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- 2022.06.11
ビングウェブマスターツールはグーグルが終わってからで良い
ホームページを制作したら、ビングウェブマスターツールを導入していますか?
マイクロソフトが提供する検索エンジンのビングがSEOのために提供しているツールになります。
このビングウェブマスターツールは、公開当初から利用するメリットはなく、グーグルサーチコンソールの改善が終わった後に対応するのをおすすめします。
ビングウェブマスターツールでできること
ビングウェブマスターツールは、ビングSEOのために必須のツールになっています。
グーグルサーチコンソールを利用した経験がある方であれば、非常に分かりやすいツールになっています。
基本的に、項目名は同じであるケースが多いですが、行えることは違います。
ただ、操作性などを加味すると、グーグルサーチコンソールのビング版だと認識して良いでしょう。
例えば、同じ機能で言えば、XMLサイトマップの送信やURL検査、最近であればSEO上の問題点も提示してくれます。
そのため、SEOにおいては重要なデータになっているので、必ずホームページ制作後に導入し、利用しなくてはなりません。
ただ、現在の検索エンジンシェアを見ると、グーグルとヤフーで大体検索シェアの9.5割程度を取っていて、ビングは1%未満になっています。
そのため、ビングウェブマスターツールの利用は、実はグーグルが提供するグーグルサーチコンソールの改善が終わってからでも良いでしょう。
グーグルサーチコンソールが最優先
ホームページを制作後に、SEOを行うのであれば、まず対策を取らなくてはならないのは、グーグルサーチコンソールです。
なぜかと言うと、現在のグーグルの検索エンジンプログラムはヤフーも利用しているため、グーグル対策イコールヤフー対策になるためです。
そのため、基本的にはグーグルサーチコンソールの改善が急務になっています。
そしてグーグルサーチコンソールの抱える問題点をあらかた改善できた後、ビングウェブマスターツールを活用して、問題点を改善していくのが良いでしょう。
グーグルを優先すべき
グーグルサーチコンソールと、ビングウェブマスターツールは、似たようなデータは提供してくれています。
しかし忘れてはいけないのは、グーグルとビングのそれぞれが提供しているのです。
そのため、例えばホームページのインデックスページ数を調査するにしても、データとしては同じ項目を提供してくれていますが、違ったツールであることを理解しなくてはなりません。
この違いを理解していないと、せっかくグーグルサーチコンソールで最適化した箇所をビングウェブマスターツールの改善によって再度エラーになってしまいます。
そのため、基本的にはグーグルサーチコンソールの邪魔にならないような対策が必要であり、慎重に対策を行うことで飛躍的に効果を高めれます。
グーグルサーチコンソールを使ったサイト運営は非常に大切です。
実際に弊社のホームページ制作では、まずはグーグルサーチコンソールだけを利用して、狙ったキーワードでの上位表示対策から始めます。
SEO分析は有料と無料で多く提供されていますが、その中で断トツに効果が出るのがグーグルサーチコンソールです。
そのため、ホームページを公開したらまずはグーグルを優先させることで、安定してSEO効果を出せるようになり、成果を得れるのです。
最近のビングの難易度が高いと思う
検索順位だけで言えば、最近のビングの難易度が高くなったように思われます。
弊社サイトであれば、時間帯にもよるのですが、朝早めの出社をして7:00ごろに掲載するとすべてのキーワードが100位以下になっています。
しかし、10:00ごろに計測した日はと言うと、実はそれほど低い順位ではなく、グーグルなどと一緒の順位になっています。
ただ、一緒の順位と言っても、少しだけビングの方が低いように思われ、昔のような簡単な検索順位の向上ができなくなっているかもしれません。
昔のビングSEOは、基本的には被リンクだけで上げることができていましたが、現在の状況を見ると、あまり効果がないのかもしれません。
ちなみにですが、ホームページを制作した複数の会社さまにおいても、弊社と似たような結果になっていて、少しビングの方が低い状態が多いです。
ビングユーザーは意外といる
なぜビングウェブマスターツールをご紹介したかと言うと、それほど多くはありませんが、ビングユーザーが意外といるためです。
弊社にお問い合わせをいただいた会社さまにヒアリングでご訪問したときに気が付きました。
代表者さまのデスク周りでヒアリングを行ったのですが、そこに設置されていたパソコンは購入時の設定のままでエッジを利用で開くとビングが表示されていたのです。
念のために、弊社へのお問い合わせもこのエッジから検索しましたと聞くと、そうだと言われていたので、ビングを利用したことが分かりました。
そのため、ホームページを公開後すぐには対策が不要だとは思います。
ただ、お問い合わせは1つでも多い方が嬉しいものになっているので、しっかりと対策を立てることをおすすめします。
残念ながら弊社はビングSEOの提供はしていないので、具体的な対策法は見えませんが、ホームページ制作実績や弊社サイトを見る限りはグーグルやヤフーと対策が変わらないと思います。
グーグルが終わったらビングウェブマスターツールを利用
上記のように、ホームページを制作したら、基本的には、グーグル中心でよく、まずはグーグル対策を行いましょう。
そしてグーグルが大体終わってきたら、次にビングウェブマスターツールを利用して問題点を改善するのが良いでしょう。
また、問題点を改善するまで不要だからと言って、ホームページを公開後に導入しないのはあまりおすすめではありません。
ビングウェブマスターツールにはURLとXMLサイトマップの送信機能が付いているので、これらの機能だけは利用しておくようにしましょう。
もちろん、これらを送信したくらいでは、上位表示はできませんが、しているといないでは検索順位が変わる可能性があるためです。
また、さらにはビングウェブマスターツールを利用したホームページの改善を行った際に、成果が出るまでの加速効果があるかもしれません。
推測ですが、やはり、404 NOT FOUNDエラーは例外として、まったく何もない状態よりも、何かしらの対策を行っていたほうが、認識が早まるように思えるためです。
もう一つのツール
ビングと言うよりも、マイクロソフトのツールになるのですが、もう一つ効果的なツールをご紹介します。
そのツールは、ヒートマップになっていてClarityというツールです。
弊社は現在は利用していませんが、ホームページ制作実績のクライアントさまの数社には提案をしています。
ヒートマップは、アクセス解析のように数値データで見るのではなく、実際のウェブ画面で確認ができます。
例えば、このリンクをクリックしたユーザーが何%いるや、ここまでスライドした訪問者が何人いるかなどになっています。
例えばスライド箇所が分かれば、どこに重要なコンテンツを配置すれば良いかが分かるので、適切なサイト改善が行えるようになるのです。
ビングウェブマスターツール同様にClarityも効果的なツールになるので、もし導入しても良いとお思いの方は、ビングウェブマスターツールと一緒に導入しましょう。