- 2024.02.13
作業量が多いホームページでSEO効果が出ない理由と対策法
SEOで上位表示を実現するために大切なポイントは、ホームページの運営量になっており、ライバルサイトよりも多くの作業を行うことによって、検索順位を高めることが可能です。
しかし、制作実績のホームページの中には、多くの作業を実施しているにもかかわらず、狙ったキーワードでSEO効果が高まらないケースも見られます。
その場合には、作業量ではなく、他に問題があり、当ページでは、制作実績のホームページで、作業量は十分なのに、SEO効果が出ない場合に見られる理由と対策法を紹介します。
ホームページの作業量が多いのにSEO効果が出ない理由と対策
コンテンツの品質が低い新規ページを作成している
ホームページ制作後に行うお客さまの作業は、新規ページ作成です。
新規ページ作成では、上位表示を狙ったキーワードに関連するテーマでページを作成していただくことで、検索ワードとホームページの関連性が高まり、SEO効果が発揮しやすいホームページとなります。
しかし、作業量が多いのに、SEO効果が発揮できないホームページでは、多くの作業を行い、ページ数は増えていくのですが、品質に問題があるページになっていることがほとんどです。
品質に問題があるページを作成しているお客さまに見られる傾向として、文章が完成した後に、読み直し作業を行っていない傾向があります。
例えば、作業量は多いのに、SEO効果が高まらないお客さまが作成したページを当社が読んでみると、なんとなく言いたいことは理解ができますが、誤字・脱字が多かったり、論理的ではない文章を作成されています。
ちなみに、ホームページで新規ページを作成する際に、お客さまが意識すべき論理的とは、筋道が通っている文章のことを言い、ページタイトルを含めて本文を読み直したときに、筋道が通っていなかったり、さらには断定表現を使っているのに、その根拠が良く分からないといったケースになります。
これらはすべて、サーチエンジンからコンテンツの品質が低いと判断されるので、せっかく多くの作業を行い、新規ページ作成を行っていても、SEO効果が出ることがないのです。
この場合の対策法としては、新規ページ作成数を少し減らしても良いので、サイト全体の読み直しとリライトに作業工数をまわさなくてはなりません。
検索結果ページでのクリック数が低くなっている
サーチエンジンは、検索順位を決定する際に、ユーザー行動を見ていると思われます。
Google曰く、個人情報の観点から、Googleアナリティクスのデータは見ていないと公表があるので、見ているのは、検索結果でのクリック率である可能性が高いです。
と言うのも、サーチエンジンはホームページの文章を把握して、品質をチェックしていますが、いくらAIを使っているからと言っても限界が存在していて、正確に文章を把握できません。
さらに、アメリカの独占禁止法裁判でGoogleが提出した資料によると、コンテンツの品質は最低限しか見ていないと記述されています。
そのため、検索ユーザーが満足できる検索結果にする目的で、検索結果でのクリック率や、検索結果からホームページに訪問したユーザーが直帰していないかを確認していると思います。
実際に、制作実績のホームページで、ページタイトルをリライトした際に、ページの内容を表した文章にすることと、上位表示を狙っているキーワードで検索した人が、魅力的に感じるタイトルにリライトしただけで、ずっと3位だったページが1位になっていました。
サーチエンジンがホームページの品質を把握するには限界があるので、そのための指標として、検索結果ページでのユーザー行動を見ている可能性が高くなっています。
この場合、お客さまが行うべき作業は、ホームページにあるすべてのページで、SEOワードを定めることと、ページタイトルとメタディスクリプションのリライトになります。
検索結果に表示される情報を最適化することによって、検索結果でのユーザー行動を改善することができ、ホームページのSEO効果は飛躍的に高まるでしょう。
もちろん、ページの品質が極端に低い場合は、直帰されないようにコンテンツの品質を高めるリライト作業が必要です。
ページ削除や301リダイレクトは辞める
ホームページの品質を高めることが重要という理由から、ページ削除や統合のために301リダイレクトの作業時間を多くとっているウェブマスターを見かけます。
しかし、当社では、ページの削除や301リダイレクトは辞めるべきであると考えています。
Google曰く、ページの削除や関連性の高いページへの301リダイレクトであれば、SEO効果が落ちることはないと発言をしています。
しかし、404 NOT FOUNDが多いホームページはユーザーエクスペリエンスが低いと判断をされてしまい、サイト全体でSEO効果を落としてしまう可能性が高いです。
さらに、301リダイレクトは、同じ原稿のページへと301リダイレクトを行えば、元ページのSEO評価の80%を先ページへと譲渡することが可能ですが、そこから関連性が落ちるにつれて、譲渡できるSEO評価が減少していきます。
さらに、関連性がないとサーチエンジンに評価された301リダイレクトが多いホームページでは、逆にサイト全体のSEO効果を落とす結果になります。
そのため、どんなに作業を頑張っていたとしても、404 NOT FOUNDや301リダイレクトが多いホームページでは、適切なSEO効果を出すことができないのです。
ホームページの運営作業を頑張っているウェブマスターであれば、上位表示を狙っているキーワードと関連した新規ページ作成だけに取り組み、404 NOT FOUNDや301リダイレクトは増やさないように意識することが大切です。
リライトは最終手段
SEOに真剣なほど、リライト作業に多くの時間を費やしているホームページを見かけます。
当社のホームページ制作では、高いSEO効果を実現するには、リライトは最終手段と説明しています。
品質が低いページのリライトを行えば、SEO効果を発揮することが可能ですが、実はリライトを行った直後は、サーチエンジンのデータベースが中途半端な状態になっている可能性が高くなります。
サーチエンジンは、クローラーと呼ばれる自動巡回プログラムを使って、ホームページのすべてのページのソースコードを自社データベースに格納しています。
クローラーは、一度ページに訪れただけで、ページのすべてのソースコードを自社のデータベースに格納しているわけではなく、1回の訪問では、2,3行のソースコードしか収集してくれません。
クローラーの訪問頻度は、ページ数や更新頻度によって定まるのですが、ページのソースコードをすべてサーチエンジンのデータベースに格納するには、早いホームページでも2ヶ月、遅いホームページだと1年くらいかかっています。
すなわち、例えば全文リライトをしてしまうと、サーチエンジンのデータベースには、ちぐはぐな内容で格納されている状態になり、SEOとして低評価になっている可能性が高いです。
もちろん、時間をかけることによって、いつかはデータベースに完全に状態で格納されますし、低品質なページであれば、全文をデータベースに格納していたとしても、SEO効果を発揮することはできません。
そのため、当社では、リライト作業は最終手段であるとお客さまに紹介をしており、新規ページ作成時に、後からリライト作業が不要なくらい品質を意識していただいています。
まとめ
SEOの基本は、ホームページ運営の作業量と言っても良いでしょう。
しかし、適切な作業を行っていないホームページだと、SEO効果を発揮できることはありません。
多くの作業をホームページに行っているのに、なかなかSEO効果が出ない方は、当ページを参考に、運営法を変更してはいかがでしょうか。