- -制作法
- 2022.06.17
SSLに対応しhttpsでホームページを制作していますか?
現在のホームページは、すべてSSLに対応し、httpsで制作されます。
その理由は大きく分けて2つあるのですが、SEO効果とユーザーの安全性になっています。
これからホームページを制作される方であれば、実は必ず対応したほうが良い対策になっています。
SSLとは
SSLとは暗号化通信のことを言います。
SSLでホームページを作ることで、ホームページ内のデータが暗号化され、利用者の安全性が高まるようになっています。
基本的には企業として公開しているホームページなのだから、利用しているユーザーが詐欺に引っかかってしまったり、情報が漏洩するリスクは考えなくてはなりません。
もちろん、SSLにしたからと言って100%今後問題が起きないというケースはありませんが、しかし防御策の一つとしては非常に重要になっています。
SSLを利用する際には、利用しているレンタルサーバー会社に申し込みが必要です。
ただ、最近はどのレンタルサーバー会社も無料でLet's EncryptというSSLを提供しているので、予算が必要な対策ではないのです。
そのため、ホームページを制作したらSSLは必須であると考え、しっかりと導入していくようにしましょう。
また、弊社のイメージとしては、Webサイト制作会社に依頼をしていれば、ほぼ100%URLがhttpsになっているので、SSLに対応ができています。
httpsのメリット
ホームページのSSL化、すなわちアドレスをhttpsにするメリットは2つあります。
安全性
まずhttpではなく、httpsにすることで、先述もしていますが、ユーザーの安全性が高まります。
例えばホームページからお問い合わせをすると、その情報はインターネット網を通って、管理者のもとに届けられます。
このインターネット網を通るときにhttpだと、入力内容がそのまま送信されてしまいます。
httpsの場合は、実は暗号化がされるため、もし悪意のある方が、お問い合わせフォームで送信した内容をのぞき見したとしても、意味不明な文字列にしか見えないのです。
これは昔から行われていた対策になっていて、弊社が創業した2010年ごろにはすでにお問い合わせや資料請求フォーム、カートはhttpsで制作するのが一般的でした。
現在はさらにユーザーの安全性を高めるため、ホームページ全体をhttpsで制作しています。
例えば、最近は非常に多くの詐欺サイトが存在しています。
しかもその詐欺サイトは、詐欺サイトであるかが分からないように、元サイトの全データをコピーして作られています。
httpであれば、実はユーザーは詐欺サイトか本サイト化が分かりません。
しかし、httpsだと、ブラウザのURLバーの左側に証明書を確認できるボタンがあり、そのボタンを見れば、そのホームページの運営会社の名前が表示されます。
このようにユーザーの安全性を高めるにはhttpsでホームページを作る必要があるのです。
SEO
httpsでの制作は実はSEOとしても効果を発揮します。
ただ、その効果はそこまで高いものではないや、さらには現在のホームページはほぼすべてがhttpsで制作されているため、効果を知ることができません。
また、SEO効果と言っても、実はAとBのホームページがあったときにSEO評価が同じだったとします。
その時にhttpよりもhttpsが上位表示されるという効果です。
そのため、一応SEO効果もありますが、基本的にはユーザーの安全性を高める対策であると認識するのが良いでしょう。
また、SEOではありませんがウェブブラウザのファイヤーフォックスなどはhttpであると一部プラグインが利用できない状態になっています。
httpsのデメリットはない
httpsにデメリットはないかと言うと、まったくありません。
少し考えてみたのですが、現状で思いつくデメリットはありません。
基本的には無料でも導入ができることや、わずかだけれどもSEO効果がある、ユーザーの安全性が高まるなどのメリットしか思いつきません。
ただ、一つだけデメリットになる項目としては、すでにホームページを公開している場合に、httpからhttpsに変更する際には手間がかかるケースがあります。
もちろんこの手間がかかるのは、レンタルサーバー会社次第になっていて、httpとhttpsでFTP情報フォルダーが分かれている場合です。
フォルダーが分かれていると、すべてをコピーして入れ替えないといけないので、非常に手間がかかります。
また、画像などのファイル指定をhttpから書いている場合もhttpsへの変更作業が発生します。
ただし、このURLの変更作業は基本的にはリダイレクトファイルの設置1つで解消できるので、デメリットにはならないかもしれません。
このように基本はデメリットがないので、しっかりとお申し込みされてみてはいかがでしょうか。
安心で安全なホームページのために
httpsは安心で安全なホームページにするためには必須です。
もちろん費用もかかりませんので、ぜひ当ページをご覧の機会に実施されてみてはいかがでしょうか。
ただし、レンタルサーバー次第では、実はフォルダーが分かれている場合には、工数がかかる可能性があるので、その場合は予算をかけてWebサイト制作会社に依頼しましょう。
ホームページの規模にもよりますが、そこまで高い費用にはならないと思われます。
ただし有料もある
当社が良く利用するのは無料版ですが、もちろん有料版もあります。
何が違うかと言うと信頼性の違いになっています。
有料版であれば、しっかりとした大手企業がその信頼性を証明書で保証してくれているので、信頼感が増しています。
無料版は、非営利団体が無料で貸し出しているものであるため、少し信頼性としては弱いかもしれません。
ただ、利用している機能としては、根本は同じであるため、無料版を利用していたとしても不安に思う必要はありません。
有料版の費用としては、数万円~高いと数十万円するものまであります。
エックスサーバーならフォルダー移動がない
ホームページ制作時に、おすすめのサーバー会社を紹介して欲しいと言われれば、エックスサーバーをご紹介しています。
こちらのエックスサーバーであれば、基本的にはフォルダー間の移動は必要がないので、SSLをお申し込みいただいたらほぼほぼ作業が完了です。
一応残る作業としては、httpからhttpsへのリダイレクトとワードプレス側の設定の変更です。
もちろん、現在無数のレンタルサーバー会社があるので、どこを利用していても問題はありませんが、サーバー会社選定でお困りであれば候補の一つとしてご検討ください。
万が一、どうすれば良いかが分からない場合はお気軽にご相談ください。
御社の状況を確認し、最適なご提案をいたします。