- 2024.03.03
よく目にするSEOに強いホームページが行うcanonicalの使い方
ホームページのSEOで重要なタグの中にcanonicalと言われるタグがあります。
canonicalとは、URLの正規化のことを言い、AとBで似た内容のページがあった場合に、BのページのcanonicalにAのページのURLを掲載することで、サーチエンジンはBのページを認識しなくなります。
ホームページを制作すると、似たテーマのページを作成することもあると思われますが、サーチエンジンは、似た内容のページがあるとカニバリゼーションを発生させて、サイト全体のSEO効果を落としてきます。
そのため、canonicalはSEOにおいて重要にはなりますが、お客さまはどんなタイミングで利用すれば良いか分からないと感じることも多いと思います。
当ページでは、さまざまなSEO効果の高いホームページを見て、canonicalがどのような利用法をされているのかを紹介します。
よく見るホームページのcanonicalを使ったSEO
ブログなどの2ページ目以降を1ページ目に正規化
詳細ページへの一覧が表示されているブログや実績などのトップページでは、ページの下部に1、2、3などのページネーションを追加することが一般的です。
このページネーションで、2ページ目以降は、Googleサーチコンソールなどで、クロール済み - インデックス未登録になる可能性が高いページになっています。
もちろん、ページネーションはユーザーの利便性には必要ですが、SEOにとっては不要であり、クロール済み - インデックス未登録が多いホームページは、サイト全体でSEO効果を落とされています。
そのため、高いSEO効果を実現しているホームページの中には、ページネーションの2ページ目以降のページに、canonicalで1ページ目のURLを記載しているケースが見られます。
ただ、現状では、高いSEO効果を出していると言っても、Google自体がページネーションの2ページ目以降を1ページ目に正規化しない方が良いと発言をしているので、できれば辞めた方が良いでしょう。
ただ、現状で言えば、SEO効果を発揮しているので、ウェブマスターの考え方次第になります。
記事を分割して1ページ目の記事に正規化
最近は数が減っていますが、まれに見かけるのが、1つのテーマに対して記事を分割しているホームページです。
1ページの情報量を減らすことで、ユーザーが読みやすくなるので、ホームページの成約率を高める効果があります。
例えば、5分割されている記事があった場合に、2ページ目以降の記事を1ページ目へと正規化するために、canonicalを利用しているホームページを見かけます。
この記事を分割した場合、ページタイトルは同じですが、書いている内容は異なってくるので、以前GoogleがTwitterで行う必要はないと発言をしています。
2ページ目以降の記事のcanonicalを1ページ目に指定してしまうと、2ページ目以降の本文で利用されたキーワードで検索結果に出てくることがなくなってしまいます。
そのため、記事を分割しているホームページは、それぞれのページのURLを記載したほうが高いSEO効果を得られます。
似た内容のページを作成して正規化
canonicalの一般的な使い方で、1つのテーマに対して複数のページを作成している場合に、その中で1番重要なページにcanonicalを向けることで、SEO効果の最大化を図っているホームページが見られます。
1つのテーマに対して、似たテーマでページを作成することで、ユーザーの満足度が高まるのであれば、作成したほうがホームページの成果は高まりますが、サーチエンジンは似たテーマのページを作成するとカニバリゼーションが発生してしまい、サイト全体のSEO効果を落としてきます。
そのため、内部リンクを使って訪問者は訪問できるけれども、サーチエンジンには似たテーマのページの中で一番重要なページ以外を認識させないためにcanonicalを利用します。
ホームページ運営期間が長くなるにつれて、似たテーマの内容も増えてくるので、canonicalを適切に利用すれば、高いSEO効果を実現できる可能性があります。
まとめ
よく目にするSEOに強いホームページのcanonicalの使い方を紹介しました。
当社のホームページ制作では、作成したページのURLがcanonicalに設定されるように設定していて、お客さまが無理に変更する必要はないと提案をしています。
canonicalを触り始めると、お客さまのホームページ運営時間は大きく伸びるので、それであればホームページ制作中やサイト運営の中で作成するページのテーマに気を付けることの方が、効率的なSEOを行えると考えています。
canonicalをどう使えば良いかお悩みの方の参考になれば幸いです。