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- 2022.07.14
SEO効果を出すためにホームページ制作時にクローラーの巡回効率を意識
SEOは基本的には、コンテンツ内容やサイト運営で効果を発揮します。
しかしホームページ制作手法すなわちコーディングやウェブデザイン段階は関係が無いかと言うと決してそうではありません。
実はSEO効果を最大化させるためにホームページ制作時にはクローラーの巡回効率を意識することが非常に大切になるのです。
巡回効率を高めるメリット
検索エンジンは、プログラムを利用して、自動的にホームページの情報を収集し、検索エンジンのデーターベースに格納しています。
そしてこの情報収集プログラムの名称をクローラーと言い、このクローラーは、URLをベースにホームページを把握しています。
そのため、例えばトップページのURLを把握すれば、トップページを何度も見に来てくれるのですが、その他のページについては、内部リンクを使って移動しています。
この内部リンクを適切に利用することで、クローラーはホームページにあるすべてのページを認識してくれるようになっているのです。
もちろん、グーグルサーチコンソールやビングウェブマスターツールを使えばXMLサイトマップの送信やURL検査などの機能で直接グーグルにURLを伝えれます。
ただ、これらの施策は100%かと言うとそうではありません。
そのため、ホームページにあるすべてのページを認識してもらうには、ホームページ制作時すなわちウェブデザインやコーディング時に巡回効率を高める必要があります。
この巡回効率を高めることで、ホームページにあるすべてのページが認識されるようになっております。
では、なぜホームページ制作時から巡回効率を高める必要があるのかをご紹介します。
関連性が向上
検索エンジンは、ホームページのページを見て、このホームページはどういった内容について書かれているかを判断しています。
そしてその判定結果がトップページの検索順位に大きな影響を与えています。
もちろんトップページだけではありません。
カテゴリーのトップなどもこの関連性で検索順位が決定しているのです。
Webサイト制作会社やSEO業者から、ビジネスに関連する内容で、スタッフブログの更新をして欲しいと言われた経験がある方は多いと思われます。
このビジネスに関連する内容と言うのは、関連性を高めることを目的としているのです。
そして新規ページを作成したとしても、そのページを検索エンジンが認識するのが遅かったら、関連性が高まるのも当然遅くなってしまいます。
さらに、見つけてくれれば良いですが、ドメインの評価が低いと最悪のケースいつまでたっても見つけてくれないのです。
そうなってしまうと、ただあるだけのページになってしまうため、ホームページ制作時からクローラビリティーを高める必要があるのです。
すべてのページが検索結果に表示
上記と少し内容が似ていますが、現在の検索エンジンは、公開すればすべてのページを検索結果に表示してくれるわけではありません。
そのため、検索エンジンが見つけてくれなければ、当然そのページが検索結果に表示されることがないのです。
例えば、当記事であれば、巡回効率に関するキーワードで上位表示を狙っております。
しかし、このページを検索エンジンが見つけてくれなければ、上位表示は不可能ですし、さらに言えば検索結果にすら表示されないのです。
そうなってしまうと、せっかく当ページを作成したのに流入元が内部リンクしかなくなってしまいます。
これらの目的を達成するためにも、クローラビリティーの高いコーディングが必須になっていて、検索エンジンに当ページを見つけてもらうための対策が必要になるのです。
どうすればクローラービリティーが高まるのか
では、実際にどのようにウェブデザイン作成やコーディングを行えば巡回効率すなわちクローラビリティーが高まるのかをご紹介します。
タグの記述ミスを減らす
まずタグの記述ミスはできる限りなくしましょう。
検索エンジンはタグの記述ミスは理解できる範囲で修正してデーターベースに格納していますが、あまりにも多い場合は、このホームページはミスが多いと認識します。
そうなってしまうと、クローラーの訪問頻度が落ちる可能性が出てきてしまいます。
どんなにクローラビリティーを最適化していたとしても、訪問頻度が低いと、巡回効率が高いとは言えません。
あくまで理想で言えば、ウェブ標準すなわちHTML Living StandardとCSS4の記述を適切に行うことが重要になっています。
ただし、現在の検索エンジンはタグの記述ミスに対するカバー力は本当に高いです。
そのため、少しくらいミスがある程度であれば、まったく問題なくクロールしてくれます。
内部リンク順序をしっかりとする
検索エンジンは、ソースコードの上から順番に内部リンクを利用しています。
実際に生ログなどを見てみると、ソースコードの一番上のリンクを利用して別ページに移動しているため、その下にあるリンクはまた別の機会に訪問をしています。
このようにページ上部であればあるほど、実は内部リンクを利用してくれるケースが多いので、しっかりと重要リンクはページ上部に配置しましょう。
また、内部リンク数が多いのも考え物になっていて、内部リンクがあるたびに移動されてしまうので、そのページを完璧に認識するのに時間がかかってしまいます。
そのため、基本的には適切な量設置することが重要になっていると理解をしなくてはなりません。
地味に重要な要素になっているのでしっかりと対策を立てて行いましょう。
また、基本的には重要なページを作成したらトップページから内部リンクを行うことが大切です。
検索エンジンもトップページがもっとも重要だと認識しているので、トップページの訪問頻度が高いです。
そのため、訪問頻度が高いトップページからの内部リンクであればクローラビリティーは最大化され、そのページは間違いなく認識されるようになるのです。
グーグルサーチコンソールの利用
最後にグーグルサーチコンソールを利用しましょう。
グーグルサーチコンソールはSEOにおいて非常に重要なツールであるため、ホームページを制作したら必ず導入するツールになっています。
クローラビリティーのために利用するのはXMLサイトマップの送信とURL検査です。
XMLサイトマップを送信することで、グーグルにすべてのウェブページURLを送信ができます。
またURL検査では、そのページのアドレスを送信すれば、グーグルが優先的に見てくれるようになります。
これらを行えば100%とは言えませんが、上記の対策と併せることで、90%以上は認識してもらえるようになります。
また、グーグルサーチコンソールだけではなく、ビングウェブマスターツールでも同様の対策を行うことで、ビングSEOにもなるのです。
重要なのは内部リンクの充実
このクローラビリティーを高める対策として、本文内に内部リンクを設置をしっかりと行うようにすることが大切です。
実はこの内部リンクの設置は単にクローラビリティー対策だけではなく、グーグルサーチコンソールのクロール済み - インデックス未登録対策にも効果を発揮します。
実際に当社サイトを例にすると、当社はもともと、クロール済み - インデックス未登録が100以上ありました。
そのため、内部リンクを各ページに掲載していくことで、現在では50前後に収まっております。
更に当社の場合は、検出 - インデックス未登録の数も0になっているので比較的優秀な部類のホームページであると自負しております。
これらは間違いなく内部リンクの効果になっていて、毎日しっかりと内部リンクができる箇所を探して該当ページに行えば、御社も必ずそうなります。
ここで大切になるのが、コンテンツ箇所からの内部リンクです。
これらを行っていれば御社サイトは、クローラビリティーも高まりますしさらにはクロール済み - インデックス未登録も解消されるため、さらにSEO効果を出せるようになります。
クロール済み - インデックス未登録の改善法についてはリンク先ページで詳しくご紹介をしております。
クローラビリティーを考えたホームページ制作とサイト運営
上記がクローラビリティーすなわちクローラーの巡回効率を考える重要性になっております。
このクローラビリティーは、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトのビングなどの検索エンジンが、関連性を意識すればするほど、重要度が増してきます。
そして近年、検索エンジンは関連性の重要性を増していると思われますので、非常に重要な要素になっております。
そのため、ホームページ制作時はもちろん、サイト運営時にもおいてもしっかりとクローラビリティーを高める必要があります。
すでにホームページ制作を行っていて、予算を抑えたいとお考えの方は、内部リンクを充実させながらクローラビリティーを高めるようにしましょう。