります。
現在301リダイレクトを検討されている方は、ホームページの訪問者に価値のある転送設定を行うようにしましょう。