- 2022.05.03
SEO効果が高まる発リンクと内部リンク、被リンクの活用法
ホームページのSEOにおいて、検索順位を高めるためには、新規ページ作成や品質向上を目的としたリライト以外にもリンクが存在しています。
リンクには、発リンクと内部リンク、被リンクの3つの種類があるのですが、それぞれを適切に理解することは検索順位を高めるために重要です。
今回は、当社の制作実績から、SEO効果が出る3つのリンクの活用法を紹介します。
3つのリンクとSEO効果
ホームページ制作には、SEOが必須と言っても過言ではありません。
SEOの基本的な対策は、良質な新規ページ作成を行い続ける点と、品質が低いページを発見したら、リライトを行って高品質化を狙う対策が有名です。
当社の制作実績でも、上記2つの対策だけで高い成果を出している企業は多いですが、さらに高い効果を求めるのであれば、リンクについて知らなくてはなりません。
リンクには、発リンクと内部リンク、被リンクの3つがあるのですが、これらを行うことで、ホームページのSEO効果が高まります。
SEO効果が高まる理由は、リンクをされている状態をサーチエンジンが評価しているからではなく、ユーザーフレンドリーなホームページへと成長したが故の結果になっています。
と言うのも、現在のサーチエンジンは、どれだけリンクされていたとしても、評価してくれることはなく、そのリンクがユーザーフレンドリーかどうかで評価しています。
すなわち、例えば、ホームページ制作法について調べているときに、画像編集ソフトのフォトショップについて解説があれば、フォトショップに詳しく掲載されたページへの内部リンクや、フォトショップのホームページへの発リンクがあれば、ユーザーは満足度を高めることが可能です。
このように、リンクがSEO効果が出るという表現は少し誤解があり、リンクを行うことで、ホームページがユーザーにとって魅力的になり、その結果検索順位が高まるのです。
SEO効果が出る3つのリンクの活用事例
制作実績のお客さまのリンクの活用事例を紹介します。
以下で紹介する内容は、もちろんユーザーにとって役立つものではなくてはならず、闇雲な設置は無効化、また過剰に行っている場合は、サーチエンジンがSEO効果を狙ったスパムと認識してしまい、逆に検索順位を落としてしまう可能性があるので注意が必要です。
発リンクでホームページ運営の効率化
発リンクとは、他のホームページへとリンクを行うことを言います。
制作実績に多い発リンクの利用パターンは、文章の根拠を明確にしたい場合に、活用するケースです。
ウェブマスターは、日々、新規ページ作成に追われていて、調査や資料作成時間を十分に取ることができません。
しかし、似たテーマで作成しているページが多くあるので、自社が行いたいと考えた調査を、他社が行い、調査データをページに公開しているケースがあります。
そういった場合に、自社では調査をせず、そのホームページへとリンクを行ってしまえば、御社サイトはユーザーにとって役立つホームページへと成長します。
また、従来のSEOでは、発リンクを行うと、元ページのSEO評価のいくつかを先ページへと譲渡すると言われていました。
しかし、現在においては、発リンク先のページがサーチエンジンから高い評価を受けていると、元ページのSEO評価も高まる仕様になっています。
もちろん、自社で調査を行う時間が十分にある場合は、自社で調査データを作成することが推奨されますが、ウェブマスターはお忙しい方が多いので、他のホームページを利用することも検討しましょう。
ただし、同じ業界で、同じニーズを持った訪問者を狙っているホームページには、発リンクは控えることをおすすめします。
と言うのも、発リンクは元と先の両方にSEO効果があるので、ライバルサイトの検索順位を高めてしまう可能性があるからです。
内部リンクで詳しいホームページへと成長
内部リンクとは、ホームページ内にあるページ同士で行うリンクのことを言います。
内部リンクの利用は難しく、基本的には新規ページ作成時に設置するのではなく、公開ボタンを押す前の読み直しの段階で気が付けば設置することをおすすめします。
と言うのも、内部リンクで大切なのは、リンクを設置しているかどうかではなく、ユーザーが利用するかどうかが重要です。
例えば、成果が出るホームページ制作法について記載しているページで、本文でSEOについて紹介しているとします。
SEOの紹介を見たユーザーは、SEOについて詳しい方であれば、そのまま読み進めることも考えられますが、まったく知識がない方が読んでいた場合、「SEOって何?」や「SEOって何をすれば検索順位が上がるの?」、「そもそもSEOって本当に必要なの?」と感じられる方もいると思います。
そういった方に向けて、「SEOについて詳しく解説しているページがあるのでこちらをご覧ください。」と内部リンクを設置することで、ユーザーに利用される内部リンクとなります。
このように、文章を書き終わった後、読み直しをして、もう少し詳しい情報があったほうがユーザーにとって役立つだろうと考えられる箇所から、その内容について詳しく書かれているページへとリンクを行うことで、SEO効果を発揮します。
また、当社が本文を書きながら内部リンクを設置しない理由としては、内部リンクを意識しすぎるあまり、読みづらい文章になる可能性があり、読みづらい文章はSEOとしてマイナス要素の1つになるため、文章作成と内部リンクの設置を分けるようにしています。
被リンク
被リンクとは他のホームページからリンクをされることを言います。
従来のSEOでは、被リンクの効果が高かったこともあり、多くの企業が無料ブログやサテライトサイトを制作して、自作自演で被リンク本数を増やす対策を行っていました。
しかし、その現状を良しとしなかったGoogleは、ペンギンアップデートと呼ばれる価値のない被リンクが多いホームページの検索順位を下げ始めたのです。
価値のない被リンクが検索順位を下げるとなれば、逆SEOと呼ばれるライバルサイトに被リンクを行う会社が多く出てきたため、現在では、価値のない被リンクは無効化されています。
ここでポイントがあり、すなわち価値のない被リンクであれば無効化されるのですが、価値がある被リンクであれば、今でも検索順位を上げる効果があります。
この価値のある被リンクとは、自作自演で本当に品質の高いホームページを制作して、そこから自社サイトの関連するページへとリンクを行っても良いのですが、効率の良い対策とは言えません。
そこで、当社の制作実績では、良質なコンテンツを作成して、ナチュラルリンクを狙います。
すなわち、訪問者が自発的にリンクを行ってくれるように、ホームページの品質を高めることが現在の被リンク対策です。
実際に、このナチュラルリンクが多いホームページでは、確かな効果を得ることができるので、ホームページ全体の品質を高めるためにリライトを行い続けることで、御社のSEO効果は最大化していきます。
まとめ
内部リンクと発リンク、被リンクを紹介しました。
現在のSEOでは、リンクがなくても、ホームページの質が高ければ十分に上位表示を狙うことが可能ですが、さらに高い集客力のホームページとするには、この3つのリンクを把握していくことが重要です。
実際に、制作実績のお客さまでは、特に内部リンクに力を入れたホームページの運営を行っており、多くが高いSEO効果を得ることに成功しています。
現在、SEO効果向上のためにホームページを運営している方は、ぜひリンクを活用することを検討してはいかがでしょうか。