- 2022.08.06
ホームページ制作のチェック体制は発注後すぐに構築
ホームページ制作は、業者に任せきりにしていませんか?
もちろん業者もしっかりと対応はしていますが、やはりクライアント自身でもチェック体制は持つべきだと思います。
そこで今回は、ホームページ制作を発注後、お客さまがチェック体制を持つメリットやどのように構築すれば良いかを紹介します。
ホームページ制作後のチェック体制
ホームページ制作を発注したら、公開されて運営が開始されるまでにお客さまは、主に原稿作成や画像、納品物のチェックの3つの作業があります。
そして原稿作成や画像は比較的容易に用意ができますが、なぜかほぼすべてのホームページ制作では、チェックが非常に曖昧なケースが多いです。
もちろん、ホームページ制作会社を信頼してくれているという意味では非常にありがたいですが、当社の場合は小さな業者であり、確認が不十分なケースもあり得ます。
例えば、パソコンであれば、ウィンドウズ2000でウェブブラウザもクロームとファイヤーフォックス、エッジ、オペラで確認すれば大丈夫でしょう。
パソコンで別のOSになるマックは、少し文字サイズが大きくなる程度で、意識すれば、よほどでない限りはレイアウト崩れは発生しません。
ただ、問題はスマートフォンで、現在日本で主流のスマホOSはアップルとアンドロイドがありますが、アップル系は最も小さなSEに合わせれば、基本は他の媒体でも大丈夫です。
問題はアンドロイド系携帯になり、こちらは非常に多くの種類が発売され、当社は小さなホームページ制作会社でありすべての確認は不可能です。
もちろん、これまでの経験から、レイアウト崩れが発生しないよう努力はしますが、実機がないとやはり不安は残ります。
そのため、もしクライアントがアンドロイド携帯を持っている場合は、必ず確認いただくことで、より安心で安全な公開を行えるようになります。
このように、単に業者に任せきりにするのではなく、クライアント自身でもしっかりと行う必要があり、そのために依頼後には必ず体制の構築が必要と言えます。
では、具体的にそれ以外にもさまざまなポイントがあり、どんな項目があるかを紹介します。
ホームページ制作後にチェックする項目
クライアントが確認する内容を紹介します。
レイアウト崩れ
もっともメジャーな箇所でレイアウト崩れがあります。
せっかく制作したホームページでもレイアウト崩れが発生していると、それだけで離脱率が高まり、成果を追求できない可能性があります。
そのため、パソコンやスマホ、タブレットで、できる限り多くの媒体で確認していくことが重要です。
もちろん、お忙しいウェブマスターでは、手間がかかり面倒と感じるケースもありますが、ユーザーが見たときにウェブデザインやレイアウトが崩れていないかは最低限必要な処置です。
一般的には、20ページ前後で、1度だけの作業だと思い、気合を入れて行いましょう。
ウェブシステム箇所
一般的なコーポレートサイトであれば、問い合わせフォームくらいです。
ただネットショップだと、訪問者になりきって、マイページの利用感やメールマガジンの登録などの確認が必須です。
もちろん、サンキューやユーザーに届くメールなどのチェックも含めて行うようにすれば、完璧な状態での公開へと繋がります。
ただ、一般的にはウェブシステムについては、パソコンで正しく動作していれば、スマホやタブレットでも問題があるケースはあまりありません。
管理画面
非常に、ごく稀に携帯電話で更新業務をされるクライアントもいて、その場合は管理画面もチェックしましょう。
昨今で言えば、ワードプレスの実装が当たり前で、使用感を確かめて、業者が直せるポイントは直しておくのが無難です。
ただ、ワードプレス自体が管理画面をパソコンを想定し、大半の場合で改善は難しいと思われ、どうしてもスマホで更新をしたい場合以外は、あまり気にする必要はありません。
ただし、フルスクラッチシステム開発の場合は、スマホ対応が必要であれば、仕様に組み込まれていると思い、しっかりと確認しましょう。
正しいチェック体制でホームページはより効果的に
ホームページ制作を発注時にクライアント内でチェック体制を構築することで、より安心で安全な公開作業になります。
これまでの経験から言えば、基本はテストアップ完了後に、まず業者のウェブディレクターが確認作業をし、クライアントフェーズは、ほぼストレートに公開へと進むことが可能です。
そのため、そこまで大変な労力は必要がないと思われ、やっていないことで、万が一レイアウト崩れが発生していたら、無駄な予算が必要になるかもしれません。
業者は基本的には公開後、1ヶ月以内であれば無料対応してくれますが、2ヶ月目に突入すると有料対応になります。
1回限りの作業だと思い、しっかりとした確認作業を継続することが推奨されます。
クライアントも業者も、後から小出しであれもおかしい、これもおかしいとなってしまうのは、手間がかかって仕方がないです。
公開直後に確認作業を行い、より良い状態でリリースしましょう。