- -MEO
- 2021.11.06
キーワード調査と選定はブログの更新に不要
現在、多くの方がSEOのためにスタッフブログの更新を日々行っていると思います。
そしてこのスタッフブログの更新を行う際に、キーワード調査と選定が不要というのは、他のWeb制作会社やSEO会社と完全に意見が異なっており、あくまで弊社が考えるスタッフブログの運営法になっております。
スタッフブログの更新の際に、一般的に言われるのが、「ビジネスに関連する内容でページを作成する」と「ページを作成する前にキーワード調査と選定を行う」、「ユーザにとって質の高いページを作成する」の3点になっていると思いますが、「ビジネスに関連する内容でページを作成する」と「ユーザにとって質の高いページを作成する」については、弊社も同じ考え方をしているのですが、「ページを作成する前にキーワード調査と選定を行う」については、弊社では行わなくても良いという提案をしています。
このキーワード調査と選定は、スタッフブログの更新ネタに困った場合には、確かに利用することがあるのですが、しかしネタに困ってないうちから、わざわざ時間を割いてまで、キーワード調査と選定を行ったとしても、そのSEO効果はあまり変わらないと考えております。
グーグルの概念
キーワード調査と選定を行ったほうがSEOに効果的かどうかの説明の前に、グーグルの基本概念についてご紹介いたします。
グーグルの基本概念としては、「検索ユーザの検索キーワードに対して最も詳しいホームページを上位表示させること」になっています。
そのため、例えば弊社のホームページであれば、【Web制作 大阪】が上位表示をしたいキーワードになるのですが、このキーワードで上位表示するためには、Web制作について最も詳しいホームページである必要があり、これがSEOの基本的な考え方になっております。
もちろん、そこに被リンクやグーグルの認識なども含まれてSEOが判断されているため、単純に詳しいホームページであれば検索順位が上がるということはありませんが、しかしWeb制作会社が行うSEOでは、まずはこの詳しいホームページであることが最も重要で、そこにプラスアルファで少量の被リンク対策を行うことで上位表示を実現しております。
このようにSEOを実施されるお客さまがSEOの要素になる「ソースコードの記述法」や「被リンク数」など、さまざまな要素を検討する必要はなく、集客したいSEOキーワードでもっとも詳しいホームページを目指していただくことが大切で、これらを実現することで、自然と検索順位が高まり御社の期待を超えるホームページとなるのです。
キーワードが検索されているかは関係がない
上記が基本的なグーグルの概念になっているのですが、作成するページは基本的には、トップページで上位表示を行いたいキーワードに関連する上位表示キーワードを定めてページ作成を行います。
例えば、弊社であれば【Web制作】になってくるので、【Web制作】に関連するキーワードでどんどん質の高いページを作成していくことが重要になり、その時に実際に検索されていないキーワードを上位表示キーワードと定めても問題はないと考えております。
その理由は、もちろん作成したページが上位表示を行っても、そもそも検索者数がいないため、そのページ自体に検索からの訪問者を集客することはできませんが、しかしトップページにおいては、そのページの効果により検索順位を高めることができるのです。
この基本ベースの考え方は非常に大切になっており、SEOを行われるすべての企業さまが理解をする必要があると思っており、この考え方をしっかりとマスターすることによって、御社のトップページのSEOは成功すると考えております。
具体的にこの考え方をしっかりと理解されて、もっとも成果が出たホームページは、弊社のWeb制作実績のANA・JAL株主優待即納サービスになっており、現在こちらのホームページは狙ったキーワード以上のキーワードでトップページのSEOに成功されております。
ただし、スタッフブログのSEOキーワードがほとんど検索されていないキーワードを定められるため、スタッフブログ自体の集客力はほぼありませんが、それを補うくらいトップページのSEO力が高いホームページとなっております。
インデックスしてくれなければ意味がない
Web制作が終わった後のSEO作業においてページ作成が必要だということはご理解いただいたと思いますが、実はこの作成されたページはグーグルが独自の判断で価値の有無を判断しております。
そのため、仮にキーワード調査と選定を行って、自分では非常に良いページを作成したと思っていても、実はグーグルが、このページは価値が低いからインデックス未登録にするという処理を行ってくることがあります。
そしてこのインデックス未登録には、「クロール済み - インデックス未登録」と「検出 - インデックス未登録」の2つがあり、それぞれで改善法が少し異なるのですが、しかし共通しているのは、どちらもグーグルの検索結果に表示されないページになっている点になります。
そのため、キーワード調査と選定に時間をかけて、苦労をしてページを作成しても、インデックス未登録になってしまうと、そのページのリライトや削除を行う必要があるため、スタッフブログの更新効率で考えると、キーワード調査と選定は、非常に効率の悪いものであると言わざるを得ないのです。
正確なデータではない
そしてさらに、弊社がページを作成する際にキーワード調査と選定を行う必要がないと考えている理由に、このキーワードを調査と選定するためのツールの正確性に問題があるためです。
このキーワード調査と選定では、グーグルが提供するデータをまとめてくれるラッコキーワードとグーグルキーワードプランナーを利用することが一般的になるのですが、実はこれらツールで表示されているキーワードを使って、ページを作成して仮に上位表示ができてたとしても、想定アクセス数と大幅に異なることが一般的です。
例えば月間の検索回数が10回程度と表示されたキーワードで記事を作成しても、実は200や300人も訪問者を集めるページになるなど、このキーワード調査のデータは正確性に欠けるデータとなっております。
そのため、Web制作や運営にこれらのツールは必要ないとは言えませんが、実際にその業界で働かれているお客さまの感覚でページを作成してもあまり結果は変わらないと考えており、キーワード調査に時間を使うくらいであれば、その記事ページをしっかりと作り込むことに注力いただければと思います。
ただし重複コンテンツは駄目
このように基本的には弊社では、Web制作後のスタッフブログの運営においては、キーワード調査と選定は不要であると考えておりますが、ただ一点だけ注意点があり、それは重複コンテンツにならないように記事作成を行うことになっております。
ページタイトルは異なるけれども、そのページの一部あるいは全部が、表現は異なるけれども、結局書いている内容が似ているAとBのページがあった場合に、グーグル側でAとBのページに対して、カニバリゼーションと言われる重複コンテンツとしての認識を行っております。
そしてこのAとBのページがカニバリゼーションだと認識されてしまうと、1組の組み合わせであればそれほど影響がないのですが、その数が多ければ多いだけ、ホームページ全体でマイナス評価を受ける可能性があるのです。
このカニバリゼーションは、ページ数が多いホームページであればあるほど発生するものになっていて、スタッフブログの更新を行われる際には、必ずこのカニバリゼーションが発生しないように意識する必要があります。
そして、キーワード調査と選定を行っていない場合は、ページタイトルはもちろん、本文でもカニバリゼーションが発生する可能性が高くなるため、キーワード調査と選定は不要ですが、このカニバリゼーションだけは発生しないように意識していかなくてはなりません。
時間の有効活用
上記のような点から、弊社では「キーワード調査と選定を行ったとしても、そのキーワードが本当に利用されているのかが分からない」や、「グーグルからインデックス未登録処理をされる」、さらには「そもそもページを作成しても上位表示ができていなければ成果が出ない」という3つの点から、スタッフブログの更新を行う際に、キーワード調査と選定は不要であるとお客さまにご説明をしております。
そしてこのキーワード調査と選定を行うにあたり、例えばその調査と選定時間が1記事あたり10分かかるとすれば、その10分をそのページの質を高めるための時間に当てることの方が、現在のWeb制作やSEOにおいては重要になっております。
もちろん、キーワード調査と選定を行うなと言う話ではなく、あくまで弊社のこれまでの経験からは、キーワード調査と選定は時間がもったいないと考えているだけになっており、キーワード調査と選定に時間を使うよりも、そのページの質を高めることの方が重要であると考えております。
ただし、ウェブマスターがいるような大きな会社あるいはホームページの運営に人員を割けるような会社であれば、時間も十分に取れるため、キーワード調査と選定を行ったほうが効果が出る可能性は高いかもしれません。