- 2022.09.13
Googleがサポートしているホームページのメタタグ
ホームページを制作する方は、メタタグを意識していますか?
メタタグには、さまざまな種類があるのですが、すべてを実装する必要はなく、ホームページが適切に表示されることと、Googleがサポートしているメタタグを適切に実装することが大切です。
当ページは、ホームページのSEO効果を高めるために、Googleがサポートするメタタグを紹介します。
Googleがサポートするホームページのメタタグ
Googleがサポートしているホームページのメタタグを紹介しますが、Googleが公式で紹介しているページを見る場合はこちらのページからご覧ください。
メタディスクリプション
<meta name="description" content="・・・">
メタディスクリプションを実装することで、検索結果でタイトルの下に表示される2,3行のテキストを指定することが可能です。
ただし、ユーザーの検索ワード次第では、Googleがメタディスクリプションに設定した文言に関連性がないと判断すると、Googleが該当ページのテキストを自動抜粋しています。
SEO効果を高めたいホームページでは、メタディスクリプションの作成は必須になっており、適切にページの内容を要約して、ユーザーに魅力的であれば、検索結果でのクリック率を高めることが可能です。
制作実績で、メタディスクリプションを実装していなかったホームページが、全ページにメタディスクリプションを実装しただけで、検索順位こそ変わりませんでしたが、訪問者数を増やすことに成功しているので、SEOに取り組んでいる企業は、必ず実装しましょう。
ロボットメタタグ
<meta name="robots" content="・・・">
ロボットメタタグとは、Googleのインデックスを制御する際に役立ちます。
followやindexを設定しているホームページを見かけますが、followやindexを記述するのであれば、ロボットメタタグがないほうがソースコードを少しだけ軽量化することが可能です。
必要になるのは、noindexになっており、例えば、問い合わせの確認やサンクスページなど、サーチエンジンが認識しなくても良いページに対して、noindexを付与することで、万が一GoogleがページのURLを見つけても、認識されることがありません。
昨今のホームページ制作では、インターネットに公開したページはGoogleに認識してもらうことが重要なので利用機会は少なく、メールフォームの確認やサンクスページに実装するだけのメタタグになっています。
サイトリンク検索ボックス
<meta name="google" content="nositelinkssearchbox">
Googleの検索結果で、サイト内検索ボックスを表示させないメタタグです。
Googleの検索結果には、タイトルリンクや重要度が高い関連ページへのリンク以外にも、サイト内検索ボックスが表示されることがあります。
一般的に、多くのホームページでは、Googleの検索結果にサイト内検索ボックスが表示されても問題がないと思うので、実装される機会がほとんどないメタタグになります。
言語
<meta name="googlebot" content="notranslate">
ユーザーとホームページの言語が異なり、Googleが自動的に翻訳しないようにするメタタグです。
Googleがページの言語がユーザーの利用言語と違うと認識すると、検索結果には、Google翻訳されたページタイトルやメタディスクリプションが表示され、さらには自動的にリンク先のページもGoogle翻訳が行われてしまいます。
一般的には、1つのドメインで複数言語のページを作成している場合に発生するので、一般的なホームページ制作であれば、サイト全体で日本語をターゲットにするので、利用する必要がないメタタグです。
そのため、1つのドメインで多言語のページを作成している場合のみ、Googleに翻訳されてしまう可能性があるので、言語のメタタグの実装が必要です。
テキストの読み上げ
<meta name="google" content="nopagereadaloud">
Googleアシスタントなどのテキスト読み上げサービスが、勝手にホームページの原稿を読み上げないようにするメタタグです。
アクセシビリティの観点から、ホームページは、テキスト読み上げサービスへの対応が重要になりますが、サイトの種類や目的によっては、読み上げられると、ユーザー煩わしいと感じてしまうこともあります。
ただ、一般的には、読み上げられたとしても、大きな影響はないので、あまり記述することがないメタタグになっており、どうしても読み上げられたくない場合のみ実装しましょう。
Googleサーチコンソール
<meta name="google-site-verification" content="・・・">
Googleサーチコンソールを実装する際に利用するメタタグです。
ただ、昨今のホームページ制作は、WordPressを実装することが多く、プラグインで対応するケースが多いので、Googleサーチコンソールのメタタグを記述する例は少ないと思います。
さらに、Googleサーチコンソールはファイルのアップロードでも実装することが可能になり、利用されるケースはほとんどないと思います。
静的HTMLで制作しているホームページで、ファイルのアップロードをしたくない場合のみに利用されるメタタグと言えます。
文字エンコーディング
<meta http-equiv="Content-Type" content="・・・; charset=・・・">
すべてのホームページで実装しているメタタグです。
Googleが推奨する文字エンコーディングはUTF-8になっており、インターネットに公開されているホームページの90%がUTF-8を採用しているそうです。
転送
<meta http-equiv="refresh" content="・・・;url=・・・">
ユーザーを転送することができるメタタグです。
旧ページから新ページへと転送設定を行っているホームページは多いと思いますが、メタタグで対応するのではなく、.htaccessで対応しているホームページが大半だと感じ、転送メタタグを利用することはほとんどないと思います。
なぜ、多くのホームページがメタタグでの転送を行わないかと言うと、メタタグでの転送はSEO効果の引継ぎができないからです。
さらに、メタタグに転送を記述するということは、ページを削除した場合の転送ができないことを意味しているので、利便性から.htaccessが主流の転送方法になっています。
ビューポート
<meta name="viewport" content="・・・">
レスポンシブデザイン作成を行っているホームページでは必須のメタタグです。
ビューポートメタタグでは、スマートフォンの横幅を指定することで、その幅より広い場合はパソコンサイトを、狭い場合はスマホサイトを表示させることができます。
昨今のホームページは、パソコンだけではなく、スマートフォンにも最適化することが当たり前になっているので、必ず実装すべきメタタグと言えます。
アダルトサイト
<meta name="rating" content="adult">
性的表現を含むホームページでは必須のメタタグです。
アダルトサイトのメタタグを含めると、Googleのセーフサーチの検索結果に表示されなくなります。
アダルトサイト運営者は、少しでもアクセス数を稼ぐために、セーフサーチの検索結果にも表示させようと考えて、アダルトサイト用のメタタグを入れない方が良いと思われるかもしれません。
入れなかった場合は、必ずどこかのタイミングで、Googleにばれてしまい、検索結果から除外されるので、アダルトサイトを制作する場合には必須のメタタグと言えます。
まとめ
Googleがサポートしているホームページのメタタグを紹介しました。
Web制作会社を利用してホームページを制作する場合は、お客さまは理解をする必要はありませんが、自分でホームページを制作する方は、必ず理解をしなくてはなりません。
Googleがサポートしているメタタグを把握して、適切に利用することで、ホームページのSEO効果を高めることが可能になります。