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- 2022.06.27
サイトマップとは - ホームページ制作でよく言われる意味や目的を紹介
Webサイト制作会社がサイトマップと言ったら何を思い浮かべますか?
ホームページ制作においては、2つの種類があり、HTMLサイトマップとXMLサイトマップです。
今回は、それぞれの意味や使われ方についてご紹介をいたします。
サイトマップとは
サイトマップとは、ホームページにあるすべて、あるいは主要なページへのリンクが掲載されたファイルを言います。
ホームページ全体の見取り図になるため、見やすいことが大切で、多くの場合でリスト形式で作成されます。
サイトマップには、HTML形式とXML形式の2種類があります。
簡単に言うと、HTMLはユーザーに対して、XMLはグーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングなど、検索エンジンに対してになります。
両方を適切に設置すれば、ユーザビリティやクローラビリティを高めることが可能です。
もちろん、HTMLとXMLの両方において、SEO効果があるとも言われています。
HTMLサイトマップの意味と作成目的
HTMLサイトマップとは、ユーザビリティーとSEO効果を高めるために作成されるページです。
基本的には、全ページのリンク、あるいはページ数が多いホームページでは、重要なページへのリンクをリスト形式で掲載します。
そうすれば、そのページを見たユーザーが、求めている情報をすぐに発見することが可能です。
ただ、最近は、あまり利用しなくなったように思われます。
その理由は、いくつかあるのですが、まずホームページ制作料金を下げる目的になります。
現在のホームページ制作は、パソコンだけではなく、スマートフォンに対応するために、レスポンシブWebデザイン作成が当たり前になりました。
このレスポンシブWebデザイン作成は、60%ほどの予算が上がっているため、大体20,000円くらいの予算が必要です。
たった2万円かも知れませんが、実はHTMLサイトマップページの効果がほとんどなくなったように思われます。
例えば、HTMLサイトマップを作成すれば、ユーザビリティーが高まるというのが一般論です。
しかし、これまでの経験では、どのような業種や業態であっても、実はサイトマップページ自体にアクセスがほとんどありません。
さらには、内部リンクがあるのでSEO効果があると言うのも一般論としてあります。
こちらについても、実はHTMLサイトマップページがあるホームページで削除をしても検索順位は変わりませんでした。
そのため、基本は、予算を下げたい場合であれば、真っ先に削除対象になるページになっております。
ただ、お客さま次第では作成するケースもあり、年に1人でも適切なページへと誘導ができるというのはメリットだと考えております。
XMLサイトマップの意味と目的
XMLサイトマップとは、検索エンジンのクローラー用のサイトマップになります。
これらを作成し、グーグルサーチコンソールから送信すれば、グーグルとヤフージャパンは同じエンジンになっているため、両方の検索エンジンにすべてのページを認識してもらえます。
また、マイクロソフトのビングは別のエンジンになり、ビングウェブマスターツールから送信が可能です。
この送信を適切に行えば、グーグルとヤフージャパン、ビングの主要な3つの検索エンジンに、すべてのページを認識してもらえるようになります。
実際にグーグルの発言からは、2番目にURLの発見に使っていると言っており、SEOを行っているのであれば、送信は必須になっています。
また、作成法も非常に簡単で、最近のホームページ制作はワードプレスを導入しているため、プラグインを導入すれば、ワンクリックに作成できるようになっています。
ちなみに、当社が利用しているのは、All in One SEOのXMLサイトマップになっています。
もちろんこれ以外にも、Google XML Sitemapsというプラグインもあり、このプラグインは導入している会社が本当に多くなります。
実際に当社が調査した限りで言うと、有名なSEOプレーヤーの多くが導入しているイメージがあります。
一般的には、ホームページを制作すると、Webサイト制作会社が作成と送信までを行ってくれるため、クライアントさまはそこまで気にする必要はありません。
ただし、自分でホームページを制作した場合は、作成と送信は自分で行わなくてはならないので、必ず行うようにしましょう。
ホームページ制作では、HTMLは任意、XMLは必須
ホームページ制作におけるサイトマップはHTML形式とXML形式の2種類があります。
そして、HTML形式は、基本的には、お客さまのご予算に合わせて任意、XML形式はSEOを少しでも意識するのであれば必須になっています。
実際に当社のホームページ制作では、HTML形式の有無は、作成するページ数で検討をしています。
例えば、作成するページ数が多くなれば、当然総額も大きくなってしまいます。
そういった場合は、1円でもコストを下げるために、削除をしております。
XML形式においては、基本的には現在では標準装備を行っていて、特に予算がかかるものではないので、必ず実装をしております。
もちろん、ただ作成するだけではなく、グーグルサーチコンソールとビングウェブマスターツールでの送信まで行っています。
HTML形式がなくても、SEO効果を出している会社は多くあるので、恐らくこの考え方がもっともベストになってくると思われます。
現在サイトマップ作成でお悩みの方は、HMTL形式は任意で検討をされ、XML形式は必須であると理解をしましょう。
適切な理解を行えば、御社のホームページは期待以上の費用対効果を生み出せるようになります。
HTML形式でサイト内検索を利用するホームページ
当社が実際にさまざまなホームページを確認していて、参考にしたいのがHTML形式のページにサイト内検索を導入しているパターンです。
具体的には、少しページ数が多いホームページでよくあるパターンですが、HTML形式のページには、主要なページへのリンクしか掲載をしておりません。
代わりに、リンクよりも下に、サイト内検索を配置することで、上記にお探しのページがない場合は検索してくださいと記載をしております。
これは非常に便利であると感じました。
実際に、重要と言うのは企業が考える重要であり、ユーザーにとって重要かどうかは別の話です。
そのため、もし探しているページのリンクがなければ、自分で検索をして見るのが手っ取り早いものになっております。
実際にこれはかなり便利だと感じました。
ただし、当社が制作するホームページは一般的には20ページくらいになっていて、スタッフブログを更新して自分でページ数を増やすパターンが多いです。
そのため、ここまで行うべきホームページ制作ではないし、さらにはサイト内検索にも予算が必要なので、現状では提案をしておりません。
ただ、今後大規模なホームページを制作でサイトマップを作成する機会があれば、このような対策も効果的であるとは感じました。
ホームページ制作においては、基本的にはすべてのページでユーザーのためにと言うのが最も大切です。
それはサイトマップも同様です。
HTML形式は訪問者目線で、XML形式は訪問者が見る機会はほとんどありませんが、検索エンジンのクローラー目線で作成するのが大切です。
たかがサイトマップですが、普段ユーザーが見ないようなコンテンツをしっかりと作り込むこともユーザー目線においては重要です。