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  • 2023.09.15

KGIとKPIを設定したホームページの効果は高い

KPIとKGIを活用したホームページ制作の効果と最適化のキーを解説する画像

ホームページ制作には、目的達成のための明確な指標が欠かせません。KPIとKGIは、その指標を正確に捉える鍵となる要素です。これらの導入により、ホームページの運営効果を具体的に可視化し、最適化へと繋げることが可能となります。制作されたホームページが真に効果を発揮するためには、これらの指標を理解し、適切に設定することが必要です。この文章では、KPIとKGIの重要性と、それらがホームページにもたらすポジティブな影響について解説します。

KPIとKGIとは?

KPIとは

KPI、すなわちKey Performance Indicatorは、業務のパフォーマンスを示す指標の一つです。KPIは特定の目標に向かって適切な進捗があるかどうかを明示的に示す数値やデータになります。

例を挙げると、営業活動における「テレアポ→訪問→成約」という流れを考えた際、それぞれの段階での成功率や必要な数値をKPIとして設定します。具体的な数値目標が明確になることで、従業員は何をどれだけ行えば良いのかを具体的に知ることができ、取り組みやすくなります。

これは営業の例に過ぎませんが、ホームページ制作においても同様の考え方が適用されます。例えば、ある期間内のサイトの問い合わせ数や訪問者数を目標とする場合、それぞれのチャネル(検索、ソーシャルメディア等)からの訪問者数やコンバージョン率などをKPIとして設定することが考えられます。

現代のホームページ制作において、KPIの設定は不可欠です。それは、ホームページ制作後、KPIを元にした分析と最適化により、サイトの運営効率や成果が大きく向上するからです。ホームページを制作する際にKPIを明確に設定し、それをもとにサイトの運営や改善を行うことで、目標達成へと近づけることができるのです。

KGIとは

KGI、すなわちKey Goal Indicatorは、ビジネスやプロジェクトの究極的な目標を数値で示す指標です。具体的な目標数値の設定が求められます。例として、単に「ライバル社に負けないくらいのお問い合わせ数を増やす」という抽象的な目標ではなく、「今月のお問い合わせ数を100件にする」といった具体的な数字を挙げることが考えられます。

ホームページ制作のコンテキストでは、KGIはサイトの成果を明確に示す重要な指標として機能します。例えば、新しくホームページを制作する際、現状の訪問者数やお問い合わせ数を基に、リアルで達成可能な目標をKGIとして設定することが望ましいです。この数値の設定は、現実的でありつつも、企業の理想や目指すべき方向性を反映したものでなければなりません。

ホームページ制作において、KGIの設定は計画的なアプローチが求められます。すでにホームページを運営している場合、現状のデータや過去の実績を元にして、実現可能な範囲での目標を設定することが推奨されます。実際に、大幅な目標設定を行うと、必要な予算や時間、リソースの調整が難しくなる場合があります。

また、KGIの数値設定においては、ホームページ制作会社や専門家とのコンサルティングが有効です。彼らの経験や専門知識を活用して、現実感のある、しかし挑戦的な数値を設定することで、サイトの効果的な運営を目指すことができます。

KPIとKGIで成果を出すにはアクセス解析が必須

ホームページの効果を最大限に引き出すためには、KPIやKGIの適切な設定とそれらの数値を追跡・分析する能力が求められます。特に、アクセス解析はこれらの指標を把握・最適化する上で欠かせないツールとなっています。

現代のホームページ制作において、アクセス解析ツールの中でも「Google Analytics」の導入はほぼ標準となっています。無料で利用できるこのツールは、多岐にわたるデータの取得が可能であり、ホームページの利用状況やユーザーの行動を詳細に把握することができます。しかしながら、その情報量の多さが逆に分析を難しくさせる場面もあるのが実情です。

具体的には、Google Analyticsは非常に高機能であるゆえに、初心者にはどのデータをどのように閲覧・解釈すれば良いのかが一見わかりにくいことがあります。しかし、この初期の戸惑いを乗り越え、継続してデータを分析することで、ホームページの強みや改善点を的確に把握する力が身につくのです。

ホームページの目的やターゲットに合わせたKPIやKGIを設定し、それをGoogle Analyticsで追跡・分析することで、より効果的なサイト運営が可能となります。ただ、その過程で出てくる様々なデータの中から、本当に重要な指標を見極めるためには専門的な知識や経験が必要です。そこで、アクセス解析のプロフェッショナルや経験豊富なWebサイト制作会社のサポートを受けることで、より高度な分析が可能となります。継続的な分析と専門家との連携により、ホームページの効果を最大化する道を確実に歩むことができるでしょう。

ホームページ制作直後はKPIとKGIは不要

ホームページ制作を手がける中で感じるのは、特に新規でホームページを制作するクライアント様の多くが、具体的な成果のビジョンを持っていないことです。これは特に中小企業のお客様に当てはまり、新規制作の際の目的や期待値がはっきりと定まっていないことが多いのです。

その理由として、過去のホームページが集客の面で上手く機能していなかったため、現状の成果が皆無、または非常に低いケースが目立ちます。このような状態でKPIやKGIを設定するのは、正直なところ現実的ではありません。

想像してみてください。新たにホームページを制作し、初めてKPIとKGIを設定したとします。しかしこれらの数値を実現するための最大の鍵は、集客対策です。ホームページ制作だけでなく、SEO、ソーシャルメディア戦略、外部サイトの活用など、見込み客の獲得には多岐にわたる対策が必要となります。これらの施策は非常に手間と時間がかかり、効果が出るまでの期間も長くなることがあります。

公開直後のホームページは、訪問者数も少なく、そのデータから何らかの有意義な分析を行うのは難しいです。更に、集客努力の結果、最初に設定したKPIやKGIが予想以上に良い、あるいは悪い場合も考えられます。このような状況を考慮すると、制作直後のホームページにKPIやKGIを設定するのは時期尚早と言えます。

しかし、ホームページ制作後に一定期間が経過し、ある程度の訪問者が確保できた段階で、KPIやKGIをしっかりと設定し、成果を明確にすることは極めて重要です。このアプローチにより、戦略的なホームページ運営と最大の成果を期待することができるでしょう。

まとめ

ホームページ制作において、KPIやKGIは成果を可視化する上での非常に強力な指標となります。しかし、これらの数値に過度に固執することは、逆にサイト運営の足枷となることもあるのです。確かに、これらの指標は成果を明確にし、方向性を示すツールとしての価値は非常に高いです。一方で、数値の追求だけが目的となってしまうと、その他のサイト運営の重要な要素を見失ってしまう恐れがあります。

データに基づく改善提案は有効ですが、それを継続的に実施し、結果を確認する過程は終わりがないものです。そこに陥らず、バランスよくサイト運営を行うことが求められます。重要なのは、KPIやKGIを「ツール」として利用し、サイト運営の全体的な最適化を目指すことです。これには時間の節約や効率的な運営方法も求められます。

Webサイト制作会社としては、KPIやKGIの提案から実際の改善提案まで一貫してサポートすることで、クライアントのサイト運営をよりスムーズに進めるサポートが可能です。初めてこれらの指標を意識する方は、最初は複雑に感じるかもしれませんが、これらの指標をうまく活用することで、ホームページ制作と運営の効果を最大限に高めることが期待できます。ユーザー目線でのアプローチとともに、データの力を適切に活用することが、成功への鍵となるでしょう。