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- 2022.06.12
コーディングでどれくらいSEO効果が変わるか
コーディングとは、ホームぺージを構成するファイルに、コードを書き込むことを言います。
このコーディングは基本的には、HTMLやPHP、Java Scriptなどの作成を行うことを言います。
実際に弊社はコーディングとSEOは密接であると考えているのですが、どれくらい効果が変わるのかについてご紹介をします。
コーディングはSEOだけではない
HTMLコーダーやWebプログラマーは、SEOだけを意識してコーディングを行えば良いと言うものではありません。
もちろん、SEOを意識するのは必要ですが、最優先すべきはユーザーの見た目です。
ホームページ制作は、まずはウェブデザインを作成して、お客さまの承認をいただいてから、コーディング、すなわちホームページ制作を行います。
そしてこのウェブデザインとコーディング後のホームページが1pxも狂いがないことをピクセルパーフェクトと呼び、ピクセルパーフェクトをしっかりと行うことが大切です。
特に、ホームページにおいては、ウェブデザインであればJPGになるので誰が見てもレイアウトが崩れませんが、ホームページはブラウザやOSによって崩れる可能性があります。
これらを回避することはSEOよりも大切で、まずはピクセルパーフェクトを完璧に実施しなくてはいけません。
SEOを意識したコーディング
昔であれば、タグの使い方が文法通りかどうかが非常に大切でした。
しかし年々グーグルなどの検索エンジンのページ認識力は高まっていて、多少のタグの記述ミス程度であれば、正確に判断をしてくれます。
ただし、だからと言ってタグの記述ミスが多いと、正しく判断されるかどうかは運、すなわち検索エンジン次第になってしまいます。
そのため、タグの記述ミスは絶対に行ってはなりません。
このタグの記述に間違いがないと、ページの情報を正確に認識してくれるだけではなく、実はクローラビリティーも高まります。
クローラビリティーとは、ホームページに無数あるウェブページへの巡回効率を言います。
例えばAのページを見るだけで検索エンジンはそのホームページから出てくるのではなく、そこからリンクされているBのページもチェックします。
このようにリンクを辿り、検索エンジンはさまざまなウェブページを情報収集してくれて、現在のSEOを考慮したコーディングは、クローラビリティーが8割と言っても過言ではないです。
SEOを意識したコーディングとは、検索エンジンの巡回効率を高めることを言うので、これからコーディングを学ぼうとお考えであれば、リンクの張り方を中心に学ぶのが先決です。
意識してないホームページ
では実際にホームページはお見せできませんが、意識していないホームページの状況をご報告します。
それは弊社のホームページ制作実績にあり、ご要望自体がSEOは不要で、別に集客ルートが明確なので、そこで集客をしたいと言うことです。
もちろん、今後のことを考えて、SEOが必要になった時に対応ができるようにスタッフブログ作成を提案しましたが、却下されてしまいました。
では、現状の検索結果からの訪問者数はどれくらいあるかと言うと、かろうじて社名検索で上位表示ができているくらいです。
ただ、社名検索も、実は求人系ポータルサイトに負けていて、1位表示ではありません。
もちろん、弊社では手を抜いたわけではないのですが、やはりクローラビリティーを高めても、ページ数が増えないやもともとのページ数が少ないとそれほど効果はないようです。
お客さま自身が現状でも高い満足をされていて、求人ポータルから集客をして、そこでエントリーをしてくれるので、現状で良いと判断をされているので提案はしていません。
意識したホームページ
では、次に意識したホームページの効果をご紹介します。
行ったことはクローラビリティー対策と、新規ページ作成ができるよう更新システムの搭載、さらには文法エラーをすべて解消になっています。
ホームページ制作実績のANA・JAL株主優待即納サービスになっていて、現在、1日に300人から400人程度を検索結果から集客できています。
ただ、300人から400人の集客は、弊社事例としては、それほど多くないのですが、しかしこのホームページの凄いところは、トップページの上位表示率です。
計測キーワードが日に日に増えていて、現在では重要になるであろう100以上のキーワードで1位から3位に表示されています。
下層ページについては、確かにクローラビリティーが高いので、トップページを高めるためには効果を発揮していますが、残念ながらそこまでの集客力はありません。
その理由はスタッフブログで更新する内容が影響しています。
株主優待券に関するノウハウを公開して欲しいと打ち合わせでは話していたのですが、実際に株主優待券ノウハウはそれほど多くありません。
そのため、記事作成を10記事程度行ったところで、ネタ切れになってしまったのです。
その際に、ANAやJALの株主優待券を利用するユーザーはどういう人かと考えたときに、飛行機に乗って他府県に行くユーザーであると考えました。
であれば、他府県の観光スポットや、お客さまが実際に出張に行ったときの情報を配信しようと考えたのです。
そのため、そもそもの検索ユーザーが少ないような内容のページが多く、下層ページでは上位表示ができていたとしても集客力はないのです。
代わりにクローラビリティーを高めて、個々のページの存在をグーグルが把握しているので、関連ページ数が多いトップページとなり高い評価をされています。
これがSEOを意識したコーディングの力であり、もちろん更新内容は厳選しなくてはいけませんが、本当に高い成果を得ることが可能なのです。
SEOはWebサイト制作会社の腕の見せ所
あくまで弊社の考え方ですが、現在のSEOは、更新内容が重要であると言われています。
ただ、これまでのホームページ制作実績を見てきた限りで言うと、それほど重要ではないと考えています。
もちろん、トップページで上位表示を狙うキーワードやビジネスに関連する内容であるのは大切です。
しかし、本当に大切になるのは、ホームページ制作時にSEOを意識したコーディングの実施と、お客さまがサイト運営を継続し続けることであると思います。
ここでSEOを意識していないとせっかくお客さまがサイト運営を行っても、新規ページがグーグルに認識されずSEO効果を得れません。
逆にSEOに強いホームページを制作しても、運営をしなければ、クローラビリティーが高いだけで、情報量が高く効果を出せません。
そのため、SEOで上位表示ができるかどうかはWebサイト制作会社の腕の見せ所であると思っています。
現在はコンテンツが大切だと言うのはその通りです。
ただそのコンテンツを正確にそして正しく認識してもらうにはコーディングが必要になるのです。