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  • 2023.09.29

PageSpeed Insightsとは?使い方やホームページのSEO効果を紹介

PageSpeed Insightsとは、Googleが提供するホームページの表示速度を計測できる無料サービスです。

PageSpeed Insightsでは、Web制作会社でなくても利用ができるように、送信したURLの表示速度をパソコンとスマートフォンで点数化してくれるので、まったくホームページに関する知識がない方でも利用することが可能です。

当ページでは、PageSpeed Insightsとは何かや、自社でもできる改善法、SEOへの影響を紹介します。

PageSpeed Insightsとは

PageSpeed Insightsとは、Googleが提供しているパソコンとスマートフォンを使ったホームページの表示速度を点数化してくれるサービスのことを言います。

Googleは昔からホームページの表示速度は遅いより早い方が良いと発言をしており、ホームページの表示速度が速いことで、ユーザーの離脱率を下げる効果や、さらにはSEO効果を高めることも可能です。

また、PageSpeed Insightsを使うことで、ホームページの表示速度を点数化してくれるだけではなく、なぜその点数になったのかの指摘も表示してくれるので、ホームページの表示速度を高める対策が行いやすくなっています。

PageSpeed Insightsの点数は、これまで見てきたホームページで言うと、実は100点を取っているホームページほど、SEO効果が低いように感じます。

その理由は、ユーザーの利便性ではなく、PageSpeed Insightsの点数を意識したホームページの改善を行っていることが原因になるので、お客さまは100点を取るメリットはないと理解をして、ユーザーのためのホームページを目指しましょう。

ユーザーのためのホームページとしたうえで、PageSpeed Insightsの点数をできる限り高めることによって、ホームページは高い成約率とSEO効果を発揮できます。

自社でもできるPageSpeed Insightsの改善法

PageSpeed Insightsの点数を高める対策は、Web制作会社への依頼が必要ですが、当ページでは、お客さまだけでもできる改善法を紹介します。

画像を最適化

PageSpeed Insightsの点数を高める対策として、手軽に行えるのが、画像の最適化です。

一般的にホームページで利用される画像は、JPGやGIF、PNGの3つになっていますが、これらの画像を圧縮することによって、PageSpeed Insightsの点数が高まります。

さらに、多くの点数を高めたいホームページでは、JPGやGIF、PNGの画像形式をWebPに変更すると良いでしょう。

WebPにすることで、JPGやGIF、PNGの画像を50%ほど圧縮することが可能になるので、PageSpeed Insightsが高まりやすくなっています。

ただし、WebP画像を利用する際には注意点があるので、当サイトのWebPとは?ホームページに実装するメリットとデメリットのページもご覧ください。

ブラウザキャッシュを活用

ブラウザキャッシュを活用することで、PageSpeed Insightsの点数を高めることが可能です。

ブラウザキャッシュとは、ホームページを閲覧するブラウザにキャッシュを残すことを言い、Googleが推奨しているブラウザキャッシュの期間は少なくとも1週間です。

このブラウザキャッシュを残す方法としては、少し複雑になるので、Web制作会社のサポートを受けるようにしましょう。

どうしても、自分でブラウザキャッシュの設定を行いたい場合は、WordPressでの「ブラウザキャッシュを活用する」という提案の修正・解決方法という外部サイトが分かりやすかったので、そちらのホームページをご覧ください。

301リダイレクトの修正

301リダイレクトが多いホームページは、PageSpeed Insightsの点数が低くなります。

また、過剰に301リダイレクトが多いホームページの場合は、体感としても表示速度が遅くなるので、定期的に整理を行ったほうが良いでしょう。

Google曰く301リダイレクトは最低1年行えば、SEO評価の譲渡が完了しているそうです。

ただ、1年ですべての301リダイレクトを削除すると、ホームページのSEO効果が大きく落ちる可能性もあるので、当社では1年半で削除をしても良いという点と、少しずつ減らすようにお願いしています。

すなわち、1年半を過ぎた301リダイレクトを1ヶ月に10本までと定めて、削除をしていきながら、検索順位を計測するようにお願いしています。

万が一、ホームページの検索順位が下がってしまった場合は、削除した301リダイレクトを復活させれば、元に近い検索順位に戻すことが可能です。

レンタルサーバーの最適化

ホームページの読み込み速度を高めるために、レンタルサーバー会社を変更すると、PageSpeed Insightsの点数を高めることが可能です。

当社のホームページ制作でよく利用するエックスサーバーであれば、読み込み速度を高めるための対策やオプションなども用意されているので、これまでPageSpeed Insightsの点数で問題になったことはありません。

ただ、お客さまが現在ホームページで利用しているレンタルサーバー会社が遅い場合は、変更も視野に入れるようにしましょう。

また、お客さまだけでは難しいかも知れませんが、レンタルサーバー会社のPHPのバージョンを上げたり、サーバーキャッシュを最適化したりなどのホームページの表示速度を高める対策も存在しています。

この辺りは、Web制作会社に相談をしなければ、実現が難しいので、興味があれば、Web制作会社に相談するようにしましょう。

PageSpeed InsightsのSEO成果は小さいが重要

これまで多くのホームページに、PageSpeed Insightsの点数を高める対策を行ってきた経験から、PageSpeed Insightsの点数はSEOへの影響が小さいと言わざるを得ません。

実際の事例で、当サイトからPageSpeed Insightsの点数を高めたいと依頼をいただいたホームページで、対策前は30点でしたが、対策後は70点にしましたが、SEO効果は少しも伸びていませんでした。

ただ、SEO効果がないならPageSpeed Insightsの点数にこだわらなくても良いものではありません。

PageSpeed Insightsとは、ホームページの表示速度になっているので、あまりに点数が低いと、ページにアクセスしたユーザーが読み込みが終わる前に、ホームページから離脱する恐れもあります。

さらに、ホームページは1ページで完結することはないので、訪問者は内部リンクを使ってさまざまなページへと移動することが一般的で、その時に表示速度が遅いと、ユーザーは他のページを見ずにホームページから離脱する恐れがあります。

そのため、PageSpeed Insightsの点数は、ユーザーへの表示速度対策として60点くらいを目標にして、高いSEO効果は期待しないようにしましょう。

まとめ

PageSpeed Insightsを紹介しました。

PageSpeed Insightsは、SEO効果があると考えることが一般的ですが、当社では点数を高めるホームページの改善を行い、PageSpeed Insightsの点数は高くなりましたが、SEO効果を発揮することができませんでした。

そのため、PageSpeed Insightsの利用はSEOのためではなく、ユーザーにストレスを与えない表示速度を保つために利用しましょう。

SEOのために、PageSpeed Insightsの利用を検討している方の参考になれば幸いです。