セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2023.05.15

成果が出るコーポレートサイトの作り方

コーポレートサイトは、まさに企業の顔となる存在です。訪れる人々に対して、どんな企業であるか、その哲学や価値を明確に伝える手段として不可欠です。新たにサイトを構築する際、単に存在するだけではなく、確実に成果を追求したいと考えるのは当然ですね。そんなあなたのために、成果を生むサイト作成の考え方を、わたしのこれまでの知識と経験をもとにお伝えします。

コーポレートサイトを作る前に知りたい定義

コーポレートサイトというのは、簡単に言えば、企業の顔となるホームページのことを指します。しかし、その背後には、様々なエピソードや考え方が潜んでいます。私たちが制作を手掛けてきた中で、初めてのクライアントとの打ち合わせ時、多くは自社のサービスや商品の魅力を伝えることを最優先に考えるものです。それは当然のこととも言えます。ですが、実際には、企業自身のブランドイメージや理念を伝えるコーポレートサイトの重要性は、計り知れません。

企業名を検索された際に上位に表示されることが目標のサイト。それがコーポレートサイトで、訪問者に対する第一印象が直結します。昔のデザインをそのまま使用しているサイトがあれば、内容がどれだけ素晴らしくとも、訪問者は古びたイメージを抱きがちです。私が実際に見て感じた多くのサイトでは、デザインの新鮮さだけでなく、コンテンツのクオリティもユーザーの心を掴む要素として不可欠です。

ユーザーの視点で見た時、彼らが求める情報は何か、その答えを知ること。それがコーポレートサイトを制作する際の鍵となります。そして、それを踏まえて、どのようにサイトを構築していくかの方法論を今回、共有させていただきます。

成果が出るコーポレートサイトの作り方

目的設定

コーポレートサイトを作る際の最初の一歩は、目的設定。これが、制作の全ての基盤となるものです。お客様との初めての打ち合わせで、「問い合わせが欲しい」との声をよく耳にします。確かに、問い合わせはビジネスにおける重要なアクションの一つですが、そこに至る背景やユーザーの動機が明確でなければ、単なるメールフォームの設置だけでは効果的とは言えません。

目的を深掘りすることで、ユーザーが真に求めているものや、それに答えるための具体的なコンテンツの方向性が見えてきます。例えば、「なぜ問い合わせたくなるのか」。それは、信頼性を感じるから、具体的なサービスや商品に興味を持ったから、といった理由が考えられます。

これを踏まえ、サイトの各コンテンツを整えることで、ユーザーが求める答えや情報を提供することができます。結果、問い合わせだけでなく、真の信頼や関心を引き出すことができるのです。

ターゲット選定

コーポレートサイト制作の過程で遭遇する課題の中で、最も基本的かつ重要なのが「ターゲット選定」です。過去の制作経験からも、ターゲットをしっかりと定めることで、サイト全体の骨格が自然と形成されることを実感しています。

例を挙げると、株主や投資家を主なターゲットとするサイトでは、財務状況やIR情報の詳細な紹介が欠かせません。一方、新しい人材を引き寄せたいという目的の場合、会社の文化や職場環境、実際に働いている社員の生の声などの情報提供が求められるでしょう。

ターゲットを明確に設定することで、その人たちが本当に知りたい情報、感じ取りたい価値観を中心にコンテンツを組み立てることができます。そして、これが高いコンバージョンレートに直結するのです。それゆえ、制作の初期段階でターゲットの選定を怠ることなく、真摯に取り組むことが成果を生むコーポレートサイト制作のカギとなります。

必要な情報の洗い出し

コーポレートサイトを制作する際、自らの経験からも、"必要な情報の洗い出し"は成功のための基石となる作業です。それはなぜかと言いますと、ここでの検討がサイト全体の方向性を示すからです。

目的やターゲットをしっかりと定めた後に、どのような情報を提供すべきかを考える作業は、まるでパズルのピースを集めるようなもの。会社の顔となる「会社概要」や「アクセスマップ」、会社の特色や強みを伝える「事業内容」や「当社の強み」、そして実際の成果やお客さまの声、採用情報といった具体的な証拠やアクションを促す部分。

そして、これらの情報をどのように表示するか、どのページにどれくらいの情報量を配置するか、というのは、訪問者の心理や行動に基づいて検討する必要があります。多くの情報を洗い出すことで、訪問者にとって価値のある情報を瞬時に提供し、御社の魅力を伝えることができるのです。

競合他社との差別化

コーポレートサイト制作の現場での経験から、競合他社との差別化はサイトの成功を左右するキーポイントと感じています。

訪問者は多数のホームページを訪れ、比較し、最終的には一つのサイトでアクションを起こすことが多いのです。そんな中、御社のサイトが目を引く理由は何でしょうか?

差別化とは、単に他社との違いを明示するだけではありません。本質的には、御社の真の価値や魅力を訪問者に伝え、心の琴線に触れることです。競合他社と同じテーマや内容であったとしても、御社ならではの視点や言葉での表現、そしてストーリーテリングによって、訪問者に新しい発見や感動を提供することができます。

そして、訪問者が求める情報を提供しつつ、御社のユニークな特長や価値を強調するデザインやコンテンツを取り入れることで、他社との明確な差を築くことが可能です。このアプローチによって、御社のサイトは単なる情報提供の場から、信頼と選ばれる理由を伝えるプラットフォームへと昇華します。

会社のカラー

コーポレートサイトを制作する際、私が常に意識しているのは、その企業の独自の魅力や「カラー」を如何に伝えるかです。

会社のカラーとは、単なるビジュアルやデザインだけを指すものではありません。それは、その企業の文化や価値観、ミッションやビジョン、そしてその企業が提供する価値や魅力を総合的に示すものです。

訪問者は、御社のサイトを通じて、その背後にある会社の姿勢や考えを感じ取りたいと思っています。そこで、デザインやコンテンツ、さらにはサイトの機能性を通じて、その「カラー」を明確に伝えることが重要となります。

例えば、サイトの文章や画像の選択、そしてその配置やデザインが、会社のカラーを強調し、訪問者に深い印象を与えることで、訪問者との信頼関係を築き上げることができます。

このようなアプローチを通じて、コーポレートサイトは、単なる情報提供の場から、会社と訪問者との絆を深める場へと変わっていきます。

集客対策の実施

コーポレートサイトの制作経験を振り返ると、公開だけで終わるのはもったいないことを感じます。確かに、サイトのデザインやコンテンツが素晴らしくても、それを訪れる人が少なければその価値は半減してしまいます。

集客対策の重要性は誰もが認識していますが、実際には多くの企業がその後の取り組みを見落としているように感じます。SEO対策やソーシャルメディア運用、リスティング広告といったアプローチは、サイトをより多くの人々の目に触れさせる鍵となるものです。

しかしその取り組みは、日々の継続が何よりも重要です。私自身、過去の制作経験から、一度公開した後に計画的に運用を続けることで、サイトの訪問数や成果が段階的に上がることを実感しています。

つまり、運用計画の立案は公開後の集客対策において中心的な役割を果たします。公開後の戦略をしっかりと策定し、それを実行することで、コーポレートサイトは本来の力を発揮し、持続的な集客を実現することができるのです。

まとめ

コーポレートサイトの成功には、単に公開するだけでは十分ではありません。その背景には、明確な目的と目標が必要です。そして、その目的を達成するための戦略と継続的な運営が不可欠となります。

私たちがこれまで伝えてきたポイントを実践することで、サイトは確実に高い成果を引き出す力を持つようになります。あなたの会社が持つ独自性や価値を、訪問者に伝えるための方法は数多く存在します。

最後に、コーポレートサイトの制作や運営には、深い理解と戦略が求められます。この記事を参考に、御社のサイトが期待以上の成果をもたらす一助となれば幸いです。