- -制作法
- 2022.06.15
LPOってどこまで考えるべき?安くランディングページを作ったら成功
2021年の実績ですが、Webサイト制作会社さまから、自社クライアントのランディングページを制作して欲しとご依頼をいただきました。
条件は1つだけになっていて、50万円未満でのご依頼を希望され、弊社のランディングページ制作は50万円からなので、作業を少し減らした提案をしています。
具体的には、LPOの定義は少し曖昧ですが、LPOの一部になるストーリーの検討を行わないことで時間短縮を図り希望の金額でのご提案をしています。
ランディングページとLPO
ランディングページ制作は、非常に値段が曖昧になっていて、高い会社では100万円から安い会社だと10万円から制作が可能です。
もちろん、どの業者を利用するかにもよりますが、この価格の違いは、LPOをどこまで考えるかになっています。
基本的には、1ページのホームページになるので、ランディングページ自体であれば、作業時間を考えると10万円からで制作が可能です。
では、100万円からの業者はなぜそんなにも高いのでしょうか。
それはLPOをしっかりと考えているためです。
このLPOを考慮すると、ランディングページを制作する前に、ユーザーニーズの調査や成約率を高める対策を行います。
そして、この対策は、会社によって調査項目が変わってくるので、その作業性が金額として出ているのです。
ランディングページは、基本的にはリスティング広告やYouTube広告の入口ページになっています。
そのため、集客に予算をかけているのだから成約率は高いにこしたことはありません。
そこでLPOが必要になっていて、LPOを行ったランディングページを作成することで、飛躍的にホームページの成果が高まるのです。
LPOで考えること
前置きが少し長いですが、弊社のLPOで検討することをご紹介します。
弊社のLPOでは、ユーザーニーズの調査と検索ユーザーの検索意図、グーグルアナリティクスがある場合はアクセス解析の確認、ランディングページのストーリー検討になります。
これらを行うことで、ランディングページ制作納期が2ヶ月程度になり、大体ですが、50万円からの必要が必要になっています。
ざっくりとですが、企画・設計・調査で1ヶ月、制作期間で1ヶ月くらいの割合です。
これらの調査を行うことで、もちろん必ず成果を出せるとは言い切れないのですが、しかし成約率が飛躍的に高まる可能性があるのです。
そして今回のご提案では、最大が50万円でしたので、作業時間を考えた場合に、ストーリーの検討を行わず、価格調整をいたしました。
納期は2ヶ月かかる
ざっくりとですが、弊社の費用は時間単位で計算しています。
もちろん時間だけではなく、作業時に少し高度なテクニックなどを利用する場合は技術料もオンさせていただいています。
そして、今回のランディングページは、確かにウェブデザイン性にはこだわられていましたが、実はコーディング時に何か特殊な施策が必要ではありませんでした。
そのため、基本的には作業時間がそのまま費用になっていて、弊社の作業は、正確には違いますが、目安としては、1ヶ月30万円になっています。
そして、50万円ということは、2ヶ月弱で納品しなくてはならず、そのためには、LPOの作業を減らす必要があると考えたのです。
そこで今回は、もちろん行ったほうが良いですが、ストーリー立てを減らすことで作業時間を減らせると判断をして、調査項目を1つ削減する提案をいたしました。
成果はどうだったのか
実際にこれらの提案を行った結果でそのランディングページの成果はどうだったのでしょうか。
もちろん、リスティング広告だけを行うと言うことで、リスティング広告予算にも影響をされると思われます。
そちらの会社さまでは、大体20万円くらいを月の広告予算に当てられるそうです。
実際に効果としては、元請けのWebサイト制作会社が言うには20万円の予算に対して、100万円くらいの売上が立っているようです。
今回は、弊社でも初めてストーリーを検討せずに作ったのですが、意外と成果が出るんだなと言うのが正直な感想です。
ストーリーは検討しませんでしたが、ただ一般的に常識の範囲では、掲載するコンテンツを考えています。
さらには、キーワード調査やニーズ調査も行っているので、それだけで十分ではないかと言う結果になっています。
と言うのが、もちろん予算をかけて調査をして少しでも成果が出る可能性を高めたい場合は別です。
しかし、弊社のホームページ制作実績やお問い合わせをいただく会社の大半が、少しでも予算を抑えたいと考えていると思われます。
そして効果としては、別にストーリーをたてなくても十分な効果を出せるなら、安く提供できる方が重要ではないでしょうか。
もちろん、ストーリーを検討しなかったのは実は初めての経験なので、まだはっきりとは言い切れません。
今後、ストーリー立てを予算上出来ない案件で試してみながら、その効果を見て行こうと思われます。
作業量と料金
弊社の料金としては、作業時間と作業時の専門性の高さから費用を算出しています。
専門性の高さについては、業界の企業や業者でなければ分からないと思われますので、目安としては作業時間で想定をお願いします。
この作業時間を考えるときに、一般的には総額の30%くらいは調査・設計・企画の料金だと思われます。
そして調査は、もちろん意味のない調査は実施しません。
意味がある調査だけに限定をすることで、飛躍的にその効果を高めれます。
ストーリーの検討は確かに効果を出せるように思われますが、作業時間が非常に多くかかります。
そして、今回の事例のストーリーを検討せずに提供しても、効果が変わらなかったので、もしかすれば不要になるかもしれません。
と言うのが、ユーザーニーズなどは調査をしているので、それらのデータだけでも十分かもしれません。
例えば、ストーリー立てでは、結論を上部に記述をし、その次はユーザーの悩みや課題をと言うように、一般的なページ構成を考える作業です。
もちろん、これらの作業は単に弊社だけの提案ではなく、実際に原稿や画像なども具体的に検討をするので、本当に多くの時間が必要でした。
しかし、これらを考えずとも、ユーザーニーズからどのようなコンテンツを配置するかを考えるだけでも効果を発揮できた事例です。
また、どうしてもストーリーを検討すると、お客さまから見れば、過去の実績と違うように見えますが、実は似たようなランディングページになっています。
そしてこれらを行わずにランディングページを作っても効果が出るのであれば、行わない方が料金を下げた提案が可能なのです。
適正価格のLPOとランディングページ
昨今のランディングページは、業界として年々費用が下がっていると思います。
従来のランディングページは、大体ですが50万円からで提供している会社が多かったですが、最近では10万円から制作する業者も見かけます。
もちろん、どのようなWebサイト制作会社であっても、基本的には作業時間から価格を決定しているので、10万円の会社では10万円の作業時間しか取っていません。
もちろん、このような格安の業者だけではなく、Webサイト制作会社が掲載する料金表や、LP制作料金一覧などのまとめページを見ても、費用が下がっています。
もちろん、業界として値段が下がっていても、作業を行ってその分時間がかかるのであれば、業界としての価格に合わせる必要はないと思われます。
しかし、放置はできません。
そして今回の事例からストーリー立ての効果は実はそれほどないのかもしれないと気が付いたので、今後は弊社の提案の幅が広がったと思われます。
ランディングページを作りたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談をお願いします。
御社の予算と効果を考えた最良のご提案をいたします。