- 集客
- 2022.06.28
コンテンツマーケティングの基礎知識
コンテンツマーケティングと言われる手法をご存知でしょうか。
コンテンツマーケティングとは、オンラインとオフラインに関係なく、自社情報を拡散する手法になっています。
今回はホームページ制作後に、クライアントさまに提案するコンテンツマーケティングについてご紹介をいたします。
コンテンツマーケティングとは
当記事は、初めてホームページ制作を検討されていて、ほとんどインターネットに対して知識がない方を対象にしています。
当社のホームページ制作では、一般的にはあまり知識をお持ちでない方からのご相談が多くなっております。
それらのクライアントさまに、コンテンツマーケティングを提案する際に、お話する基礎知識の内容でご紹介をいたします。
詳しい方には、物足りない内容かもしれませんが、ご了承ください。
コンテンツマーケティングとは、従来の営業手法は売り込みを行い、顧客に購入を促す手法が一般的でした。
しかし、この売込み型の営業は限界ができており、代わりに出てきたのがコンテンツマーケティングです。
コンテンツマーケティングは、基本的には顧客が知りたい情報を、さまざまな手法で配信する対策になっています。
そのため、売り込まなくても、探している方が見つけてくれるので、御社は自社商品やサービスの売り込みを行う必要はありません。
ただし、その際に一点注意点があり、どの手法を行うにしても、質が大切になっています。
例えば、一例ではありますが、御社がセミナーを開催したとします。
そのセミナー内容が、誰でも知っている内容であったり、さらにはセミナー参会者にまったく響かなければ、成果に繋がるケースはありません。
このように、コンテンツマーケティングは、自社商品やサービスを売り込む必要はありませんが、従来のような営業よりも、より高品質なページが必要になっています。
自社商品を売り込む場合は、基本は1対1で対面をすると思います。
ただ、コンテンツマーケティングにおいては、1対多数になっているため、その分、原稿作成のハードルは上がっております。
上記がコンテンツマーケティングの基本的な考え方です。
では、実際に当社があまりインターネットに詳しくないクライアントさまのホームページを制作した後に提案するコンテンツマーケティングをご紹介いたします。
具体的な対策法
コンテンツマーケティングの具体的な対策法をご紹介します。
ただし、すべてを網羅するのは不可能ですので、当社が一般的に提案するコンテンツマーケティングに限定をしております。
以下を参考に、自社でできる対策を想像し、適切に対策を行いましょう。
コンテンツSEO
当社は、SEOに強いホームページ制作を売りにしていて、すべての会社さまにコンテンツSEOを提案しています。
コンテンツSEOでは、基本的には良質なページ作成が大切になるのですが、しかし、作成するページにコツがあります。
まず基本的には、ユーザーのためページを作成していきますが、その際に類似コンテンツやカニバリゼーションを発生させないことがコンテンツSEOの基本です。
例えば、自社サイトはもちろん、ライバルサイトから原稿をコピーすると類似コンテンツに当たります。
自社サイトであれば、多少グーグルは無視してくれますが、他社サイトの場合は、1ページ丸々コピーした原稿であっても、スパム行為としてペナルティーを受けるリスクがあります。
このように、基本的には類似コンテンツ対策として、例えば、AとBのページで同じ文章を書く場合もコピーペーストはいけません。
必ず、それぞれのページを自分の言葉で記述していく必要があり、自分で書いたうえで類似した場合は問題がないと思われます。
次に、コンテンツSEOでもっとも厄介なのがカニバリゼーションです。
このカニバリゼーションでは、基本的には独自ページを作成しても発生してしまうリスクが存在しており、単語が違ってもニーズが同じだと発生します。
例えば、「Webサイト制作学習法」と「ホームページ作成勉強法」と言うタイトルでページを作ったとします。
キーワードとしては、100%異なるキーワードを使っているのですが、しかしユーザーニーズで見たときには同じであり、カニバリゼーションが発生します。
そのため、言葉の入れ替えはほとんど意味がないと理解をして、同じニーズのページを作らない方が良いでしょう。
ただし、このカニバリゼーションは、結局のところ、ドメインパワーで評価されていると思います。
ドメインが強ければ、ニーズが違うページを作っていれば発生しません。
ただ、ドメインが弱いと、まったく違うページを作っていたとしても、発生してしまうリスクもあり、ドメインパワーが弱いうちは気にしない方が良いと言えます。
また、検索エンジンのグーグル自体も、カニバリゼーションはSEO評価を下げるけれども、多少は問題がないと発言をしております。
コンテンツSEOは、カニバリが非常に難しいですが、成果を出せれば飛躍的に検索からの訪問者数や成約数を伸ばせるため、しっかりと検討をした上で対策を取りましょう。
セミナーの開催
リアルはもちろんですが、昨今は、コロナの影響からZoomなどの動画配信サービスを利用したセミナーが多いでしょうか。
開催日時を、適切に告知していれば、見込み顧客から御社の話を聞きに来てくれます。
ただ、実際にこのセミナーでは、営業担当者ならできるだろうと安直に考えてはいけません。
有益な情報を配信する必要があり、さらには1対1ではなく、1対多数になっていると理解をして、適切な人材に依頼するのが良いでしょう。
気を付けるべき営業4点です。
- セミナーの告知場所
- 開催日時
- セミナー内容
- レジュメ
- セミナー終了後の営業
セミナーの開催は、確かに見込み顧客が多く参加してくれますが、告知が不十分であると、参加申込者数を集めることができません。
そのためには、告知方法をしっかりと検討したり、さらには開催日時の選定をしっかりと定めるようにしましょう。
また目的は成果です。
セミナーの話す内容やレジュメなどをしっかりと定め、ユーザーに役立つ内容にして、成約率を高めなくてはなりません。
最後に、セミナー参会者は勝手にサービスを申し込みしてくれるわけではありません。
しっかりと終了後にお礼メールをしたり、アポドリを行って営業をかけなくてはならないのです。
上記をどれくらいの完成度で実行できるかがセミナーの効果と言っても過言ではなく、適切に対策を取れば、必ず効果を出せるようになります。
ソーシャルメディア
ソーシャルメディアとは、ツイッターやフェイスブック、インスタグラム、ライン、グーグルビジネスプロフィールなどの総称を言います。
ソーシャルメディアの最大の魅力は、検索結果ページだけでは集客ができなかった見込み顧客をホームページに集客できます。
さらには、ソーシャルメディアで良質な投稿をしていれば、実は社名の認知度が向上して、社名検索者数も増えるのです。
また、更新自体も、実はそれほど時間がかかりません。
- 各ソーシャルメディアで検索を行いニーズ調査に5分
- 投稿内容を検討して原稿や画像の準備に5分
というように、慣れてしまえば10分で1投稿が完成いたします。
この投稿内容のニーズ調査は非常に大切です。
社名を覚えてもらったり、URLを投稿したときの効果を最大化させるには、フォロワーすなわちファンを多く獲得しなくてはなりません。
そしてこのファンを獲得するためには、ユーザーが求めている情報で、さらには御社のノウハウを打ち出した内容である必要があります。
そして、その効果測定も非常に分かりやすくなっていて、御社の投稿が正しいかどうかは、フォロワー数を確認するだけで良いのです。
そのため、どんなに投稿をしても、なかなかフォロワー数が増えない場合は、投稿原稿を少し変更してみたり、画像の貼り付け方を変えるなどで、高い効果を発揮でいます。
実際に、ホームページ制作後にソーシャルメディアを提案しても、なかなか調査を嫌がる企業さまも多いです。
ただ、調査は必須であると理解をして、対応するようにしましょう。
無料ブログ
2010年ごろは無料ブログを喜んで利用していた企業も、最近は一切利用しなくなりました。
その理由は、SEOにおける被リンク効果が、非常に弱くなったと思われます。
しかし、コンテンツマーケティングにおいては、無料ブログの活用も重要です。
昨今、オウンドメディアと言われるホームページがあり、単純に言えば、自社サイトとは別に、自社ビジネスに関連するブログ形式のホームページを言います。
このオウンドメディアを制作すれば、本体サイトだけでは集客ができなかった見込み顧客を集客できます。
オウンドメディアは基本的には独自ドメインで運営されます。
しかし無料ブログでは、そのサービスを提供している会社のドメインを利用するのです。
そして、一般論としては、独自ドメインよりも無料ブログの方がSEO効果を出すのが難しくなっています。
しかし使いようです。
例えば当社が良く閲覧するWebサイト制作会社の事例をご紹介いたします。
そちらの会社さまでは、自社サイトにスタッフブログを作り、定期的にホームページ制作に関する情報配信を行っています。
そして、スタッフブログの更新と一緒に、動画を撮影して、YouTubeにアップロードをしています。
このYouTube動画では、何か特別な対策をしているのではなく、顔は出ておりますが、棒読みに近い形で、自分のブログの内容を読んでいるだけになっています。
そして、その動画を自社で開設した無料ブログのnoteに公開をしているそうです。
なぜ、自社のホームページではなく、noteかと言うと、noteには3点のメリットがあります。
まず1点目が、無料ブログの中でも圧倒的にSEO効果が高いというメリットがあります。
実際に、当社もnoteブログを運営していた時期があったのですが、ニッチなキーワードでは、ほぼ間違いなく上位表示を実現していました。
そして次に、noteのポータルサイトからの流入数が意外と多いというメリットもあります。
意外と知られていませんが、noteは、ユーザーの興味関心がある記事をポータルサイトに表示してくれます。
そして、ここに掲載をされると、ある一定の見込み顧客が集客可能になるのです。
最後に、noteからの被リンクはnofollowになっております。
そのため、万が一自社サイトに被リンクを貼ったとしても、プラスもなければマイナス評価にもならないというメリットがあります。
そして、これらを行い、そちらのWebサイト制作会社は、多くはないにしても、1ヶ月に1,2本はお問い合わせがあると紹介しておりました。
このように、無料ブログは使いようです。
単純に、被リンク対策として利用しては、現在はほとんど効果がないと思います。
しかし、無料ブログをうまく活用する方法を考えれば、意外と多くの見込み顧客が集客可能になるのです。
メールマガジン
メールマガジンは、過去にホームページに訪問した経験がある方が登録をしています。
そしてこれらの見込み顧客に対して定期的に、ユーザーが興味関心がありそうな内容を配信すれば、御社の名前を忘れなくなりますし、もしかすれば再訪してくれる可能性もあります。
実際に当社がメールマガジン配信で成果を出したネットショップの事例をご紹介します。
そちらのネットショップでは、1点だけに絞りメールマガジンを配信しています。
それは登録者は、自社商品に興味関心があると判断をして、タイムセールスなどの情報だけを月1で配信していました。
実際にこの効果は非常に高くなっています。
そのホームページは、メールマガジンを配信し始める前と後では、訪問者数がまったく違います。
メールマガジン配信当初は、元から訪問者数が突発的に増える傾向がありました。
しかし、それらを続けていくと、実はSEO効果はほとんど変わっていないのに、日々の訪問者数が大きく向上いたしました。
これは、会社名を明確に覚えてくれた、あるいはお気に入り登録をしてくれて、定期的に訪問してくれていることを意味します。
もちろん、メリマガ配信は月1になるのですが、現在では原稿を作る手間を減らす方法として、基本的にはテンプレート化してしまい、商品名と金額だけを変えて配信しています。
そのため、最小の努力量で最大の効果を得ることに成功しています。
コンテンツマーケティングをホームページ制作後に実施
上記が当社がホームページ制作後にクライアントさまに提案するコンテンツマーケティングです。
一般的には普通にホームページの集客力を高める対策に非常によく似ています。
しかし、コンテンツマーケティングを意識していれば、セミナー資料を作成する際には、必ず自社の名前や住所、電話番号を記載するなど、ちょっとした内容に気が付きます。
これが重要であると思われます。
あまり知識がない方に、あれこれ理論や戦略をお話しても、ちんぷんかんぷんになってしまい、最悪何もしない恐れもあるのです。
そのため、当社ではもちろんお客さまの状況に応じて提案内容は変更していますが、基本は上記の説明をホームページ制作後に行い基礎知識を付けていただいています。
これからコンテンツマーケティングの実施をご検討されている方は、以下のポイントだけはしっかりと頭に入れましょう。
- 情報の質の高さ
- 売込みではなくユーザーが情報やサービス、商品を探している
- その人に適切な情報配信を行う
この3点を実現し、そして何かしらのアクションを行えば、本当に成果の出るコンテンツマーケティングとなるのです。