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  • 2023.08.18

クローラーとは?ホームページのSEOで成功する基本的な知識

サーチエンジンは、クローラーと呼ばれるプログラムを使って、ホームページの情報を自社のデータベースに格納して、データベース内で検索順位を決定しています。

すなわち、ホームページにSEOを行っている方は、最低限のクローラーの知識が必要であると言え、クローラーを理解することで、ホームページのSEO効果を高めることが可能です。

当ページでは、クローラーとは何かや、ホームページに集める方法、集客状況の確認法を紹介します。

クローラーとは

クローラーとは、サーチエンジンがホームページの情報収集を行う際に利用しているプログラムのことを言います。

サーチエンジンは、インターネットに公開しているホームページの検索順位を決定するために、まずは世界中のホームページの情報を自社のデータベースに格納しており、データベース内で検索順位を決定しているのです。

クローラーは、ページ単位での情報収集を行っており、さらには1度ページに訪問しただけで、そのページのコンテンツすべてをデータベースに格納しているわけではなく、1度の訪問では、ソースコードの2,3行になっています。

すなわち、ホームページを公開して、1度クローラーが訪問しただけでは、ページの内容すべてがデータベースに格納されている状態ではなく、中途半端な状態で検索順位が決定しており、ページを公開して時間が経過するだけで、検索順位が高まるホームページがあるのは、データベースに格納されたコンテンツ量が増えた状態で検索順位が決定しているからになります。

SEOを行っているホームページは、クローラーの集客力を高めることが重要になっており、ウェブマスターは適切にクローラーの集客を考えた運営を行うことが重要になります。

では次に、どのようにしてホームページにクローラーを集めれば良いかを紹介します。

また、クローラーの詳しい解説は、Google検索セントラルヘルプのGoogleクローラーとフェッチャーの概要(ユーザー エージェント)のページに掲載されています。

クローラーをホームページに集める方法

Googleサーチコンソールなどを利用する

GoogleサーチコンソールとBingウェブマスターツールを実装して、XMLサイトマップの送信やURL検査を行うことで、ホームページにクローラーを集めることが可能です。

サーチエンジンは、Googleサーチコンソールなどで送信された内容から、該当のホームページにクローラーを送り込み、情報収集を行っているので、GoogleサーチコンソールとBingウェブマスターツールの実装は、SEOを行っているホームページには必須と言えます。

被リンクを獲得する

Googleサーチコンソールなどのツールを実装するだけではなく、ホームページに被リンクを集めることも効果を発揮します。

クローラーはリンクを辿りさまざまなホームページの情報をデータベースに格納しているので、外部のホームページからの被リンクを獲得することで、クローラーの集客を実現することが可能です。

内部リンクを意識する

クローラーはページ単位でホームページの情報収集を行い、クローラーはリンクを辿る習性があり、これは外部サイトからのリンクだけではなく、内部リンクも同様です。

そのため、例えばAというページのソースコードを上から順にデータベースに格納していたときに、Bのページへの内部リンクがあることで、クローラーはBのページへと移動をしてくれ、そのページの情報収集を開始してくれます。

このように、ホームページにあるさまざまなページにクローラーを集客するためには、内部リンクの重要性が高くなっており、適切にサイト全体で内部リンクを張り巡らせることによって、すべてのページで上位表示を行いやすくなります。

ホームページを良質にする

Googleはコンテンツの品質が高いページであるほど、クローラーの訪問頻度が高くなると公表しており、ホームページを良質にすればするほど、クローラーの訪問回数を増やすことが可能です。

さらにサーチエンジンは、ページが良質であるほど検索順位を高めているので、SEOを行っているホームページでは、良質を意識することは必須の対策と言えます。

クローラーの集客状況を確認する方法

クローラーの集客状況を確認する方法は、Googleのクローラー限定にはなりますが、Googleサーチコンソールで確認することが可能です。

Googleサーチコンソールの設定>クロールの統計情報からレポートを開くことで、クロールリクエストの合計数と合計ダウンロードサイズ、平均応答時間の3つを確認することが可能です。

従来のSEOにおいては、1日のクローラーの集客状況として、クロールリクエストの合計数が100を超えることで、SEO効果が高まると言われていました。

しかし、現在では、制作実績を見ると、ホームページにあるページ数とクロールリクエストの合計数のバランスが重要になっていると感じます。

例えば、ページ数が30ページくらいしかないのに、1日にサーチエンジンから400人を集客しているホームページの1日のクロールリクエストの合計数は120回前後を推移ししています。

しかし、ページ数が1,000ページを超えているホームページで、1日にサーチエンジンから300人を集客しているホームページの1日のクロールリクエストの合計数は250回前後を推移しています。

そのため、一概にクローラーの集客状況が高ければ良いと考えるのではなく、現在では、ホームページに何ページあるのかを考えて、ページ数に対して、クローラーの集客状況を確認することが重要になっていると感じます。

まとめ

クローラーについて紹介しました。

SEOを行うホームページでは、クローラーの集客力を高める対策は必須になっており、高めるためには、ツールの実装とホームページの良質化を行うことが重要です。

また、クローラーの集客状況については、Googleサーチコンソールを見れば分かりますが、そこで大切になるポイントが、ホームページにあるページ数になっています。

クローラーって何?とお思いの方の参考になれば幸いです。