- Web制作・運営
- 2015.02.14
ホームページリニューアルが必要かどうか
ウェブサイトから成果が出ない場合、多くの企業様では、「ホームページをリニューアルしなくてはならない」と考えられています。
確かに、現状のホームページの状態を調査させていただいた結果、リニューアルが必要なwebサイトもありますが、中にはリニューアルが必要なく、現状のホームページの改善やSEOの実施だけで成果を向上させることが可能なウェブサイトもあります。
ホームページのリニューアルは、成果が出ないから行うのではなく、「デザインを一新させたい」や、「最新のウェブマーケティングを導入したい」、「ホームページ運営の効率化を図りたい」などのリニューアルでなくては改善できない課題を達成するために行うことが重要です。
今回は、ウェブサイトリニューアルをご検討の企業様向けに、本当に御社のウェブサイトがリニューアルが必要かどうかの検討方法についてご紹介します。
目次
リニューアルが必要なホームページ
リニューアルが必要なwebサイトについてご紹介します。
制作目的が分かりづらいコンテンツが多い
制作目的が分かりづらいコンテンツが多い場合は、リニューアルを行うことをお薦めします。
コンテンツの目的が明確になっていないウェブサイトでは、訪問者にとってはもちろんですが、検索エンジンにとっても、良いウェブサイトであると言えず、「webサイトの成約率」と「検索エンジンからの訪問者数」の向上を図るためには、webサイト全体のコンテンツ内容の改善が必要です。
但し、アクセス解析の数値データを見ながら、緊急度の高いコンテンツから順に改善を行うことで、リニューアルを行わずとも改善することは可能ですが、リニューアルを行ったほうが効率的な対策です。
SEOを意識したURLではない
URL構造は、SEOにとって非常に重要で、URLがSEOを意識していない場合は、リニューアルが必須であると言っても過言ではありません。
コンテンツ内容ごとにフォルダー分けすることで、コンテンツ自体のSEOの強化を図ることが可能です。
URL構造は、ページ数の少ないwebサイトであれば、あまり影響がありませんが、ページ数が増えるにつれて、大きな影響が出てくるため、ウェブサイトのページ数が少ないうちに、必ず改善しなくてはなりません。
ソースコードが読みづらい
HTMLやCSSが検索エンジンに対して、最適化されていない場合は、リニューアルが必要です。
検索エンジンは、御社のウェブサイトをブラウザで見た状態で閲覧しているのではなく、ソースコードで作成されたテキストやタグ情報などで閲覧しています。
そのため、ソースコードの作成は、インターネットエクスプローラーやファイヤーフォックス、サファリなどの主要なブラウザで、ホームページが正しく表示されることはもちろんですが、検索エンジンが読みやすいように作成しなくてはなりません。
ソースコードの問題も、ページ数の少ないwebサイトであれば、影響は比較的少ないですが、ページ数が増えるにつれて、その影響が大きくなるため、中長期的なホームページ運営を考えた場合、一新させることが効率的な対策です。
webサイトのデザインが古い
ウェブサイトのデザインが古い場合、ウェブサイトの成約率に大きな影響を与えてしまいます。
そのため、あまりにデザインが古い場合は、デザインの一新を行わなくてはならず、デザインの変更を行うためには、全ページのソースコードの書き直しが必要となるため、webサイトのリニューアルが必要です。
リニューアルが必要ではないホームページ
リニューアルを行う目的が以下の場合は、リニューアルを行わずとも改善することが可能です。
SEOの成果を向上させたい
SEOの効果を向上させたいというご要望の場合であれば、ホームページの状況次第ですが、リニューアルが必要ないこともあり、基本的なSEOを実施したり、コンテンツを追加作成するだけで、検索エンジンに強いウェブサイトとすることが可能なことも多くあります。
そのため、まずは御社のホームページでSEOの成果が出ない理由を調査し、SEO上の問題点を明確にすることで、無駄な予算を掛けずに、検索エンジンから多くの訪問者を集客できるホームページとすることが可能です。
訪問者数を増やしたい
訪問者数を増やしたいとお考えの方であれば、SEOの見直しとソーシャルメディアの活用で、対応することが可能です。
基本的なSEOの実施や、SEO目的のコンテンツ作成、また検索エンジンだけでは集客できない見込み顧客をソーシャルメディアを活用し集客することで、訪問者数を飛躍的に向上させることが可能です。
お問い合わせ数を増やしたい
お問い合わせ数を増やしたい場合は、コンテンツ内容の見直しや、内部リンク構造の改善を行うだけで、お問い合わせ数を大幅に向上させることが可能なこともあります。
この場合であれば、ウェブサイトの問題点を発見するために、グーグルアナリティクスやグーグルウェブマスターツールを導入し、問題点の抽出と改善を行うことが重要です。
webサイトの問題点を明確にしてから判断
ホームページから成果が出ない場合、「リニューアルを行わないといけない」と考えてしまいがちですが、状況によってはリニューアルを行う必要がないこともあります。
もちろん、リニューアルを行うことを否定しているわけではなく、現状のホームページが抱えている問題点を明確にすることが重要です。
問題点が明確になった段階で、リニューアルを行うか行わないかの判断をすることで、もしリニューアルを行う場合であっても、現状のwebサイトが抱えている問題点を明確に把握しているため、リニューアル後のウェブサイトではそれらの問題点を改善することが可能です。
そのため、現在リニューアルをご検討の企業様は、現状のウェブサイトが抱えている問題点を明確にし、その上で本当にリニューアルが必要かどうかの判断を行うようにしなくてはなりません。