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- 2022.06.17
SEMの優先順位!弊社の事例から適切な優先順位をご紹介
SEMとは、検索エンジンの検索結果全体を使ったマーケティング手法を言います。
このSEMには施策法がいくつかあるのですが、広く浅く対策を行うよりも、1つずつ対策法を着実にこなしたほうが成果を出せると思われます。
今回は弊社のこれまでの事例から、ホームページ制作後に行うSEMの優先順位をご紹介したいと思います。
SEMとは
SEMとはグーグルやヤフージャパン、マイクロソフトのビングを利用したマーケティング手法になっています。
現在はグーグルとヤフーは同じ検索エンジンプログラムを利用しているので、グーグルとビングだけを対策すれば良いでしょう。
そして、ビングはユーザー数が少なくなっているので、実はグーグル対策だけで充分になっています。
実際に検索エンジンの比率で言うと、当サイトでは、グーグルとヤフーで95%ほどを獲得しています。
そのため、SEMでは検索エンジン全般ですが、基本的にはグーグル対策を行えば良くなっています。
SEMは、1つの対策ではなく、複数の対策の総称になっているので、SEMを実施される方は以下の順番で対策を行うことがおすすめです。
実際に弊社のホームページ制作実績の会社さまの多くで利用される優先順位になっています。
まずはSEOがおすすめ
ホームページ公開後、最初の対策は、SEOになっています。
なぜ初めにSEOをおすすめするかと言うと、SEOの作業量の多さと検索順位として反映されるまでの期間の長さです。
一般的にグーグル曰くSEO効果が出るには、4ヶ月から1年かかると言っています。
その理由は弊社がこれまで数多くの企業さまにSEOを提供してきた限りで言うと以下の2点だと思います。
- サイト運営量が膨大
- グーグルの認識にタイムラグがある
サイト運営量が非常に多い
まずサイト運営量が非常に多いと言う点からご紹介をします。
当社はホームページを制作する際に、上位表示キーワードを定め、そのキーワードで1位から10位のホームページの詳しさ測定をしています。
この測定は、特殊なツールを利用するのではなく、グーグルを使って、【site:トップページURL "キーワード"】で検索をしてページ数を数えています。
そうすることで、グーグルが認識しているそのキーワードに対して対象になるページ数が表示されます。
この平均値を出して、お客さまが目標にすべき新規ページ作成量を算出しているのです。
これまでの経験で言うと、100ページ前後が多く、もちろん多い上位表示キーワードの場合は、1,000を越している場合もあります。
実際に100ページであると仮定したときに、何ヶ月の作業量になるでしょうか。
もちろん闇雲なページ作成で良ければ、問題がないのですが、しかし現在の検索エンジンは実はページの質も確認しているため、質が高い条件があるのです。
1ヶ月の営業日を22としたら、4ヶ月から5ヶ月の期間が必要です。
このように、SEO効果を出すには、結構膨大な量の作業が必要になっていて、後からSEOを行うのではなく公開当初から取り組んだほうがより早く成果を出せるようになります。
認識の時間差
ページを公開したり、リライトを行えばすぐに検索結果に反映されるわけではありません。
- 新規作成とリライトを行う
- 新規追加やリライトしたことに気が付く
- データーベースに登録
- 検索順位決定プログラムの実施
例えば新規ページを公開したときに、すぐにグーグルが気が付いてくれる訳ではありません。
グーグルは定期的と言う表現で言っていますが、実は新規ページを公開しても、情報収集プログラムが訪問してくれるのに時間がかかるのです。
実際にこの認識については、1週間が最大で、早いと数時間で認識してくれます。
そしてそれで終わりではなく、認識ができたらグーグルのデータベースに格納してくれるのですが、そこから検索順位決定プログラムの実行にタイムラグが発生します。
ここについては、一切公表がされていないので、不明ではありますが、こちらも大体最大で1週間程度になっていると思います。
このように1ページを公開したとしても、最大で2週間の期間が必要で、このタイムラグはSEOを行っているとかなりストレスを感じるものになっています。
そのため、焦って行うのではなく、公開当初から行い続けていれば、仮に2週間がかかってもそれほど意識しなくなるようになるので、初めにSEOを行っていただきます。
また、新規ページ作成は最大2週間ですが、リダイレクトや404ページアドレスの復活はもっと遅くなるとグーグルが公表しています。
グーグルビジネスプロフィールの利用
グーグルは地図検索を検索結果に表示されます。
このグーグルビジネスプロフィールで上位を取れば、検索順位は低くても訪問者数が獲得できるのです。
もちろん、地図検索ページ自体も存在していて、弊社のグーグルビジネスプロフィールを確認するとそこそこ地図検索からの訪問者を獲得できています。
ただ、弊社ではMEO自体は力をそれほど入れていないので、検索順位は低く、上がったときにどれくらいの効果があるかははっきりと分かりません。
ただ、飲食や美容室などの業種は、グーグルビジネスプロフィールのクリック率が高いと言われているので、しっかりと対応をしなくてはいけません。
こちらは、SEO作業の前に登録だけはしておいて、SEO作業に疲れたり、そこそこ成功したら、たまに更新を行っていただく程度です。
それほど飛躍的に効果を出したホームページ制作事例はありませんが、訪問者数の底上げに効果があると思います。
リスティング広告への出稿
SEOやグーグルビジネスプロフィールである程度成功をしていれば、それなりにホームページから成果を得れます。
そして次の対策として、リスティング広告への出稿を検討いただきます。
もちろん、公開当初から予算を持っている場合は、SEOよりも優先順位が高くなりますが、予算がない場合は3番目の対策にしています。
リスティング広告にはヤフージャパンとグーグルの2つの広告があるのですが、昔はBtoCはヤフージャパン、BtoBはグーグルになっていました。
ただ、最近は、BtoCでもグーグルが効果を発揮する例も見かけますので、出稿されている広告をチェックして判断するようにしましょう。
どちらも同じだけ出稿されていれば、一度両方を出稿して、効果を見てどちらかを辞めるのも手だと思います。
効果測定は必須
上記がSEMで提案する優先順位になります。
ただ、SEMで重要なのはホームページはもちろん、外部も含めた効果測定になっています。
効果測定ツールとしては、グーグルサーチコンソールとグーグルアナリティクス、グーグルビジネスプロフィールの管理画面の3つです。
それぞれをしっかりと駆使して、改善作業を行い続ければ、それぞれの効果が最大化され、期待以上の成果を出せるようになります。
また、リスティング広告への出稿は、人を集めるだけで予算がかかっているので、しっかりと調査と分析、改善を行っていきましょう。
せっかく予算をかけているのに、まったく成果に繋がらなければ、予算の無駄使いになってしまいます。
ホームページ制作事例のケース
上記はあくまで当社のホームページ制作事例です。
もちろん、SEOは大変だからSEOを辞めて広告だけに絞ったSEMを行うのもありだとは思っています。
しかし、何か一つの集客対策に依存するのはあまりおすすめできません。
1人のウェブマスターさまの場合であれば、一つずつ着実にと言う条件はありますが、サイト運営期間が長くなるにつれてさまざまな対策を行いましょう。
SEMでは検索エンジンの検索結果を利用するので、グーグルやヤフー次第で一気に訪問者数が落ちる可能性があるためです。
これからSEMを実施される方の参考になれば幸いです。