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  • 2022.10.28

3C分析とは?ホームページ制作の企画段階で定める

3C分析とは?ホームページ制作の企画段階で定める

4Pと一緒に学びたい用語として、3Cというマーケティング概念があります。

Customer(市場・顧客)とCompany(自社)、Competitor(競合)の3つの頭文字を取って3Cと言い、適切に行うことで、効果的なホームページ制作が可能です。

今回は、成果が出るホームページ制作を実現するのに必要な企画段階で行っておきたい3C分析についてご紹介をいたします。

3C分析とは

3C分析とは

3C分析とは、Customer(市場・顧客)とCompany(自社)、Competitor(競合)の頭文字になる3つのCについて検討する手法になっています。

主に、事業計画やマーケティング戦略立案で利用される考え方で、ホームページ制作とは無縁と思ってしまいがちです。

確かに、直接的なホームページ制作には、無縁になっていて、別に行わなくても、効果を出せますが、実は実施することで具体的な戦略立案が可能になります。

例えば、3C分析では、内部環境だけではなく、外部環境も調査を行い、自社の立ち位置を決定していく作業があります。

実際に、ホームページ制作では、メインになる集客はSEOを選択される企業が多く、上位表示を行うには、検索エンジンが判断したライバルとの品質が勝負になってきます。

もちろん、内部要因になる成約率にも関わり、消費者の購買行動プロセスは、従来であれば、アイドマ(AIDMA)と言われていましたが、現在はアイシーズ(AISCEAS)です。

それぞれ頭文字を取って、そう言われています。

アイドマとは、

  • Attention:注意
  • Interest:関心
  • Desire:欲求
  • Memory:記憶
  • Action:行動

になっていて、基本的には競合他社は存在しておらず、ユーザーに対して、興味を持ってもらえるかが大切でした。

しかし、アイシーズでは、

  • Attention:注意
  • Interest:関心
  • Search:検索
  • Comparison:比較
  • Examination:検討
  • Action:購買
  • Share:共有

になり、購買に至るまでに、比較検討が加わっていて、競合他社分析を実施しなければ、比較検討で競合に負けてしまいます。

このように3C分析は非常に大切になっていて、これらの考え方を活かしたホームページ制作を行うことが成功する秘訣になっています。

ちなみに、この3C分析は、マッキンゼーの経営コンサルタントだった大前研一氏がThe Mind of the Strategistの中で3C分析を提唱し、世界的に広く知られるようになりました。

ただ、上記書籍は1982年発売で、昨今では、大前研一氏自体が「現在においてはあまり役に立たない」と発言をしています。

ただ、この考え方自体は非常に優れていて、当社では、ホームページ制作時に4P分析と一緒に検討しています。

3C分析を使ったホームページ制作

3C分析を使ったホームページ制作

では、実際に、ホームページ制作時にどう3C分析を活用しているかをご紹介します。

基本的に3C分析を突き詰めていくと、ミクロやマクロ経済学などが必要になっています。

ただ、そこまで話をすると、当社調査時間もかかりすぎますし、理解度も低下するくらい非常に複雑であり、もう少し簡易的な提案を行っています。

Customer(市場・顧客)

市場や顧客分析では、顧客の価値観やニーズは、どういった内容かを検討します。

以下4点について、まずは検討してみましょう。

  • 政治・・法律など
  • 経済・・物価など
  • 社会・・人口など
  • 技術・・インフラなど

また、上記を検討した結果、続けて以下3点を検討します。

  • 事業者数・・既存と新規企業数など
  • 代替品・・別商品で代わりになる商品
  • 競争関係・・競合他社と差

できる限り詳しく調査していけば、御社がどんなホームページを制作したら良いかが具体的に見えてきます。

もちろん、御社は経済学の専門家ではありませんし、当社もWebサイト制作会社になり、完璧である必要はありません。

ただ、具体的であればあるほど、効果的なものになり、必ず1度は検討しましょう。

Company(自社)

自社分析では、簡単に言うと強みと弱みを明確にしていきます。

例えば、強みであれば、ホームページ制作時から集客を考えて、成果を出せる確率が高い。

弱みであれば、知名度がなかったり、社内リソースが豊富ではない。

などになっています。

また、さらには、ホームページ制作時だけではなく、公開後に、具体的にどんな評価を受けているかのデータを収集しましょう。

例えば、公開時に強みと弱みを打ち出したとしても、それはあくまで御社の考えになってしまいます。

そのため、エンドユーザーの生の声を聞き、そして制作したホームページを改善していけば、ユーザーに最適化できます。

Competitor(競合)

最後に、競合他社の分析を行います。

御社の市場的に、どんな業界で、どんなサービス展開をしているかを詳細に分析していきます。

ここでは、リアルでの話もそうですが、競合他社サイトの分析も行っておくと良いでしょう。

例えば、市場としては、A社とB社が、6割以上のシェアを持っているなど分かる範囲での分析で良いです。

ホームページの方はと言うと、どんなコンテンツをどう見せているか、さらにはどんなシステムを実装しているかなども検討します。

もちろん、それぞれのコンテンツに対して、良い点と悪い点、さらには自社も参考にして実装したとしたら、良質なコンテンツが作成できるかや更新が続けれるかなども検討します。

もし、更新が継続できないと判断すれば、別の代わりになるコンテンツはないかまで検討するのがベストでしょう。

3C分析の結果からホームページの企画を立てる

3C分析の結果からホームページの企画を立てる

分析結果をエクセルファイルでも良いので、ホームページ制作の企画段階で検討するのが良いでしょう。

ホームページ制作の流れとしては、お問い合わせがあり、ヒアリングが実施され、それからWebサイト制作会社がプレゼンテーションを行い、発注業者を確定します。

もちろん、できればヒアリング前までに、調査をしておいた方が良いとは思いますが、別に発注後であっても問題はありません。

ただし、その際には、調査内容次第、すなわち提案内容と調査内容の結果から、企画の改善が行われるのですが、その際に見積書が変更される可能性があります。

もし、予算がある場合は、しっかりとその予算をWebサイト制作会社に伝えれば、予算内で最良のプランを提案してくれます。

もちろん、そこまで高い精度を求める必要はないです。

ただ、3C分析を行っているといないでは、まったくコンテンツの質なども変わってくると思われ、必ずホームページ制作の企画内容に反映させましょう。

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