- 2023.07.15
SEOリカバリーに成功したホームページリニューアル
当社のホームページリニューアルでSEOリカバリーに成功した事例があります。
闇雲にリニューアルしたわけではなく、Googleサーチコンソールのチェックやユーザーエクスペリエンスの最適化を行うことで、お客さまが期待するSEO効果に成長しています。
当ページでは、SEOリカバリーに成功したホームページリニューアルで実施した内容を紹介します。
SEOリカバリーを目的にしたホームページリニューアル法
当事例のお客さまは、過去は高い検索順位を獲得しており、ホームページからの問い合わせ数が多かったそうです。
しかし、ある日突然検索順位を落としており、落ちたタイミングが分からなかったので、Googleコアアルゴリズムアップデートの影響か通常アルゴリズムの影響かが分かりませんでした。
そのため、当事例では、ホームページリニューアルで難しいテクニックを使うのではなく、基本的な対策を100%実行するようにしています。
SEOに強いホームページ制作
リニューアルでは、SEOを意識したホームページ制作を行いました。
SEOを意識したホームページとは、ソースコードのウェブ標準化や、検索順位が高くなりやすいデザイン作成、サーチエンジンが理解しやすいサイト構成などに取り組むことを言います。
もちろん、SEOに強いホームページを制作するだけでは狙い通りに検索順位を高めることはできないので、各ページで固有のSEOワードを定めて、そのキーワードに対して魅力的で強調された文章作成法のレクチャーを行っています。
カニバリゼーションの改善
Googleサーチコンソールを確認して、カニバリゼーションが発生しているページの発見を行い、コンテンツの変更を行いました。
カニバリゼーションが多いホームページは、Googleのヘルプフルコンテンツアップデート以降、どこかのタイミングで、検索順位を大きく落としてしまう恐れがあるので、安定してSEO効果を得ることが難しくなります。
そのため、検索結果に表示されているキーワードごとに、カニバリゼーションが発生しているページを発見して、改善するホームページリニューアルを行っています。
301リダイレクトを減らす
従来のSEOでは、ホームページで削除するページがある場合に、関連する内容のページに301リダイレクトを行えば、検索順位が落ちることはないと言われていました。
当事例のお客さまも、検索順位を落とさないために、301リダイレクトを行っていたのですが、昨今ではTwitterで見ると、多くのSEO会社やWeb制作会社が削除したページがある場合に301リダイレクトを行っているのに、トップページなどの検索順位が落ちているという情報を投稿しています。
なぜ301リダイレクトを行っているのに、最近では検索順位が落ちてしまう事例が起きているのかというと、おそらく関連性がない301リダイレクトのマイナス評価が大きくなったことが予測されます。
そのため、すべてではありませんが、リダイレクト元ページをInternet Archiveを使って確認して、厳しい目で関連性の確認を行い、301リダイレクトを半分以上削除するようにしています。
301リダイレクトを解除すると404 NOT FOUNDになってしまいますが、404 NOT FOUNDは時間が経過することで、なくなっていくので、SEOリカバリーができるまでには最大で1年かかるとお客さまには説明しています。
404 NOT FOUNDへの被リンクを外す
過去にお客さまは、無料ブログを使って、大量に被リンクを行っていました。
昨今のホームページでは、低品質な被リンクがあったとしても、サーチエンジンが自動的に無効化処理をしてくれるので、無視でも問題はないのですが、404 NOT FOUNDのページにリンクが行われていると、Googleサーチコンソールから404 NOT FOUNDのページが消えなくなってしまいます。
そのため、自演の被リンクに限りですが、404 NOT FOUNDのページへのリンクをできる限り解除していただくようにしており、Googleサーチコンソールの数値データの最適化を行いました。
すべてのページの原稿を新規作成
ホームページリニューアルというと、既存サイトの原稿を流用したいと考えるのは一般的だと思います。
ただ、過去に高いSEO効果を得ていましたが、現在では検索順位が低いので、サーチエンジンからコンテンツが低品質と認識されている恐れがあると判断をして、すべてのページの原稿を新規作成してもらいました。
お客さまとしては、1から原稿作成を行うことはできればやりたくないと言われていたので、当社でもできる範囲でサポートを行い、ホームページの原稿は一新しています。
SEOリカバリーはテクニックよりもユーザーエクスペリエンスを意識
上記のホームページリニューアルを行い、公開して8ヶ月後にSEOリカバリーに成功をして、昔に高い検索順位を獲得していたときよりも、多くのビジネスに関するキーワードで上位表示に成功しています。
今回のホームページリニューアルで行ったことは、キーワードの出現頻度を調査したり、狙ったキーワードで上位表示を実現しているホームページのページ数などは行っておらず、ユーザーエクスペリエンスを意識して、ユーザーのためのホームページへとリニューアルしただけになります。
ただ、このユーザーのためのホームページリニューアルというのは、単にサイト内部だけの話ではなく、サーチエンジンの検索結果も含めた対策が必要になります。
Googleは何度もユーザーのためのホームページであれば、検索順位が高くなると公表をしており、当事例を見ると、確かにその通りだと確信することができました。
まとめ
SEOリカバリーに成功したホームページリニューアルの事例を紹介しました。
当事例では、ユーザーエクスペリエンスの向上と、少しのサーチエンジンの認識を意識したホームページリニューアルを行っただけで、細かな数値データの抽出は行っていません。
SEOリカバリーを目的に、ホームページリニューアルを検討中の方の参考になれば幸いです。