- 制作・運営
- 2022.07.26
低価格なホームページ制作でも成果を出すために
ホームページを制作する際に、予算は企業ごとによって異なっています。
そして、すべての企業さまはできれば安く作りたいと考えられると思いますが、安いと成果が出ないと思ってしまいがちです。
しかし決してそのようなことはなく、実は計画とスケジュールを立てることで成果を出せる可能性が高まるのです。
低価格でも成果を出すために
低価格なホームページ制作でも成果を出したいと考えるの一般的なことであると思います。
当社の場合は、実は低価格と言っても、60万円未満の案件はお受けすることが難しくなっています。
その理由は、弊社はSEOに力を入れているためであり、このSEOを行うと、最低でも60万円からが一般的になってくるのです。
ではなぜ60万円もの予算が必要になるかをご紹介します。
コーディングの最適化
当社はコーディングとSEOが密接に関わっていると考えています。
その理由は主に二点あります。
まず1点目は、ウェブ標準でのコーディングを行うことで、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトのビングの検索エンジンが正しくホームページを認識できるようになります。
ウェブ標準とは、HTML Living StandardとCSS4になっています。
このウェブ標準でコーディングを行うことで、検索エンジンが正確にページの情報を収集できるようになり、書いている内容の理解度を高めることが可能です。
さらには、タグの記述ミスや締めタグ忘れなどを回避することも、理解度を高めるための対策になっています。
このHTML Living StandardとCSS4によるコーディングは、決して簡単なものではありません。
そのため、ある程度コーディングを正しく理解しているコーダーが必要になってくるため、その分予算が上がってしまうのです。
次に、内部リンクの設置にも仕掛けがあります。
検索エンジンは、ページを認識すればそのページにダイレクトで訪問してくれるようになりますが、そのページから次のページを見てもらうのに内部リンクを使っています。
この検索エンジンの情報収集プログラムになるクローラーの内部リンクの使い方を正確に理解して、認識に合わせた内部リンクの設置を行うことでクローラビリティーが最適化されます。
そしてクローラビリティーを最適化することによって、ホームページにあるすべてのページをインデックスしてくれるようになるため、一気にホームページのSEO評価が高まるのです。
昨今のSEOにおいては、グーグルサーチコンソールにクロール済み - インデックス未登録や検出 - インデックス未登録といったステータスが表示されます。
これらにリストアップされると、グーグルの検索結果に出てこないページになるので、クローラビリティーの重要性は非常に上がり始めているのです。
そのため、コーディング単価は少し高めに設定はしていますが、しかし、最近は競合他社のWebサイト制作会社もコーディング単価が上がっています。
そのため、実は業界相場的には普通くらいの単価でご提案をしています。
更新可能コンテンツ
すべてではありませんが、検索エンジンは、検索キーワードに対して、もっとも詳しいホームページを上位表示しています。
例えば、【ホームページ制作 大阪】で上位表示を行いたいのであれば、ライバルサイトよりも【ホームページ制作 大阪】で詳しいホームページにするのが一般的な対策法です。
そしてこの詳しいの要素としては、単に各ページの品質が高いだけではなく、実はある程度のページ数が必要になるのです。
これまでのホームページ制作経験で言えば、もちろんキーワードによって異なりますが、調査結果として、150ページくらいの作成が多いでしょう。
そのため、公開後に150ページを作成する必要があるのですが、Webサイト制作会社にこの新規ページ作成を依頼すると、安くても200万円くらいが必要です。
この予算は非常にもったいないので、当社では、あらかじめ新規ページ作成が行えるコンテンツを作成し、そこにワードプレスを導入しています。
そうすることで、一切サイト更新料がかからないため、最終的には安くホームページが作れるのです。
SEOのためのマニュアルかレクチャー
そして最後に、SEOのためのマニュアル作成あるいはレクチャーを行っています。
こちらの費用は、基本は企画費に含めることが一般的です。
このように単純にSEOに強くするためにはそこそこ初期予算が必要になっていて、そのため、当社では格安のホームページ制作は厳しくなっているのです。
では、当社以外のWebサイト制作会社をご利用の方がSEO効果を出すために行うべき内容をご紹介します。
SEOを諦めて他の集客対策を
まずSEOを諦めるのが無難だと思います。
これまでホームページリニューアル案件で、もともとのWebサイト制作会社に引き続き依頼しなかった理由を聞くと、指示通りにサイト更新をしても成果が出ないというケースがほとんどです。
もちろん、一般的な価格より相当安い費用になっているので、仕方がないと思います。
当社も聞いた予算である場合は、SEOのための対策を削りまくる必要があるので、成果を出すことができません。
低価格の場合は基本的にはSEOを諦めていただくのがもっとも良いと思っていて、代わりに別の集客対策を行っていただきます。
その別の対策とは、ソーシャルメディア運用です。
実際に当社は、今はしていませんが、ソーシャルメディアを運用していたころは、1日に80人くらい集めることに成功していました。
その理由と辞めた理由と言うのが、当社はSEOを行っているので、まず運用工数がかかりすぎるという点です。
ソーシャルメディアで成果を出すためには、基本的には投稿前にある程度の調査が必要です。
と言うのも、ソーシャルメディア検索を意識して、多く利用されているキーワードを調査して、そのキーワードを使った投稿を行う必要があります。
始めのころは順調にキーワードを見つけることができると思います。
しかし、投稿数が増えてくると、次第に投稿内容がなくなっていくことがあり、当社ではそこで調査するのを辞めて、ソーシャルメディア運用を辞めております。
ただ、SEOがなければ十分にできるだけの時間があると思います。
実際に当社のこれまでの経験で言えば、大体1投稿30分程度、1日で60分程度の調査時間がかかります。
この調査をしっかりと行って、ソーシャルメディアを運用すれば、SEOを行っているときと変わらないくらいの成果を出せるので、効果を発揮できるのです。
低価格でも成果が出るホームページは制作可能
このように低価格なホームページ制作では最大の問題はSEOができないことにあると思います。
そのため、SEO以外の集客対策を考えれば問題はクリアーされ、成果を発揮できるようになっています。
ただし、ソーシャルメディアは闇雲に投稿を行っても意味がありません。
しっかりと投稿内容の調査を行ったり、さらにはソーシャルメディア内でユーザーとのコミュニケーションを楽しみましょう。
そうすることで、低価格なホームページ制作であっても必ず御社の期待を超える成果を得ることが可能になります。