- 2022.09.11
nofollowリンクとは?ホームページ制作には必要?
nofollowリンクをご存知でしょうか?
普通にホームページを制作し、サイト運営を行うだけでは利用をしませんが、SEOを考えると利用されるケースがあります。
今回は、正しいnofollowリンクを行い、検索エンジンに正しくホームページを認識してもらい、検索順位向上に役立つ設置法をご紹介いたします。
ホームページにあるnofollowリンクとは
外部であれ、内部であれ、リンクを行うと元から先へとリンクジュース、すなわちSEO評価が譲渡されます。
例えば、御社が非常に優れたホームページを制作し、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングの検索エンジンからも高い評価を受け、SEO効果が非常に高いとします。
このときに、御社が外部サイトへリンクを行うと、その設置したウェブページのSEOポイントのうち何パーセントかを、外部サイトへと譲渡する役割があります。
このSEO評価の譲渡を行わないために用意されているのが、nofollowになっています。
nofollowリンクは、ユーザーのために設置しているが、SEO評価の譲渡を行わないために実施するもので、SEOの恩恵は一切ありません。
そのため、2015年ごろだったと記憶していますが、すべてのホームページがnofollow属性を付与していました。
しかし、現在の検索エンジンでは、このような現象が起こってしまったため、効果を見直しています。
記述方法
検索エンジンの認識の前に、まずは設定法をご紹介します。
nofollowの記述方法は、それほど難しいものではありません。
例えば、ワードプレスのビジュアルであれば、以下のようにチェックボックスから設定し、誰でも分かるようになっています。
さらに、HTMLタグを自分で記述する場合は、以下のような記述になっています。
もし、自分で設定をして、できているか不安な場合は、グーグルクロームの拡張機能のNoFollowを導入しましょう。
そうすれば、以下のように、nofollowが付与されると点線で囲われるようになります。
指示ではなくヒント
nofollow属性を付与させたリンクは、指示ではなくヒントになっています。
進化する nofollow - リンクの性質を識別する新しい方法
上記ページを見ると、従来は指示と明確に書いていたのですが、現在ではヒントに代わっています。
そのため、nofollow属性を付与させたとしても、あくまでヒントになっていて、リンクジュースが譲渡されるかどうかは、検索エンジン次第になっています。
もちろん逆も同様で、dofollowを設置していたとしても、検索エンジンの判断次第では、一切譲渡ができません。
この指示ではなくヒントと言うのは、当社はSEOを行われるホームページ制作では、しっかりと説明をしています。
ここを説明していないと、検索順位を上げたいページへはdofollowを、上げたくないページへはnofollowを行い、闇雲なリンク設置になってしまいます。
このように現在では、指示書きではなく、あくまでヒントになっていて、必ず御社の狙い通りの効果が出るかは不明です。
外部と内部の扱い
これは、検索エンジンの発言ではなく、これまでの当社ホームページ制作経験からの憶測です。
基本的には、外部リンクのnofollowはヒントになっていて、その効果が本当に出るかどうかは、検索エンジン次第です。
実際に、当社が制作したホームページにdofollowを増やす対策をしていたときに、ほぼ無効化をされていました。
逆に、nofollowを増やした会社では、効果が出ている事例も見られたので、間違いなく、ヒントとして見ていると思います。
次に内部リンクですが、ページ同士の関連性やアンカーテキストが適切であるという条件はありますが、ほぼ間違いなく効果を出しています。
当社のクロール済み - インデックス未登録のページは内部リンク数を増やすことで、検索順位を1位まで上げております。
実際に、リライトも行っておりますが、本数としては、20本程度になっています。
そして、別ページになる検出 - インデックス未登録のページは、同じ20本で、現在パソコンでは2位、スマートフォンでは1位に表示されています。
このように、内部リンクにおける価値は、ほぼ間違いなく出ると言って問題がないと思います。
もちろん、当社だけではなく、ホームページ制作実績の企業でも、関連性やアンカーテキストを調整し、数を増やすことで、内部リンク先の検索順位を高めています。
ただ、現在のホームページ制作では、内部リンクでnofollowは行っておらず、効果のほどは分かりません。
ちなみに、ホームページ制作実績や当社サイトでは、検索エンジンが認識しなくてもよいお問い合わせフォームページなどへも付与させていません。
SEO効果が出るnofollowリンクの正しい設置法
では、SEO効果があるnofollowリンクの設置法をご紹介します。
広告やコメント
ホームページ制作を行ったら、コメントを行う機会はそれほどないかもしれませんが、自社サイトの宣伝で、同業になる大手ポータルサイトなどに広告を掲載する機会があると思います。
このときに、広告やコメントには、nofollowと同じ効果があるsponsoredやugc属性を付与させるのが一般的で、以下のような記述を行います。
この記述を行うことで、検索エンジンは広告やコメントへの記載であると理解をして、nofollowと同じ効果を得ることが可能です。
この設置法は非常に大切で、広告やコメントへの掲載と、検索エンジンに理解してもらうことで、御社サイトの検索順位は安定します。
リンク先ページの品質が低そう
昨今のSEOでは、低品質なページへは、なるべくリンクをしない方が良いでしょう。
その理由は、低品質なページに行うと、御社サイトまで被害を被り、検索順位を落とす可能性があるためです。
ただ、低品質といって、国が運営するようなgo.jpドメインで制作されたホームページは別です。
国が運営しているだけで、ウェブデザインが古臭いなどであっても、検索エンジンは高く評価をしています。
一般企業サイトにリンクを行う際には、品質が低そうな場合は、一応nofollowを付与していくことで、御社サイトの検索順位が落ちる心配は無くなります。
一点だけ注意点があり、それは品質ではなく、ウィルス感染しているようなホームページへは、付与しても御社にマイナス効果があります。
SEO評価を渡したくない
ホームページ制作が終わりサイト運営をしていると、SEO評価を渡したくないけど、リンクは設置したいケースもあると思います。
SEO評価を渡したくないようなページへはnofollowを付与しましょう。
例えば、お問い合わせフォームや買い物かごのページへはnofollowを付与させることで、SEO評価を譲渡しません。
ただ、当社の考え方としては、例えば、プライバシーポリシーなどのページは別に検索順位を上げる必要がないと判断をして、nofollowを行ったほうが良いと思われるケースがあります。
しかし、プライバシーポリシーは、企業サイトとして必ず必要になるコンテンツであるとグーグルは発言をしています。
そのため、プライバシーポリシーページがあることをグーグルに伝えるためにも、nofollowを付与させるのは、推奨していません。
nofollowリンクはホームページ訪問者ではなく検索エンジン
ここまで読まれた方であれば、nofollowリンクは、ユーザーには一切関係がなく、検索エンジン用のタグであると理解をされたと思います。
まさにその通りです。
基本的には、上記でご紹介しているグーグルクロームの拡張機能のNoFollowを導入やソースコードを見ないと、Webサイト制作会社やSEO業者であったとしても分かりません。
そのため、特にSEOを意識していない方であれば、一切不要になっております。
ただ、SEOをしていないけれども広告は行う場合では、sponsoredやugcは必要です。
nofollowって何だろうとお思いの方は、単純に検索エンジン用のタグであると理解をすると良いでしょう。
昨今のホームページ制作においては、SEOは必須になっているので、そのSEO効果を出すためにも、存在するということへの理解は大切です。
Webサイト制作会社としてはnofollowリンクは不要
当社は、Webサイト制作会社として、お客さまから「SEOで調べていたらnofollowリンクって出てきたけど必要?」と聞かれたら不要であるとお伝えしています。
その理由は、昨今のSEOは、検索エンジンに対してではなく、ホームページの訪問者に対して最適なコンテンツを作成することが大切です。
このコンテンツを作成には、当然御社が行う外部や内部リンクも含まれています。
そのため、単純にSEO効果だけを考えた場合でも、検索エンジンだけに見られたくないというのは、かなり不自然であると思われます。
そのため、当社サイトもホームページ制作実績の企業も、基本的には、すべてdofollowになっております。
そして、最近はグーグル検索を使って、さまざまなホームページや、当社の競合他社が制作したホームページを見ると、nofollowを付与させているケースはほとんどありません。
そのため、Webサイト制作会社としては、nofollowリンクは不要であると考え、検索エンジンだけに認識されたくないのであれば、存在させない方が良いと考えています。