- 2021.12.27
SNSからの被リンクでホームページの検索順位が向上した事例
SNSからの被リンクにはnofollowが付与されるので、SEO効果がないと考えることが一般的です。
しかし、先日、制作実績のホームページで、SNSでバズることに成功して、一気に被リンクを獲得した結果、ホームページの検索順位を大きく向上させた事例があります。
今回は、SNSからの被リンクはSEO効果があるという点を紹介します。
SNSからの被リンクにはnofollowがあるのでSEO効果はでない
SEO効果が出た事例を紹介する前に、基本情報として、SNSからの被リンク効果について紹介します。
SNSのリンクには、nofollowが付与されているため、サーチエンジンがリンクによるSEO効果を与えない仕様になっています。
過去に制作実績のホームページがTwitterを運用して、自社が公開した記事ページのURLやトップページへのリンクを掲載していたことがあるのですが、その際には、一切検索順位が動きませんでした。
このように、リンクにnofollowが付いていると、サーチエンジンはリンクを無視する仕様になります。
これを基本情報として理解をした上で、制作実績のホームページでSNSからの被リンクでSEO効果が出た事例をご覧ください。
SNSからの被リンクでSEO効果を出したホームページの事例
制作実績のお客さまは、ホームページを公開した直後から、Twitterの運用を行われていました。
Twitterの運用目的は、被リンクを狙うのではなく、見込み顧客に対して情報提供を行いながら、フォロワー数を増やして、ホームページへの誘導ではなく、Twitterのダイレクトメッセージで問い合わせを獲得することです。
実際に、順調とは言えませんが、月に数通のダイレクトメッセージを受け取っていたそうで、お客さまとしては、十分に満足できる結果と考えていたそうです。
このような対策を継続していると、ある日、自社のホームページで公開したスタッフブログの記事ページが、お客さまのビジネスに興味・関心があるTwitterユーザーによって拡散されたのです。
実際に、拡散されたURLは1つですが、多くのアカウントが、そのURLを投稿していました。
拡散された後、すぐにSEO効果が出たわけではなく、1月ほどが経過した後、いきなりホームページの検索順位が大きく向上しています。
特に当社が目についたのが、該当ページ自体は、なぜかそれほど検索順位が上がっていませんでしたが、トップページで集客したい複数のメインワードで上位表示が行えており、そのキーワードの多くが10位以内にランクインされていました。
なぜ、検索順位が向上したかを調査したところ、Googleは、nofollowの扱いを無視ではなく、周りにあるテキストやリンク先のページを把握したのち、nofollowとして扱うかdofollowとして扱うかを決定しているそうです。
そのため、nofollowであったとしても、自作自演は論外ですが、自然なリンクであれば、検索順位が高まる可能性があるのです。
このように、SNSの運用は、被リンク目的として利用するのではなく、拡散されることを意識することで、SEO効果を発揮する可能性があると考えています。
ちなみに、Twitterで拡散されたので、ホームページやブログから被リンクを獲得していないかと調査をしましたが、Googleサーチコンソールには表示されていませんでしたので、恐らくTwitterからだけの被リンク効果と思われます。
まとめ
SNSからの被リンク効果について紹介いたしました。
SNSからの被リンクはnofollowが付与されていますが、当社では、リンク元と先のページの品質が高ければ、SEO効果があると考えています。
ただし、自作自演は絶対に効果を出せないと考えており、自然発生する被リンクであれば、SNSでもホームページの検索順位を高めることが可能です。
ホームページやブログからの被リンクは獲得が難しいので、SNSで拡散されることを狙いましょう。
今回はTwitterの事例ですが、Facebookにおいても、同様の結果を得られると思います。