- 2022.06.10
SEO効果があるページ削除の注意点
ホームページ制作後にSEOを学ぶと、ページ削除が効果が出るという情報を見た経験があるウェブマスターも多いと思います。
これは非常に判断が難しく、単に企業が不要だからと言って削除をすると関連ページのランキングが落ちる可能性があります。
ホームページ制作後には、削除ではなくリライトを推奨していますが、どうしても必要なときの考え方を紹介します。
ページ削除とSEO
SEOでは、低品質コンテンツが、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングなどからマイナス評価を受けている事実は誰もが知っている情報です。
制作したホームページに存在する低品質コンテンツをどうするか悩んだときに、削除を選択するケースがあります。
当社のホームページ制作でも、行うケースがありますが、マイナス効果も理解する必要があり、検索エンジンはページ個々だけではなく、制作したホームページ全体でも評価します。
そのため、削除すると、全体的な関連性が損なわれ、他のページで検索順位が大幅にダウンする可能性があります。
実際に、SEOを調べると、順位を高める施策でユーザー目線で低品質コンテンツを削除し、落ちた事例は山のように確認できます。
もちろん、本当に役立たないくらい低品質なら必要ですが、制作したホームページ全体も見られ、ランクダウンに繋がる可能性も把握しなくてはいけません。
これらを踏まえ、ホームページ制作後に提案する安心な対策法を紹介します。
SEO効果を損なわないページ削除の基礎知識
ホームページ制作後に知りたいSEO効果を下げない基礎知識を紹介します。
ホームページ制作後は消さない
ホームページ制作後は、お客さま自身で運用いただき、新規追加なら、一度投稿した内容は消さないようにお願いしています。
と言うのも、マイナス効果が高く、新規作成を行っても、上位表示ができなくなります。
そのため、当社は、ホームページ制作後に、初めにクライアントが行う作業が、更新コンテンツで新規作成する100ページ分のタイトルタグをエクセルに記載することです。
個々で対応すると、後から不要な情報が見つかるため、一気に作業をして、エクセルを使えば俯瞰して確認ができます。
当社クライアントだけではなく、SEO効果を追求するなら、すべての方が行うべきです。
301リダイレクトを行う
適切な301リダイレクト設定を行います。
この転送は、訪問者だけではなく、サーチエンジンの自動情報収集プログラムになるクローラーも転送してくれ、SEO効果の8割ほどを引き継ぐようです。
ただし、闇雲は絶対にならず、関連しないと逆にランキングダウンに繋がります。
また、昨今では、海外業者のMOZによると、リダイレクト数を減らすことがSEOになると公表していて、過剰はおすすめしません。
どうしようもないときだけ行う
公開して2年ぐらい経過すると、過去に作成した記事が現在はまったく役に立たないことや、原稿がひどいと感じるケースがあります。
その際でも、基本は消さないことが無難で、もし行うなら関連コンテンツへリダイレクトが必須です。
ただ、稀に関連するコンテンツもなく、リライトもできない場合があり、そのときは削除しても問題なく、ホームページ制作で、消しても良いのはこの場合だけです。
一気に実施しない
万が一、御社にとって不要であれば削除を行いますが、その際に一気に作業をせず、ホームページ制作後に提案する内容は、月に1ページがマックスです。
これ以上を行うと、ランキングが変わらなければ良いですが、変わるとリカバリーに膨大な時間を要します。
現在のSEOにおいて、関連性はかなり高い効果のウェイトを占めていると感じ、年間を通して少しずつの実施が推奨されます。
基本はリライトで対応
最後に、最も大切なポイントは削除をしない点であり、当社ではホームページを公開したらリライトでの対応を推奨しています。
コンテンツの質だけで検索ランクが低いのであれば納得もできますが、削除が多いことが原因だと非常にもったいない結果です。
そのため、ホームページを制作後は、そのURLは永続的に利用した方が良く、ちなみにグーグルもリライトでの対応を推奨しています。
ホームページ制作後の最大のSEOはページ削除をしない
当社では、一度公開したURLは永続的にそのままの状態をキープしており、もし順位が落ちると、SEOリカバリーが大変で、自社でできないと多くの予算を支払う必要が出てきます。
行うのはリライトで、URLが消えなければ、SEOでマイナスを食らうリスクはほとんどありません。
また、業者によっては301リダイレクトをすれば良いというケースもありますが、数が多いと、MOZによるとマイナスです。
そのため、ホームページ制作後に自身で新規作成を行う際には、一度公開して万が一低品質であるなら、リライトで対応するという意識が重要です。
10や20ページ程度であれば、それほど順位に大きな影響はないと思いますが、その数が増えれば、比例して評価も下がります。