- 更新システム
- 2022.07.09
ワードプレスを実装したホームページ制作のメリットとデメリット
昨今の成果が出るホームページ制作は、ワードプレスを実装するのが当たり前になっています。
ただ、なんとなくワードプレスを導入しても意味がなく、導入するメリットとデメリットを理解して選択を行わなくてはなりません。
このメリットとデメリットを明確にすることで、具体的なサイト運営計画を立てれるようになり、成果を追求できるのです。
ワードプレスが成果を出しやすい理由
当社は大阪でホームページ制作を提供していて、80%以上のお客さまにワードプレスの実装を提案しています。
その理由は、ワードプレスを実装したホームページ制作は、SEO効果を発揮できるため、実は成果を出せる確率が格段に高まるのです。
元グーグルで検索エンジン開発責任者の1人であるマット・カッツ氏は以下のような発言をしています。
WordPress takes care of 80-90% of Search Engine Optimization
出典:Straight from Google: What You Need to Know
日本語訳をすると、「ワードプレスは素晴らしい選択だ。SEOの80から90%に対応している。」になります。
このようにワードプレスを実装すると、SEOのうち80%から90%に対応ができるのです。
ここで言うSEO施策とは、内部SEOになっているのですが、もちろん、ワードプレスでホームページ制作を行うだけではいけません。
ワードプレスを内部SEOに対して最適化することで、80%程度対応が可能になります。
ここは非常に大切なポイントです。
稀にいらっしゃるのが、ホームページ制作のお打ち合わせに訪問すると、「ワードプレスを実装すれば、検索エンジンで上位表示ができるんでしょ?」と言われます。
これは非常に危険な考え方になっていて、あくまで内部SEOの80%から90%に対応できるだけであると理解が必要です。
昨今のSEOで言えば、ホームページ制作時よりも、サイト運営時の方が効果を発揮でき、ただ内部を最適化しただけでは成功しないと理解をしていくようにしましょう。
もちろん、その他にも、ソーシャルメディアとの連携が簡単であるや、サイト改善が効率的など、さまざまなメリットが存在しています。
では、このようなメリットとデメリットについて、もう少し詳しくご紹介をしていきたいと思います。
メリット
成果を出すためのメリットからご紹介をいたします。
オープンソース
ワードプレスはオープンソースになり、無料配布されているシステムです。
そのため、実装は、そこまで高くなることはありません。
実際に、当社はお見積書で、ウェブデザインとコーディング、レスポンシブWebデザイン、ワードプレス、フルスクラッチシステム構築の4つに分けて、作成しております。
ワードプレスの項目を具体的な金額で言うと、一般的には20万円強が多くなっています。
これは恐らくではありますが、大阪の相場くらいではないでしょうか。
更新システムをフルスクラッチで開発すると、100万円程度がかかり、ワードプレスよりも機能性が落ちる可能性があるので、そう考えればかなりお得と言えます。
ただし、あくまでオープンソースの既製品をカスタマイズしているだけであり、細かな箇所については、ご要望でも対応が難しいケースもあります。
SEOへの対応
ワードプレスはカスタマイズを行えば、SEOに強いホームページ制作が可能です。
ただし、昨今の検索エンジンは、ただホームページを制作するだけでは評価してくれることはなく、しっかりとサイト運営を行う必要があります。
グーグルは関連性を非常に重要視しています。
例えば、ホームページ制作で上位表示を狙うのに、趣味の釣りや自転車などについての記事を公開しても、まったく効果を発揮しません。
そのため、SEOへの対応をしっかりと行うことで、御社サイトは非常に高い検索順位をキープでき、さらにはさまざまなキーワードで上位表示が可能になります。
具体的な対策法としては、自社サイトのテーマと揃えることが第一条件です。
また、さらには、ページタイトルについて詳しく、分かりやすいページを作りましょう。
これについては、もう少し具体的に言うと、1,500文字は書いたほうが良いです。
と言うのも、昔に実験で、当サイトで200文字のページを量産すると、200文字のページすべてが検出 - インデックス未登録にリストアップされていました。
そのため、あまりに少ないと、検索エンジンに評価するに値しないと思われると思います。
そして、1,500文字くらいは、普通にページタイトルに対して詳しいページを作っていれば、余裕で達成ができるので、しっかりとユーザーのために詳しいページ作りを行います。
そしてもう一点が、分かりやすいというポイントです。
こちらについては、記事が完成したら、一度読み直しをして、自分が理解しやすいかを確認します。
また、さらには、余力がある場合で良いですが、画像なども配置して、ユーザーの理解を手助けしましょう。
この画像については、昔実績の企業さまに、「必ず画像を数枚利用してください」とお願いをしたところ、画像を貼ることで余計に分かりづらいページになっていました。
そのため、現在では、「できれば訪問者の理解度が向上する画像を貼って欲しい」程度でのお願いをしています。
画像については、非常に多くの噂があります。
しかし、検索品質評価ガイドラインを見ると、通常のウェブページのSEOで言えば、ソースコードしか見ていないようです。
そのため、最悪は画像がなくても、グーグルはそのページを適切に評価してくれるため、とにかくユーザーにとって詳しく分かりやすいページを作成しましょう。
これらの作業を自社だけで完結ができるというのは非常に大きなメリットであると思われます。
サイト運営がしやすい
ワードプレスを導入したホームページ制作は、サイト運営が非常にしやすいというメリットがあります。
ワードプレスを導入していないホームページでは、更新のたびにWebサイト制作会社に依頼しなくてはなりません。
ワードプレスを実装することで、自社ウェブマスターが管理画面からワープロ感覚で、新規ページ作成やリライトが行えるようになります。
実際に、昨今のホームページは、新規ページ作成量とコンテンツの質が非常に重要であると言われています。
また、当社はあまり推奨していませんが、関連性が低いページの削除なども効果があると言われています。
このように、どんな対策を行うにしても、新規作成とリライト、さらには削除が手軽に行えるのは非常に多きなメリットであると思います。
実際に、このサイト運営のしやすさは、これまでホームページ制作経験はもちろん、サイト運営やブログ更新をしたことがない方でも、マニュアルなく更新していただけます。
そしてユーザー目線でこれらの対策を行うことで、SEOなどの集客力の向上と、良質なコンテンツへと成長させ成約率の向上の両方を実現することが可能になります。
最新のマーケティングを実装しやすい
ワードプレスは、定期的にバージョンアップが行われます。
このバージョンアップを行うことで、実は最新のマーケティングを実装することが可能です。
いくつか事例はあるのですが、例えば、昨今画像ファイルはJPGやGIFなどの拡張子ではなく、WebPが良いと言われています。
WebPはグーグルがリリースした拡張しになっていて、JPGやGIFなどの従来の拡張子に比べて、品質が同じなのに非常に軽い特徴があります。
また、2021年ごろまでは、アイパッドやブラウザによっては、WebPの画像が表示できませんでしたが、現在では主要な媒体はすべて表示させてくれます。
そしてワードプレスにおいても同様で、昔はWebPはアップロードができなかったのですが、現在のバージョンではアップロードが可能です。
またさらには、もっと前の話になるのですが、昔はソーシャルメディアの埋め込みが非常に難しかったです。
ソーシャルメディアを埋め込むには、ビジュアルモードではなく、テキストモードを表示させ、自分でタグを埋め込む必要がありました。
しかし、現在のバージョンでは、このタグの埋め込みが不要で、ビジュアルモードでも対応が可能になっています。
オープンソースのCMSではありますが、定期的に新バージョンがリリースされ、バージョンアップを行うことで、最新のマーケティング実装が行えます。
デメリット
メリットだけを把握するのではなく、しっかりとデメリットも把握しましょう。
ウィルス感染のリスクとレイアウト崩れ
ワードプレスは世界でもっとも利用されているホームページ更新システム(CMS)です。
言い換えれば、世界でもっともウィルスのターゲットになりやすいプログラムでホームページを制作することを意味します。
ウィルス開発者も、1サイトごとにウィルスを開発するよりも、ターゲットを絞り、一気に拡散できるウィルスを開発するのは当然だと思います。
そのため、ワードプレスは利用者が多い、さらには、普段からあまりホームページを活用しない方も利用しているため、ウィルスのターゲットにしやすいプログラムになっています。
このウィルスに対抗するために、ワードプレスは定期的に新バージョンをリリースしています。
新バージョンは、管理画面のトップページに、「WordPress x.x.x が利用可能です ! 今すぐ更新してください。」と新しいバージョンがリリースされるとリンク付で表示されます。
このバージョンアップを行うことで、ウィルス対策を行うことが可能であり、安心で安全なホームページへと成長いたします。
ただし、このバージョンアップにも実は1点だけ問題があります。
それは、バージョンアップをするとレイアウトが崩れるリスクです。
2017年ごろからは、あまりバージョンアップによるレイアウト崩れは発生しなくなりました。
しかし、稀に発生するホームページも存在しています。
そのため、お客さま自身でバージョンアップを行うと、問題がなく完了すれば良いですが、レイアウト崩れが発生してしまう可能性も否めません。
このバージョンアップは基本的にはWebサイト制作会社へ依頼をしなくてはならないのです。
業者によっては、この作業を月額2万円で受けてくれる可能性もあります。
ただ、当社では、基本的には行った作業に対するお見積書を提出しています。
その理由は最近は、バージョンアップをしても、レイアウトが崩れないケースが多いためです。
しかし、逆に2020年ごろにバージョンアップをしたら、カノニカルタグが崩れてしまったという経験もあるので、必ず問題がないとも言い切れません。
そのため、バージョンアップをしてみないと、いくら予算が必要かが分からないものになっているので、都度都度で、お見積書を作成しております。
これは非常に大きなデメリットになっていて、ワードプレスを実装したホームページ制作前にしっかりと、どのようにしてバージョンアップを実施するか定める必要があります。
HTMLよりも修正料金が高い
ワードプレスを実装したホームページ制作は、HTMLのように簡単に改定できないケースもあります。
そのため、基本スタンスとしては、HTMLで制作されたホームページよりも修正費が高いと認識をしましょう。
ただし、昨今では、Webサイト制作会社も、修正作業を考えて、ホームページを作っています。
そのため、ちょっとした対応であれば、実はそれほど予算がかからないケースが多いです。
例えば、当社であれば、原稿差し替え程度であれば、無料対応をしております。
営業マンができるレベルの修正であれば、すべて無料でサポートをしております。
ただし、お客さまはこれくらい簡単だろうと思っても、実際には作り方によっては、非常に手間のかかるケースもあります。
そういった場合は有料になり、さらにはHTMLでちょっと直したときよりも、修正料金が高くなる恐れがあります。
また、ホームページ制作時の料金では、当社の場合、大体ですがワードプレスの実装だけであれば、20万円前後の予算が上がるイメージです。
しかし、20万円で新規ページ作成を自社で行えるので、お客さまからすれば、1ヶ月以内に元を取れるものになっております。
成果を出すならワードプレスを実装したホームページ制作を
ワードプレスでホームページを制作する際の検討材料として、メリットとデメリットをご紹介しました。
基本的には、デメリットよりもメリットの方が大きくなっています。
まず成果を出す仕組みを構築できるというのは、ホームページ制作のご要望を達成することが可能です。
さらに、ホームページ制作は基本的には相見積であり、初めての取引の場合は、当社だけ高い金額で提示をすると受注できませんので、ライバルとの差を付けないのにも効果的です。
そしてさらには、成果を出すためにお客さまがサイト運営が無料で行えるのも大きな要因です。
そのため、成果の出るホームページ制作であれば、ワードプレスはかなりおすすめになっております。
当社としては、基本的には初回のお取引ではワードプレスの実装をご提案しております。
しかし、成果を出せるようになれば、フルスクラッチ開発をご提案しています。
やはりフルスクラッチの方が予算はかかりますが、SEOにおいても、更新のしやすさにおいても、対応が行えるというメリットがあります。
これから成果の出せるホームページ制作をご検討の企業さまであれば、ワードプレスはかなりおすすめができるので、ぜひ導入を検討してみましょう。