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- 2021.11.08
やってはいけない9つのブラックハットSEO
SEOは、200以上のアルゴリズムがあると言われております。
そして、このアルゴリズムには、ユーザーが本当にホームページを有効活用するためのルールが網羅されているのですが、しかしこのユーザーのためのルールを間違えた考え方で理解し、楽にグーグルが評価してくれるようなホームページにしたいと考える方もいらっしゃいます。
この楽に行うSEOをブラックハットSEOと言い、このブラックハットSEOは基本的にはグーグルがブラックハットSEOと気が付くまでは検索順位が上がるのですが、しかし気が付くと必ず順位を落としてしまいます。
そのため、企業サイトはもちろん、一般のホームページにおいても、Web制作を行ったら、ブラックハットSEOを行い一時的に検索順位が向上するよりも、少しずつでも良いので、安定して検索からの訪問者数が増え続けることの方が大切になっており、Web運営においてブラックハットSEOは避けておくべきポイントになっております。
ブラックハットSEOは絶対にダメ
今回ご紹介する行ってはダメな9つのブラックハットSEOは、ユーザーのためのSEOではなく、グーグルの検索順位を上げるためのSEOになっています。
このブラックハットSEOは、いまだに行っている方もいらっしゃるのですが、基本的には中長期的に安定した訪問者をSEOで集客したいとお考えの場合は絶対に行ってはなりません。
もちろん、ブラックハットSEOを行っていない方であっても、グーグルが年に3,4回行うコアアップデートに被弾してしまい、検索順位が落ちる可能性はあるのですが、しかしブラックハットSEOを行ているとほぼ間違いなく被弾すると言っても過言ではないのです。
そのため、SEOを行っている方は、しっかりとブラックハットSEOに、どのような施策が含まれるのかを理解することが重要になっており、これらを理解してWeb制作やSEOを行うことで、SEO効率が飛躍的に高まります。
では具体的にブラックハットSEOに当てはまる9つの施策をご紹介いたします。
無作為な大量の被リンク
現在のSEOでは被リンクに頼ったSEOをされている方は本当に稀だと思います。
その理由は、従来は被リンクに頼ったSEOが正しいSEOの時期もあったのですが、グーグルのペンギンアップデートにより、被リンクに頼ったホームページの検索順位が大きく下がってしまいました。
そしてこの被リンクに頼ったSEOは、確かに現在も検索順位を上げているホームページもあるのですが、それらのホームページは、検索順位が安定しないことがあり、さらには年に3,4回行われるグーグルのコアアップデートに引っかかる可能性が非常に高いのです。
そのため、現在のSEOでは、被リンクではなく、ホームページ内の更新を行うことが重視され、被リンクは最小限で行うというのが一般的になっております。
このような無作為な大量の被リンク対策は、一時的には上がる可能性はありますが、グーグルにばれたときに一気に順位を落とすため、必ず気を付けなくてはなりません。
また、この無作為な大量の被リンクにおいては、自分で行う被リンク対策や、被リンク販売業者から被リンクを購入した場合、大量に相互リンクを行った場合も当てはまります。
そのため、この無作為な被リンクにならないためにも、被リンクの基礎知識を学び、それから被リンクを増やす対策を行うことがオススメです。
ただし、現在のWeb制作後のSEOにおいても、被リンクは重要であることは間違いがないのですが、しかし無作為な大量の被リンクは絶対に行ってはならない対策になっております。
相互リンク集の利用
現在相互リンク集自体がほとんどなくなりましたが、相互リンクを利用しているホームページもまだまだあります。
もちろん、相互リンク自体が悪いということはないのですが、しかし不自然に相互リンクが多いことはペナルティーの対象になる可能性があります。
あくまで弊社の考え方ですが、SEOを戦略的に考えると、相互リンクで上位表示するという手法は、現在のSEOではあまり良い選択肢ではなく、確かに上がることもありますが、しかしその順位は安定せず、一定の訪問者数を集め続けることができないと思っております。
そのため、相互リンク自体は問題がないと思いますが、相互リンク集の利用や、相互リンクの数が多い場合はペナルティーを受けてしまうことがあるため、Web制作直後の被リンク対策として相互リンクを利用したとしても、しっかりと数や行う会社などを厳選することが重要になります。
同じアンカーテキストで大量の被リンク
被リンクとは、基本的にはユーザーが自発的に付けてくれるものになっております。
そして、自分で被リンク対策を行う際には、例えば、【Web制作 大阪】で上位表示したいから、外部のホームページを制作し、その更新作業の中で、「大阪のWeb制作会社」という文字が出てくるたびに被リンクを行ってしまいがちです。
これは被リンクとしてはかなりリスクの高いものになっていて、基本的にはユーザーが自発的に被リンクを行ってくれる際は、滅多にアンカーテキスト(リンクの付いた文章)がかぶることはないのです。
また、もちろん、自社のホームページに被リンクを行う際に、関係のない文章が多いなどもペナルティーの対象になる可能性があり、その被リンクを見たユーザーが本当にそのリンクをクリックしたくなるようなアンカーテキストの配置を行うことが重要になります。
コメントスパム
2021年7月現在では、コメントスパムを行う方も少ないと思います。
コメントスパムとは、ホームぺージやブログの下部に設置されているコメント欄を利用して、まったく関係がない内容であったとしても自社のホームページのURL付きでコメントを行うことを言います。
ワードプレスなどでホームページを制作している方の中には、コメントスパムに悩まされている方も多いと思います。
このコメントスパムに該当するのは、「その記事ページと、コメントとリンク先のホームページに関連性がない場合」、「ある特定の期間で大量にコメントにURLを記載した場合」になっております。
また、少し脱線しますが、ワードプレスのコメントスパムについては、Akismetというプラグインを利用すれば回避することが可能です。
このコメントスパムにおいては、コメントすることが駄目ではなく過剰な場合は駄目というものになっておりますので、一般的なコミュニケーションとしてコメントを行うことは問題ありません。
そのため、Web制作を行った後しっかりとコミュニケーションを行うことは問題がなく、さらには被リンクを設置することも問題ないのです。
意味のない誘導ページの作成
これは意図せずやってしまうことがあるのですが、現在のグーグルは、意味のない誘導ページを非常に嫌う傾向があります。
これは実際の例になるのですが、弊社のお客さまのスタッフブログで、記事を作成する際に、その記事がどのカテゴリーに属すかが分かりやすいように、カテゴリーページを作成しておりました。
そしてさらには、タグページも作成しており、記事1ページを作成すると、大体タグを2,3個設定していたのですが、このタグページがグーグルに意味のない誘導ページであると判断されたのか、ある日突然、検索順位を落としたという事例があります。
基本的には誘導ページはほぼ同じ内容で大量に制作されるものになっているので、ユーザーの利便性を下げ、検索順位を上げるためだけのページを量産していると認識されてしまったのだと思います。
そしてそちらの会社さまは、タグページはもちろん、月別アーカイブページ、さらにはカテゴリーページもnoindex設定を行うことで、しばらくして検索順位を戻すことに成功しており、このタグページやカテゴリーページは意図せず行ってしまうこともあるので、Web制作を行った後の運営では注意を払う必要があります。
隠しテキストや隠しリンク
すでに隠しテキストや隠しリンクを利用している方はいないとは思いますが、この隠しテキストや隠しリンクは絶対に行ってはなりません。
隠しテキストや隠しリンクとは、例えば、背景と同色の文言でアンカーテキストを利用したり、画像の後ろにテキストを配置したりすることなどを指し、Web制作では絶対に行ってはならないものになっております。
確かにグーグルのアルゴリズムを考えれば、画像の後ろに大量にキーワードを配置することで、高い評価を受けれると思ってしまいますが、現在のグーグルはCSSファイルも見ているので、デザインなどもある程度はチェックしており、すぐにばれてしまいます。
隠しテキストや隠しリンクを行わないための基本的な考え方としては、ユーザーがグーグルクロームなどのブラウザを使ってホームページを見たときの情報がすべて、であるように制作することが重要です。
コピーコンテンツの作成
コピーコンテンツの作成は、他のホームページあるいは自社のホームページから、原稿や画像をそのままコピーして持ってきたコンテンツのことを言います。
このコピーコンテンツには、「です」を「ます」に変えるだけの文章変更なども含んでおりますので、文章を書くときには、必ずすべてを自分の言葉で記述していかなくてはなりません。
そして、このコピーコンテンツで最も厳しいのが「自社のホームページ内であったとしても」という点になっており、基本的には自社のホームページ内であってもそれぞれのページで固有の文章を作成しなくてはなりません。
実際に、弊社は自社のホームページ内の原稿をコピーして作成したコンテンツを減らすことで、少しだけ順位を上げており、コピーコンテンツの利用は非常に厳しいものであると認識しております。
そのため、Web制作や運営を行う際には、必ず類似箇所を減らしたページ作成が求められており、これらを意識して作成した原稿であれば、多少類似していても問題がないように思います。
ワードサラダ
ワードサラダとはプログラムによって自動生成された文章のことを言います。
現在のワードサラダは、非常に原稿作成ツールが優れており、AIを使った文章作成をしてくれるようなので、すぐにはグーグルは気が付かない可能性があります。
しかし、AIを使った文章であっても、グーグルはどこかのタイミングで必ず気が付いて、ホームページの順位を落とす可能性があるので、このワードサラダは絶対に行ってはなりません。
実際に弊社もこのワードサラダは、10年くらい前に、SEOは関係ないのですが、ブログの更新をしていて、本当に大変で利用を検討したことがありましたが、ブログを更新して順位を上げることではなく、お問い合わせを獲得することが目的になるので利用をしませんでした。
ただし、このワードサラダは、相当過剰に行わなければスパムにはなりませんが、過剰に行うと一瞬で検索順位を落とす結果になるので、Web制作はもちろん運営の中でもしっかりと存在を知っておく必要があります。
クローキング
クローキングとは、ユーザーが見るページとグーグルの情報収集プログラムが見るページを分けて、ユーザー側のページはユーザーのための質を高め、非常に優れたページであるかのように見せ、グーグルの情報収集プログラムが見るページは、SEOの質だけを考えたページを作成する手法になります。
基本的には現在のグーグルは、ユーザーのために作成されたページを評価しているため、このようなユーザーとグーグルで見せるページを分けることは絶対に行ってはなりません。
仮に行ったとして、一時的に検索順位は上がったとしても、必ずグーグルに気が付かれてしまい、ペナルティーあるいは検索順位を大きく落とす結果となってしまいます。
ただし、このクローキングは基本的には、Web制作会社でなければできないくらい技術レベルが必要になっておりますので、クローキングになるような依頼をWeb制作会社に行わないようにしましょう。
正しいホワイトハットSEOを行おう
上記がWeb制作後に行ってはダメな9つのブラックハットSEOになっております。
このブラックハットSEOは、確かに一時的に検索順位が上がることもあるのですが、しかし基本的にはどこかのタイミングで必ずグーグルにばれてしまい、検索順位を落とす結果となってしまうのです。
そして下がった後にまた更に別のブラックハットSEOを行えば、また検索順位は上がりますが、しかしこれらを繰り返していくと、いつか必ず手動ペナルティーを受けてしまうのです。
そのため、正しいSEO、一般的に言えばホワイトハットSEOを行うことが重要になっており、このホワイトハットSEOを行い続ければ、確かに時間はかかりますが、必ず御社の期待通りの検索からの訪問者数を集客することが可能になります。
SEOの基本はユーザーのためのホームページの更新であり、意図せずブラックハットSEOを行う可能性もあるので、まずはブラックハットSEOにはどのような対策があるかを理解したうえで、正しいホワイトハットSEOを行うと良いでしょう。