- 2022.02.09
ブログの更新代行を受けたホームページの事例と効果
ホームページ制作実績のクライアントから、ブログ更新代行依頼をいただきました。
前提として、当社はホームページ制作後の運営の丸投げはお受けしておらず、原稿作成自体はウェブマスターにお願いしています。
ただ、創業当初にホームページ制作を依頼いただき、これまで長くお付き合いをさせていただいて、特例で受けることとしています。
ホームページ制作会社が行うブログ更新の難しさ
当社はホームページ制作は専門家ですが、御社や業界は素人と大差ない知識量しかありません。
もちろん、まったくの素人ではなく、お客さまが上位表示を狙うキーワードでは、どういったコンテンツが必要かなどは提案が可能です。
ただ、原稿を当社が書くとなると、御社が作成する3倍ほどの時間がかかります。
と言うのも、ホームページ制作後に、最も多いのがSEOで効果を出す提案で、SEOは量と質の両方が重要で、量だけなら何とかなりますが、質までは対応が不可能です。
基本的には、ホームページ制作と、どんなタイトルの新規ページ作成を行うのか、スケジュールはどうなるかまでは策定が可能ですが、実作業はお客さまにお願いします。
ただ、当事例は、創業当初にホームページ制作を依頼いただき、10年以上の付き合いがありました。
すでにソーシャルメディアとリスティング広告での集客で、成果を出していたのですが、広告予算削減を目標にSEOをしたいと言われました。
当初は、新規ページ作成法をレクチャーしたのですが、原稿も依頼したいと言われています。
もちろん、先述もしている通り、当社は業界に対しては素人で、当然1ページの料金も結構割高ですが、それでも任せたいと言われ、依頼を受けることとしました。
ホームページ制作後のブログ運営計画
具体的に、どんな計画でブログ運営を代行したかを紹介します。
基本的には、通常のホームページ制作案件で、クライアントへ提案している内容と同じです。
毎日1ページ作成スケジュール
毎日1ページを作成するスケジュールを立てました。
もちろん、単にクライアントへ報告するだけではなく、エクセルに記載した100日分のスケジュール表を提案しています。
このエクセルに記載した内容は、以下になります。
- タイトルタグ
- URLアドレス
- 上位表示ワード
なぜ、こんな面倒くさいことを行うかと言うと、50ページ目くらいまでは順調にネタが思いつくと思いますが、100ページが目標でありネタ切れ対策です。
当社の専門分野ではなく、お客さまのサポートも受ける必要があり、小出しで相談するよりも、まとめて相談したほうがスムーズな運営が可能です。
そのため、依頼をいただいて、最初のころは何度か電話をさせていただき、まずはエクセル作成に全力で取り組みました。
もちろん、100ページを作成した後もエクセルは更新し、100ページ単位での計画立案を行っています。
原稿作成
上位表示ワードが定まっていて、事前調査は比較的簡単に行えます。
実際に検索を行ってみて、上位10ページを閲覧するだけで、その中でも特に良さそうなページをピックアップし、エクセルにメモしていきました。
参考URLを見ながら、原稿作成を行っていきました。
その際に注意点があり、原稿をパクるわけではなく、よさげなコンテンツをピックアップして、自分流にリライトを行うことです。
ホームページ制作のデザインと同様の考え方になり、参考にしながら記事を書けば、良質なコンテンツ作成が行えます。
コピー&ペーストで丸パクリしてしまうと、検索エンジンにバレて、SEOで大きなマイナス評価を食らいます。
そのため、あくまで参考に記事を書くにとどめ、絶対にパクってはいけないと注意を払う必要があります。
問題ページの発見はクライアント
スケジュールに則り、原稿作成を継続して、月に1度クライアントにグーグルアナリティクスとグーグルサーチコンソールのチェックをお願いしました。
訪問者数が少ないやSEO効果が弱い、平均エンゲージメント時間が少ないページを発見し、問題のありそうな箇所のリライトです。
リライトまでは時間が足りず、お受けができず、ここだけはクライアントウェブマスターにお願いしました。
ブログ運営をお受けしたホームページの成果
最後に効果を紹介します。
結論としては、広告予算が月額50万円から35万円まで削減に成功しています。
SEO目的で新規ページを作成していると、もともと広告の出稿をしていて、予算がかかっていたキーワードを削除できたからです。
そのため、クライアントも非常にお喜びをいただきましたが、もう二度とブログ運営代行は受けたくないと思っています。
と言うのも、原稿作成も何か仕入れがあるわけではなく、作業時間で見積書を用意します。
普通にかかる時間をベースに提案をすると、もちろん、ライターがいるようなホームページ制作会社は別ですが、絶対にクライアントが思うような予算にはなりません。
そのため、受けないと駄目な場合は、少し安めの見積書を用意する必要があります。
ただ、値段を安くすると、当然当社の負担が大きくなってしまいます。
そのため、今後ライターを雇用すれば別かもしれませんが、現状では予定もなく、お客さまに運営をお願いしたいと思います。
もちろん、どんな原稿を作成していけば、SEOやソーシャルメディアで効果を出せるかはしっかりとアドバイスするため安心ください。