株式会社セブンデザイン SEOに強い大阪のホームページ制作会社

  • 2022.12.04

少ない更新量でSEOに成功したホームページの対策法

SEOの成功は頻繁な更新だけではありません。弊社が手がけたあるメーカーサイトでは、月に1回の簡潔な新着情報更新だけで狙いのキーワードで上位表示を実現しました。どうしたらそうなるのか、その背後にある対策や考え方を、このページで皆さまと共有いたします。期待以上の成果を求める方は、ぜひ続きをお読みください。

少ない更新でSEOで成功したホームページの対策

SEOを考慮した企画立案

ホームページ制作において、SEOの成功は多くの更新を必要とするわけではありません。私たちが手がけたあるメーカーサイトでの経験を思い返すと、彼らは初め「多い更新がSEO成功の鍵では?」と考えていました。実際、以前の制作会社からSEOの魅力を紹介されていた彼らは、その可能性に目を輝かせていました。しかし、私たちが伝えるのは、SEOの成功は更新の頻度や情報量だけでなく、その質や戦略にも依存すること。実際の提案では、更新の頻度や文字数を限定的にしても、成功へと導く戦略を考案しました。

クライアントは、更新作業の手間を削減したいという強い希望がありました。そこで私たちが注力したのは、質の高いコンテンツ制作と、その内容が検索エンジンに適切に評価されるための方法。多くの更新が必要ないという点では、彼らの予想は正しかったのです。しかし、それを実現するための戦略と方法論が求められました。この経験から、更新の量ではなく、その質と戦略がSEO成功の真の鍵であることを再確認することができました。

ウェブ標準でのコーディング

ウェブ標準のコーディングは、時代とともにその重要性が変化してきました。かつては、この標準に基づくコーディングの取り組みが多かったものの、最近では少し違った風潮があります。W3Cが提唱するウェブ標準は、ソースコードの読みやすさを保つだけでなく、検索エンジンがページ内容をより正確に認識する助けともなります。グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングは、このウェブ標準を理解しており、それを活用することで、ページのランキング向上に一役買うことも期待できます。

しかし、現代のSEO対策を考えると、最新のウェブ標準だけを追い求めるのは一筋縄ではいかない状況になってきました。例えば、グーグル自体が、最新のHTML Living StandardやCSS4がなくても、ページ内容を認識することができると公言しています。我々の経験でも、旧バージョンであるHTML5やCSS3を用いたコーディングのホームページでも、高い検索順位を獲得している例は多いです。

ただ、我々が目指すのは効率的なSEO対策。そのため、今回の案件では、努力を最小化し、質の高いコンテンツ制作に集中することを前提として、ウェブ標準のコーディングを選択しました。これにより、検索エンジンの認識がさらに向上し、高いランキングを目指すことができます。

検索エンジンを意識したサイト構成

検索エンジンの認識を高めるためのサイト構成は、SEOの基本中の基本とも言える要素です。当社のホームページ制作でも、この点を最も重視しており、その成果も実感しています。

サイト構成を意識的に整えることは、訪問者にとっても非常に有効です。例えば、我々のホームページでは、サービス関連の情報はすべて/service/の中に整理されています。このような整然としたURL構造は、検索エンジンが内容を正確に理解する手助けとなります。また、/blog/という形式でブログ記事を配信することで、コンテンツの種類を明確に伝えることができます。

実際、多くの上位表示されるサイトが、このような分類を行っています。対照的に、整理されていないURL構造を持つサイトは、検索結果での順位が低い傾向にあります。この結果からも、検索エンジンがサイトの情報を適切に解釈するためには、明確なサイト構成が不可欠であることが伺えます。

そうした中、我々の経験に基づいて、検索エンジンにとって読み取りやすいサイト構造を持つことは、SEO対策として極めて重要であると断言できます。適切なサイト構成は、検索エンジンだけでなく、ユーザーにとっても役立つものです。そうした取り組みを通じて、より多くのユーザーに適切な情報を届けることが可能となります。

文字数や単語数ではなくユーザー目線のページ作成

ホームページ制作の中で、SEOの効果を最大化するためのアプローチは多種多様です。当社も長らく、キーワードの出現頻度や文章の長さを意識して、上位表示を目指してきました。しかし、最近の傾向として、単にキーワードを詰め込んだり、文章を長くするだけでは、必ずしも上位表示につながらないことを実感しています。

検索エンジンの進化と共に、ユーザー体験の質がSEOの重要な指標となってきました。この変化に伴い、我々も新たな方法を模索しました。その結果、ユーザー目線での原稿作成の重要性に気付くことができました。

ユーザーが真に求めている情報を提供すること、そしてその情報が簡潔かつ分かりやすく伝わること。これが現代のSEO対策の真髄と言えるでしょう。ユーザーがページを訪れてから離脱するまでの時間や、他の関連情報への遷移など、ユーザーの行動が検索エンジンの評価に直結します。

我々が新たに採用したユーザー目線のアプローチは、その成果をしっかりと感じ取ることができました。特定のキーワードの出現頻度や文字数に囚われず、質の高いコンテンツを提供することで、真に意味のある上位表示を獲得することが可能となりました。

少ない更新でSEO効果を出したサイト運営法

月1で新着情報を更新

ウェブサイトの更新頻度とSEO効果についての一般的な考え方は、よく知られています。多くの運営者が頻繁に更新することで上位表示を狙います。しかし、私たちが実践している方法は少し異なります。月1の新着情報更新で、SEO効果を実感しています。

新商品の発売や店舗移転など、読者にとっての価値がある情報を、わずか500文字程度で伝える。その際、写真1枚を添えることで、情報の鮮度と興味を引きます。初めの頃は、この方法がSEOにどれほど効果的なのか不安でした。実際、内容がシンプルすぎると、SEOの効果は薄れるのではと心配されることもありました。

しかし、結果として、ユーザーが求める情報を的確に、かつコンパクトに伝えることが、検索エンジンにも評価されることがわかりました。長文や複雑な内容ではなく、ユーザーの求める情報を簡潔に提供することで、SEO効果を最大限に引き出すことができるのです。

フェイスブックを運用

フェイスブックは、企業が顧客とコミュニケーションをとる手段として人気を博しています。驚いたことに、あるメーカーが、フェイスブックを独自に立ち上げているのを発見しました。その事実を知ったのは、彼らのウェブマスターからの、トップページへの埋め込み要望でした。

運用を担当しているのは、意外なことに経理の方で、内容は主に会社の日常や出来事。製品情報よりも、社内の風景やエピソードを中心に投稿されていました。私たちは、彼らの商品情報も投稿するよう提案しましたが、経理担当者の手には余る作業として、難色を示されました。

しかし、これには隠れたSEOのチャンスが潜んでいます。ユーザーは製品情報だけでなく、企業の文化や雰囲気にも興味を持っています。実際のところ、社内の日常を伝える投稿は、企業の人間らしさやブランドイメージを醸成し、それがSEO効果にも寄与するのです。

まとめ

制作や運営の方法は時代と共に変化していくものですが、例外的に、あるメーカーサイトが2010年から2011年にかけて異常に高い検索順位を記録しています。それも、特定の地域キーワードを組み合わせた検索や、単一の商品カテゴリー名だけでなく、メーカー名を含む検索でも上位3位以内にランクイン。この結果は、2011年のペンギンアップデートの時期にも関わらず、被リンクが30本程度しかない中で実現されました。

一般的に、検索エンジンが評価する良質なサイトの条件として、スマホ対応やHTTPSを推奨していますが、このサイトはそういった最新の対策を施していないのが不思議です。そして、商品詳細ページ以外では、文字や単語の数も特に意識していないようです。にも関わらず、上位表示を維持しており、クライアントも非常に満足しています。唯一、継続的に行われているのは、新着情報の定期更新だけ。一方、フェイスブックの運用は2012年を境に終了し、アカウントも現在は存在しないようです。