- 2023.11.05
SEOで大切なのはページ削除や301リダイレクトを行わないこと
これまでさまざまなホームページを制作して、SEOをサポートして来ました。
その結果、大量のページ削除や、大量の301リダイレクトを行ったホームページでは、その後のSEOに何かしらの問題を抱えてしまうケースが多いように感じます。
今回は、当社のこれまでの経験から、SEOを行うのであれば、ページの削除や301リダイレクトを行わないことの重要性を紹介します。
大量のページ削除や301リダイレクトを行ったSEOの問題点
ホームページリニューアルや運営の中で、不要だと感じるページに対して、削除をしたり301リダイレクトを実施することは当たり前のように行われることと思います。
当社も本当に不要なページであれば、ページ削除や削除後に関連ページへと301リダイレクトを行うことを推奨しますが、その数が多いと、SEOでデメリットを被る結果になるケースをよく目にします。
このSEOでのマイナス評価は、まったく検索結果に表示されなくなるわけではなく、大きく分けて2つの傾向が見られます。
まず1つ目が、トップページの検索順位が上がらなくなってしまうことです。
これまでの制作実績で見ても、トップページの検索順位が上がらないというのは、成約数に大きな影響を与えるものになります。
次に下層ページですが、こちらは、極端に検索順位が低いページが発生してしまうように感じます。
もちろん、下層ページすべてが上位表示できない訳ではなく、比較的難易度が高いキーワードでも上位表示ができているケースもありますが、極端に低いようなページが存在してしまうのです。
実際に、制作実績のお客さまのサーチコンソールを見ても、301リダイレクトと404 NOT FOUNDが多いホームページでは、極端に検索順位が低いホームページが見られます。
このように、ページ削除や301リダイレクトは、SEOで何かしらの問題を抱えてしまう可能性が十分にあるので、できる限り行わないようにしなくてはなりません。
リニューアル時のページ削除や301リダイレクトはどうすれば良いのか
サイトリニューアルの場合、より良質なホームページへと成長させるためには、ページ削除や301リダイレクトを行うことがあると思います。
当社では、リニューアルを行う場合、まずは既存サイトの全ページを把握するために、サイトマップの作成を行います。
このサイトマップを確認して、リニューアル後のホームページでも掲載する内容のページは、URLを変更せずにリニューアルを行います。
そして不要なページについては、できる限り関連ページへと301リダイレクトを行い、本当に必要がないページのみを404 NOT FOUNDにしています。
数ではないので、参考までに、当社のリニューアルでは、削除ページも301リダイレクトも10個程度になるケースが多いです。
もし、リニューアルを行う際に、不要なページが大量にある場合は、スタッフブログなどのコンテンツを作成して、該当ページの内容に関連するページを作成し、そこへと301リダイレクトを行うようにすることが効果的だと感じます。
すでに削除ページや301リダイレクトが多い場合のSEOリカバリー
すでに削除ページや301リダイレクトが多いホームページでは、SEOリカバリーを行えないかというと、決してそうではありません。
当ページをご覧の機会に、まずはこれ以上ページの削除や301リダイレクトを行わないようにして、リライトで対応することが重要です。
そして、サーチコンソールで、404 NOT FOUNDのページを確認して、もしURLを復活できる場合は、そのURLで新規ページを作成しましょう。
さらに、404 NOT FOUNDは、グーグル曰く1ヶ月でサーチコンソールから消えると公表されているので、古い301リダイレクトから順に少しずつ404 NOT FOUNDにしていきます。
実際にこの対策を行ったホームページでは、1年かかっていますが、SEOリカバリーに成功しており、少しずつ最適化していくことで、高いSEO効果が出るホームページへと成長するのです。
まとめ
SEOを行っているホームページでは、ページ削除や301リダイレクトを行わない努力が必要です。
そのためには、スタッフブログなどで新規ページを作成する際に、リライトで対応ができるような内容のページを作成することが重要です。
昨今のSEOにおいては、品質が高いホームページが重要であると言われていますが、これまでの制作経験で見ても、ページ削除や301リダイレクトがないホームページでは、ウェブマスターが今できる最高の文章でも十分に高いSEO効果を発揮しています。
そのため、ホームページ制作やリニューアル、運営時には、ページ削除や301リダイレクトを行わないことを考え、最高の品質で原稿作成を継続していれば、必ず高いSEO効果を発揮できます。