- 2023.02.09
SEO効果を急いだホームページが行った対策
当社ホームページ制作は、どの企業もSEOに力を入れます。
SEOは、早くても3ヶ月、遅いと2年以内で効果を出せますが、実際にお客さまからは、もっと急げないかと言われます。
今回は、最速の実績になり、公開5営業日で高い成果を出したクライアントを紹介します。
SEO効果を急いだクライアント事例
ホームページ制作のヒアリングでお伺いすると、SEOの成功率や成果が出るまでの期間を尋ねられました。
当社の成功率は、運営マニュアル通りに行ってくれれば90%程度、全体としては70%くらいになっています。
また、成果が出る期間は、最終判断は、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングなどのサーチエンジンが、いつクローラーが訪問し情報収集が終わるか次第です。
ただ、それだと提案としては弱く、これまでの経験から3ヶ月から2年と提案しています。
成功率は、すんなりと運営マニュアル通りに更新するとおっしゃっていただきましたが、問題は成果が出るまでの期間です。
3ヶ月なら、どんな企業でも継続が可能ですが、その作業を成果も出ないのに2年間も続けることは、ウェブマスターは苦痛しかありません。
原稿作成も大変ですが、それよりも社内の目もあり、必死に頑張っても成果が出ないと、上司からの評価も決して良い状態だとは言えません。
そのため、ホームページ制作の発注をいただいた後、呼び出しを受けて、なんでもするから6ヶ月で上位ランクを獲得できる提案をして欲しいと言われました。
先述もしていますが、ランキングを高めるレクチャーはできても、確実に検索エンジンの認識を高める方法は言えません。
ただ、直々に依頼をされてしまい、当社ができる対策はすべて行うと約束し、結果としては5営業日で上位表示を獲得しています。
どれくらいの効果を出したかですが、5営業日で、すでに検索からの流入数で毎日約300人を集客しています。
当記事とは関係がないですが、現在はボリュームを落として継続され、毎日800人ほどの見込み顧客を集客できています。
では、どうやって、ここまで高い効果を得たかを紹介しますが、すべてのホームページ制作で成功するとは言い切れません。
SEO効果を急いだホームページの対策法
ホームページ制作前から始まっている効果を出した対策法を順に紹介します。
ホームページ制作で使う原稿
発注後、提案内容に問題がないかを確認し、特に修正点がなく、急ぎ全ページのワイヤーフレームを作成しました。
このワイヤーフレームだけでは、なかなかクライアントは理解をしてくれません。
ただ、クライアントは、デザインは乗っていない線画であることをしっかりと理解して、なんとなくは理解をされていたそうです。
そして、ワイヤーフレームを見て、とにかくすべての原稿作成を3営業日くらいで完了させています。
なぜ、そんなに制作するホームページの原稿を急いだかと言うと、次にもっと膨大なブログ記事の原稿作成があるからです。
そちらに急ぎ着手できるように、大急ぎで作業をしていただきました。
3営業日と言うのはかなり早いタイミングで、経験で見ても、そちらのクライアントが圧倒的に早いスピードになっています。
ブログの原稿をストック
原稿作成がすぐに終わったので、そこからデザイン作成やコーディングを行いますが、その時間を使ってブログ記事の作成を行っています。
画像自体はどちらでも良いと提案していましたが、アイキャッチと本文内に3枚は掲載しています。
当社の作業期間は3ヶ月程度で、土日も含めて更新すれば、公開時には100ページ以上になります。
鍵をかけずにコーディング
基本的には、サーチエンジンの認識を意識してウェブ標準やクローラビリティを意識したコーディングを行います。
ただ、これらは運営効率を高める手段であり、時間短縮には繋がりません。
今回のミッションは確かに上位表示を行う必要もありますが、それよりも力を入れたのが最短で効果を出すことです。
そこで色々と悩み、結論は鍵をかけるのを辞めるという戦法です。
情報収集プログラムになるクローラーは、1度の訪問でページすべての情報をデータベースに格納しておらず、何度も訪問して初めて完全な状態になります。
不完全な状態で、とりあえずコンテンツをデータベースに格納してくれれば、早く検索順位が上がるのではないかと想定しています。
もちろん、この段階ではサーチコンソールでURL検査や被リンク本数は増やしていませんが、トップページが作成でき、4日ほどが経過すると、サイト名では上位表示ができていました。
文字数と比率をチェック
制作したホームページ全体が完成した段階で、SEOライティングへのリライトを行っていただきました。
具体的には、文字数とキーワード出現頻度になり、ファンキーレイティングというツールで比率調整をしています。
昨今、SEOライティングは、まったく意味がなく、おまじない程度で実施しています。
ストックした原稿をアップ
上記が終わった後、書き溜めていた記事を一気に公開し、全体で120ページぐらいになります。
ホームページ制作前の調査では、狙ったキーワードで150記事が目標で、土日も休まず毎日1記事公開すれば1ヶ月で達成です。
サーチコンソールの実装
全体で120ページとなった段階で、サーチコンソールからXMLサイトマップの送信とトップページのURL検査を行っています。
これらは、SEOで非常に大切で、実施すればクローラーの訪問数を向上させることが可能です。
被リンク
当社が把握している約30の国や行政の運営サイトに登録作業を行い、さらに同業他社の知り合いに声をかけて、全部で7本の相互リンクを獲得しました。
この作業は大体1営業日になっていて、後は新規作成を継続して、翌月には上位ランクを獲得する予定だったのが、5営業日でさまざまなキーワードで上位表示ができました。
SEO効果を急いでも必ず結果が出るわけではない
5営業日で、いきなり300人の訪問者数を獲得したホームページ制作事例になります。
ただ、これらの対策を行えば、必ずすぐに成果が出るとは言い切れず、最終的には検索エンジンが判断するものになります。
良い結果を得られるとは思いますが、もし御社が行うにしても100%はないと理解をお願いします。
SEOは、どんどん狙って上位ランクを獲得できるものではなくなり、運営していれば、いつの間にか上がっていたというケースが増えています。
可能ならば、期間に余裕を持たせて、更新していたらいつの間にか上がっていたというのがベストだと理解しましょう。