セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2022.06.29

ホームページ制作の提案段階でデザインを作成しない理由

ホームページ制作の提案時にお客さまから「デザインはないの?」と言われることがあります。

残念ながら、Web制作会社は提案段階でデザインを作成することはありません。

デザイン作成は労力がかかるので発注後とさせていただくことが一般的で、デザインを作成せずとも、お客さまにイメージを持ってもらうための対策を行っています。

なぜWeb制作会社はデザインを作成しないのか

Web制作会社は、ホームページ制作において、デザインの重要性は高いことを理解しています。

しかし、業界全体で、提案段階で、デザイン作成を行うことはありません。

と言うのも、デザインを作成しようとすると、ワイヤーフレームの作成やライバルサイトの調査などが必要になり、莫大な時間を必要としてくるのです。

そのため、発注をいただけるかどうかが分からない段階でデザインを作成して、発注をいただけないと、Web制作会社は1社に提案するだけで多くの赤字が発生してしまいます。

また、最近は耳にしなくなりましたが、2010年ごろだと、まだWeb制作会社も提案段階からデザインを作成するケースが多かったのですが、そのときに、提案したデザインをパクられて、別のWeb制作会社に発注されてしまったというケースが多発していました。

せっかく時間をかけて調査をしてデザインを作成したのに、発注をいただけないばかりか、そのデザイン案を別の業者に利用されてしまうと、Web制作会社は金銭的にもそうですし、精神的ダメージが大きくなってしまいます。

そのため、現在では、多くのWeb制作会社が提案の段階では、デザインを作成しておらず、デザインがなくてもイメージを持っていただくための提案を行っています。

ホームページのデザインイメージを持つために

ホームページ制作の提案段階では、デザインを作成しませんが、デザインイメージを持ってもらうための対策には取り組んでいます。

まず、基本的な対策としては、提案書の中に、制作実績を掲載して、どういう系統のデザインが多いかをお客さまに説明しています。

さらにはペルソナ手法を利用して、どんなユーザーがターゲットになるのかを明確にしたうえで、似たターゲットの参考サイトを提出するようにしています。

これまでの制作実績を見ると、上記でも十分に理解をいただけるケースが多いですが、もしこれでもイメージができないと言われれば、トップページのワイヤーフレームを作成します。

参考サイトに加えて、ワイヤーフレームを見ることで、デザインをより深くイメージでき、完全ではないにしても、大まかな全体像は把握いただけると思います。

Web制作会社に費用を払えばデザイン作成が可能

上記を行っても、デザインのイメージが付かなかった場合は、Web制作会社に費用を払えば、提案段階で、デザインを作成してもらうことが可能です。

ただ、ホームページ制作は、相見積案件が多く、提案段階から複数社にデザインを作成してもらうと、それだけで多くの予算が必要になってしまいます。

そのため、予算を抑えるためにも、Web制作会社の提案内容で理解をするようにしましょう。

一般的にWeb制作会社は、現在の流行りを抑えつつ、ターゲットユーザーに最適化されたデザイン案を作成してくれます。

そのため、Web制作会社のデザイン提案を聞くだけでも、大まかな方向性は理解ができると思うので、予算を出してまでデザイン作成を依頼することはおすすめしません。

まとめ

Web制作会社は、提案段階でデザインを作成することは、ほとんどないと思います。

ただ、お客さまがまったくデザインイメージを持たずに発注することはリスクと言えるので、Web制作会社は制作実績のデザインの提示やターゲットの明確化などを行い、少しでもイメージを持ってもらう努力をしています。

これまでの制作実績で見ても、上記だけで充分に理解されているお客さまが大半になるので、ぜひWeb制作会社の提案でデザインイメージを持つ努力をすると良いでしょう。

もし提案を聞いても、まったくデザインイメージが湧かない場合は、Web制作会社に質問すれば、具体的な回答をしてもらえ、デザインイメージを持つ参考になるでしょう。