- 2022.07.10
闇雲な新規ページ作成では検索順位が上がらない
ホームページ制作後にSEOに取り組まれる方は、新規ページ作成の効果を十分にご存知だと思います。
当社のホームページ制作でも、基本は公開後から新規作成を行っていただきますが、その際に闇雲だと実は検索ランクが上がらない事例があります。
今回は、ホームページ制作後にクライアントへ提案する闇雲にならない新規作成法を紹介します。
闇雲な新規ページ作成とは
闇雲と言われても、何がそれに該当するのかが分からないと考える企業は多いと思います。
ここで言う闇雲と言うのは、制作したホームページの検索ランクを高めるためだけに、新規ページ作成を行う行為を指します。
例えば、ホームページ制作後に業者からSEOで上位ランクを獲得するために、ブログを更新してくださいと依頼されたとします。
そのときに、訪問者のことを一切考えずに、制作したホームページの情報量を増やすことだけを考えた対策を闇雲と定義しています。
もちろん、ユーザーを考えたとしても、非常に読みづらく理解がしづらい内容ばかりだといけません。
グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングなど、主要なサーチエンジンは、本当にユーザーにとってより良いコンテンツかを見ていて、表現法などもチェックしています。
この表現法のチェックは、ここからが推測ですが、恐らく本文は見ておらず、理解もしてないと感じますが、恐らく品詞分解をして、よりユーザーフレンドリーな原稿かを見ています。
そのため、文法が正しく、表現が回りくどくなく、適切で簡潔であるという点が求められています。
実際に当社ホームページ制作実績で見ても、これまでまったく文章を作った経験がない方が書いた記事でも、ユーザー目線を追求すると高い検索ランクを獲得しています。
細かなテクニックなどはなく、今ウェブマスターができる最高の品質で原稿作成を行いましょう。
そして、公開ボタンを押す前後で、自分が書いた文章を読み直し、本当にユーザーが読みやすく理解しやすいかどうかをチェックし、問題があればリライトを行います。
これが基本で、ホームページ制作後に、この追求こそがSEOで成功する唯一の方法であると考えます。
闇雲にならない新規ページ作成法
お客さまに提案する内容を紹介します。
エクセルで管理
ホームページ制作後に、もしお客さまがまったくの素人だった場合には、エクセルの雛型を用意させていただき、そこに新規作成する記事情報を掲載いただきます。
主に記述する内容は、SEOワードとタイトルタグ、URLアドレスの3列で、これらをしっかりと管理して貰います。
また、随時対応するのではなく、公開直後に100記事分を予め入力します。
小出しで行うのは結構手間で、結果面倒くさいと感じてしまうと、そこでエクセルの更新が止まってしまいます。
そのため、100を作り、そして記事を公開して、また100という流れで更新作業をお願いしています。
このエクセルを管理する理由は重複コンテンツとカニバリゼーションで、まったく同じ内容や同じニーズのページを作成すると発生してしまいます。
少数であれば、対してランキングに影響がありませんが、その数が多いと、全体的な平均順位を下げ、エクセルでこれらを回避することを推奨しています。
ユーザーニーズを考える
エクセルでSEOワードやタイトルを記述する際には、ユーザーニーズを考えましょう。
当社事例だと、ホームページ制作が大切なキーワードで、トップページで上位表示を狙いますが、1ページでは上位が獲得できず、ホームページ制作に関連したフレーズを検討します。
ここで、キーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールは不要で、自分の頭で考えるだけでも十分で、仮説ですが以下のSEOワードが考えられます。
- 自分で
- 料金
- 実績
- 成果
- SEO効果
これらをリストアップして、例えば、【自分で ホームページ制作】SEOワードに「自分でホームページを制作する方法」というタイトルを作ります。
これらをエクセルを更新すれば、情報に漏れがなくなり、高いSEO効果を得られるようになります。
類似ページは絶対作らない
先述もしてしまっていますが、大切な事柄なので、もう少し詳しく紹介します。
エクセル管理のメリットとして、検索やソート機能が使いやすいというポイントがあり、これらを利用すれば類似コンテンツがなくなります。
検索やソートを使いながら、同義語や類似語などを回避していけば、すべてのページで高いSEO評価を受けられ、最小の努力で最大の成果を得られます。
確かに、エクセルを更新し続けるのは面倒くさいですが、運営に慣れてSEO効果が出るまでの努力と考え、とにかく頑張りましょう。
闇雲ではなくユーザーニーズから新規ページ作成
闇雲な運営では絶対に上位ランクは獲得できません。
ホームページ制作時から、しっかりと良質を意識して対策を行う必要があります。
この対策では、エクセル管理がもっとも効果を発揮すると思われ、重複は論外として、カニバリが発生しない対策を取りましょう。
現在の検索エンジンは、テクニック要素を非常に嫌い、本当に訪問者目線の原稿をアップしているかどうかを評価します。
当ページをご覧の方は、ぜひユーザーフレンドリーな原稿こそがSEOの唯一の手段だと考え、日々更新業務を頑張りましょう。