- リニューアル
- 2022.05.13
ホームページリニューアル時のSEOで検索順位を落とさない方法
現在のホームページ制作では、SEOは必須と言っても過言ではございません。
SEOを実施している会社がリニューアルを行う際に、特に気にすべき点として、SEO効果の減少がございます。
せっかく高い予算を出して、ホームページをリニューアルしても、SEO効果が落ちれば、当然売上も落ちるので、何のために行ったかが分からなくなります。
当記事では、リニューアル時にSEO効果を落とさず、さらには向上させる方法をご紹介します。
リニューアルはSEO効果が下がるケースも
リニューアル後に、ホームページ全体のSEO効果が落ちてしまい、検索からの流入数が減ったという情報はちょくちょく見かけます。
弊社では、以下が理由の大半であると考えています。
検索エンジンはURLでウェブページを認識
ホームページリニューアルで検索順位が落ちる最大の理由は、URLが変更された場合に発生します。
検索エンジンは、それぞれのウェブページをURLをベースにして認識しているため、URLが消えてしまうと、そのウェブページのSEO評価が0になります。
また、変更された場合にも、もともとのURLは消えてしまうので0になり、URLが変わったページは0からSEO評価を高めなくてはいけません。
これがリニューアル時に、SEO効果が落ちてしまう最大の原因で、これからリニューアルを行われる方は、基礎知識として頭に入れておくようにしましょう。
関連ページにも影響
検索エンジンは、個々のウェブページで評価した後、関連するウェブページに対して、プラスの評価を行っています。
もちろん、1つのURLがなくなったくらいでは、それほど大きな影響は出ませんが、その数が多いと、関連するウェブページの検索順位を落としてしまいます。
URL変更によるカニバリゼーションの発生
ウェブページのURLを変更した場合に、もともとのURLがすぐに検索エンジンのデータベースから削除されるわけではございません。
新しいURLを発見したときに、もし古いURLがデータベースに残っていると、同じ内容のウェブページが2つあると判断され、検索順位を落としてしまう結果になります。
この同じ内容のウェブページが2つあるのは、カニバリゼーションと呼ばれる現象で、SEOとして大きなマイナス要因になっています。
実際にホームページを制作する際には、カニバリゼーションが発生しないように、適切に個々のウェブページを作成しなくてはならないほど重要な要素です。
リニューアルで行うSEO
上記がリニューアルを行うとSEO効果が落ちる理由です。
では、SEO効果を落とさないために、ホームページを制作するポイントをご紹介します。
実際に、以下でご紹介する内容を行っていて、これまでホームページ制作実績の会社でリニューアルによるSEO効果のダウンは起きたケースがございません。
低品質にはしない
現在のSEOにおいては、質が非常に大切で、ホームページ制作時にもかなり意識をしています。
この質と言うのは、ユーザーのための質は当たり前ですが、SEOを考えた場合には、SEOの質も大切になります。
SEOの質が低いと、どんなにユーザーにとって優れたウェブページであっても、絶対に検索順位が上がることはございません。
そのため、リニューアル時には、しっかりとSEOの質を考えたウェブページの作成が大切になります。
URLを変更しない
リニューアル時には、もちろん可能であればですが、できる限りURLを変更しないようにしましょう。
弊社がホームページ制作時によくあるのが、URLのwwwを取るや、最後が/index.phpになっているウェブページを/で終わらせる程度です。
先述している通り、検索エンジンはURLでウェブページを認識しています。
そのため、URLの変更はSEOで非常に大きなリスクになるので、なるべくURLを変更しないリニューアルにしなくてはいけません。
関連記事があれば301リダイレクトを
先述している通り、同じ内容のウェブページがあれば、カニバリゼーションが発生し、検索順位を落とす傾向がございます。
そして、リニューアル時に、もし同じ内容のウェブページがあれば、それらを統合して1ページにしなくてはいけません。
1ページにすれば、もともとマイナス評価だったウェブページがプラス評価されるため、検索順位が高まる可能性があるのです。
この同じ内容と言うのは、原稿がまるっきり同じよりも少し難しく、同じニーズのウェブページの統合でなくてはいけません。
例えば、「ホームページ制作の勉強法」と「Webサイト作成の学習法」というウェブページがあった場合に、同じニーズであるため、統合が必要になっています。
noindex設定も重要
検索結果に表示されなくても良いウェブページにはnoindexを行いましょう。
現在、弊社がホームページ制作時に行うnoindexページは、お問い合わせなどのメールフォームページの確認画面とサンキューページだけになっています。
その理由は、質が低いウェブページへのnoindexのリスクが非常に大きいためであり、思い付きでnoindex設定はしない方が良い結果となっています。
このnoindex対象は、カテゴリーページもnoindexにする必要がないと考えていて、基本的には上記のメールフォームページの確認とサンキュー以外はindexで良いと思います。
ただし、確認とサンキューだけは、しっかりとnoindexを設定して、検索エンジンに認識が不要であると伝えることで、クローラビリティーの向上を図ります。
削除対象は404 Not Foundに
関連するウェブページがないや、すでに不要になったウェブページは、しっかりと404 Not Foundページにしておきましょう。
301リダイレクトは、基本的には同じ原稿のウェブページに行うものになっています。
ただ、同じ原稿はなかなかないと思うので、ニーズが同じウェブページであれば良いですが、関連性が低いウェブページには絶対に301リダイレクトはやめておきましょう。
そして、301リダイレクトを正しく利用しなければ、実はグーグルサーチコンソールなどにソフト404と表示されたり、さらにはSEO評価を下げられてしまう恐れがございます。
この404 Not Foundは、ホームページ制作実績の会社の一部では、404 Not Foundは評価が0になると考え、なんでも301リダイレクトを行うケースがございます。
しかし、関連性がない301リダイレクトは、プラスになるどころか、場合によってはマイナスになるので、しっかりと404 Not Foundを返すようにしましょう。
Webサイト制作会社にSEOを意識してもらおう
リニューアルは、ある程度の知識がなく、行ってしまうと、SEO効果が下がるリスクがございます。
そして、Webサイト制作会社によっては、まったくSEOを考えてリニューアルを行ってくれないケースもあるようです。
そのため、Webサイト制作会社の選定時に、しっかりとリニューアルによるSEO効果について質問をし、どのような対応を行ってくれるかを明確にして選定しましょう。
これまでのホームページ制作実績で、SEO効果が下がった例はございませんので、恐らく上記対策さえしっかりと行っていれば、SEO効果が下がることはないと思います。
また、リニューアルの際に、ホームページの質が飛躍的に向上され、検索順位が上がった例も多くあるので、質を意識したリニューアルを行うようにしましょう。