- SEO・SEM
- 2014.09.17
SEO効果を高めるワードプレスの記事作成法
ワードプレスで制作されたホームページは、SEO対策に強いと言われていますが、ワードプレスで制作するだけで、HTMLや他のビジネスブログ、CMSなど、ワードプレス以外の方法で制作されたwebサイトよりSEO効果が高いということはありません。
ワードプレスがSEO対策に強いと言われるのは、グーグルの検索エンジン開発責任者の1人であるMatt Cutts氏の「ワードプレスでホームページを制作することで、SEO対策の手法の80%~90%に対応することが可能」という発言からきております。
この発言は、ワードプレスで制作すること自体がSEO対策に強いという意味ではなく、ワードプレスでwebサイトを制作することで、検索順位を決めるアルゴリズム(ルール)の80%~90%の施策が行えるという意味になります。
そのため、ワードプレスでwebサイトを制作するだけでは十分ではなく、SEO対策が実施されてたwebサイトを制作することはもちろん、ホームページ制作段階から、SEO対策の成果を向上させるためのホームページ運営法を考えていかなくてはなりません。
今回は、ワードプレスでホームページを制作された企業様向けに、SEO効果が向上するページ作成法についてご紹介します。
目次
ワードプレスとは
ワードプレスとは、無料のホームページ更新システムのことを言い、ワードプレスをwebサイトに導入することで、webの知識が無い方であっても、ワープロ感覚でwebサイトの更新作業を行うことができます。
現在、もっともユーザの多いビジネスブログとなっており、日進月歩で成長するweb技術にも無料バージョンアップにより対応しているため、最新のマーケティングツールとして利用することが可能です。
ワードプレスの仕組み
まずは、ワードプレスで作成されるページについてご紹介します。
ワードプレスで制作されるページは、投稿記事と固定ページがあり、それぞれの役割について明確に理解することで、効果的なホームページ運営を行うことが可能になります。
投稿記事
投稿記事とは、webの知識が無い方でも、ワープロ感覚でページの追加や編集、削除が行えるページのことを言います。
例えば、管理画面から製品情報が更新できるのであれば、製品情報コンテンツが投稿ページとして作成されており、製品情報を追加すると、追加した内容が製品情報一覧ページに表示されたり、新商品一覧ページに表示されたりなど、1ページを作成するだけで、複数の該当するページにその情報が表示されます。
この投稿記事で作成できるページを御社自身でしっかりと更新していくことが、SEO対策にとっては非常に重要になり、目的を持って更新を行っていくことで、検索エンジンから多くの訪問者の獲得を行うことが可能になります。
固定ページ
固定ページとは、更新頻度の低いページを制作する際に利用するページになります。
例えば、キャンペーンページや会社案内やお問い合わせなどが該当し、これらの固定ページで作成されたページは、自由にデザインを作成することが可能になります。
固定ページの更新は、HTMLやCSS、ワードプレスなどの知識が必要となるため、御社自身で更新することができず、更新を行う際には、ホームページ制作会社に依頼することになります。
プラグインの導入
最低限導入しておきたいプラグインをご紹介します。
まだ導入していないプラグインがあれば、以下でご紹介する3つのプラグインは非常に重要となるため、必ず導入するようにしましょう。
All in One SEO Pack
ワードプレスのSEO効果を高めることができるプラグインになります。
「All in One SEO Pack」を導入することで、投稿記事で作成されたページのページタイトルとディスクリプション、キーワードの設定が行えるようになります。
「All in One SEO Pack」について詳しくはこちら
TinyMCE Advanced
HTMLの知識がある方は不要ですが、更新をサポートするプラグインになります。
「TinyMCE Advanced」を導入することで、HTMLを知らない方でもホームページの更新がワープロ感覚で行えるようになります。
BackWPup
ワードプレスのバックアップを自動で行えるプラグインになります。
ワードプレスで制作されたホームページを安心して運営するために、必ず定期的なバックアップを行わなくてはなりません。
SEO対策の成果を高めるために
SEO対策の成果を高めるためのワードプレスの投稿方法をご紹介します。
ページタイトルの作成
ページタイトルには、必ずそのページで集客したいキーワードを入れるようにします。
ページタイトルは、検索エンジンが非常に重要視しており、ページタイトルにキーワードを入れることで、そのページにとって重要なキーワードとして認識してくれるようになり、SEO対策の効果を向上させることが可能になります。
URLの作成
URLは、検索エンジンユーザ目線で作成することが重要です。
例えば、当ページであれば、「https://www.sevendesign.biz/wp/wordpress-8.html」としており、検索結果にURLが表示されたときに、検索ユーザは「ブログコンテンツでワードプレスについて書かれている記事」であることが、URLから想像できます。
弊社では数字を採用しておりますが、より効果的なURLとするためには、数字ではなく、そのページの内容を表したURLとするほうが効果的です。
本文作成の注意点
本文を作成する際には、あまりSEO対策を意識せず作成することが重要です。
あまりにSEO対策を意識してしまうと、原稿が作成できなかったり、キーワードを使おうと意識するあまり、表現がおかしくなったりしてしまいます。
そのページのテーマについてしっかりと書かれていれば、必ずキーワードを複数回は利用するかと思いますので、あまりキーワード頻出度を意識せず、原稿を作成する方が中長期的に見れば必ず効果的なものになります。
内部リンクの利用
ホームページ内の他のページへのリンクを設置することは、SEO対策にとって非常に効果的となるため、必ず関連するページがある場合は、そのページへのリンクを設置していかなくてはなりません。
画像の説明文(ALT)の作成
画像をアップロードし、選択すると、右側に「タイトル」と「代替テキスト」の入力欄が出てきます。タイトルは、表示された画像にマウスカーソルを合わせたときに出てくる文字になり、代替テキストはその画像の説明文になります。
タイトルは、そのwebサイトの仕様次第になりますが、代替テキストは検索エンジンが非常に重要視しているため、必ずその画像の説明文を簡潔に記述しなくてはなりません。
All in One SEO Packの入力
ページの原稿を作成したら、「All in One SEO Pack」で、「タイトル」と「ディスクリプション」、「キーワード」の作成を行わなくてはなりません。
タイトル
タイトルは、ページタイトルで作成した文言と同じものを入力します。
ディスクリプション
ディスクリプションは、そのページの説明文を入力します。
キーワード
キーワードは、そのページにとって重要なキーワードを入力します。
その他行うべきこと
投稿記事を作成後に、SEO対策の成果を高めるための対策方法をご紹介します。
XMLサイトマップの作成と送信
XMLサイトマップとは、グーグルの検索エンジンロボット用のサイトマップになり、XMLサイトマップを作成し、グーグルに送信することで、検索エンジンロボットのホームページの情報収集効率を向上させることが可能になります。
作成した投稿記事をしっかりとXMLサイトマップに追加していくことで、検索エンジンがそのページを正しく認識してくれるようになり、作成したページのSEO対策の成果を向上させることが可能になります。
グーグルにURLの送信
グーグルウェブマスターツールから制作したページのURLを送信することで、グーグルの認識速度をすることが可能です。
特にURLの送信を行わずとも、XMLサイトマップを制作しておくことと、他のページからリンクを張ることで、時間が立てば認識してもらうことはできますが、すぐに認識してもらいたいページの場合は、URLの送信を活用します。
SNSの活用
フェイスブックやツイッター、グーグル+などのSNSに更新情報を公開することで、SNSからの訪問者を獲得することが可能です。
また、これらのSNSを情報収集のツールとしているユーザも多くいるため、質の高いページを作成することで、そのユーザが持っているホームページから外部リンクを獲得することが可能になります。