- 2023.03.06
クライアントが画像をWebP化した効果
WebPとは、サーチエンジンのグーグルが開発した画像拡張子で、SEO効果やページスピードインサイトの点数向上に役立つと言われています。
そのため、当社がホームページを制作した企業がすべてのJPGやPNG、GIF画像をWebPに変更しましたが、効果はどれくらいあったかを紹介します。
結論としては、SEO効果はなく、ページスピードインサイトの点数は向上という結果ですが、ホームページ制作では必須と感じます。
WebPとは
WebPとは、グーグルが開発した画像拡張子を指し、他の画像と品質はほぼ同様で、容量が半分程度になるメリットがあります。
制作したホームページの画像をWebP化すると成約効果が高まるというのが当社提案になります。
当社がホームページを制作したクライアントが全画像でWebP化を実施しましたが、一般的に言われるSEO効果は得ることができませんでした。
なぜSEO効果を得られるという噂が出たかですが、それは容量が大幅に削減されることにより、ページスピードが飛躍的に高まるという点があります。
グーグルはページスピードインサイトというツールを提供するほど、表示速度の重要性は何年も前から発言し、それが高まればSEO効果が出るという算段です。
しかし、ホームページ制作実績のお客さまは、確かにページスピードインサイトの点数は高まりましたが、肝心のランキングは一切動かないという現実があります。
ただこの点数を高めること自体は、良いことであると思われ、何かしら小さなメリットを享受できていると感じます。
実際に変更方法はそれほど大変ではなく、グーグルが提供するSquooshを使えば、ウェブマスターであれば簡単に実装が可能です。
差し替えもホームページ制作会社に確認すれば、基本的には無料で教えてくれるレベルの話です。
また、昨今のホームページ制作では、フォトショップなどの画像編集ソフトなどがWebP対応し始め、保存時の拡張子の選択肢に含まれています。
そのため、昨今はホームページ制作で活用するのが当たり前になりつつあり、もし対応していない方は是非ともこの機会に実装してはどうでしょうか。
では、実装をお考えの企業向けに、当社が現段階で考える制作したホームページのWebP化のメリットとデメリットを紹介します。
WebPのメリットとデメリットは?
制作したホームページでWebP化を行うメリットとデメリットを紹介します。
表示速度アップ
制作したホームページの表示速度がスマートフォン閲覧時に実感できるくらい早くなります。
もちろん、ページスピードインサイトも大体ですが、20点くらい向上すると思われますが、この点数は大した問題ではありません。
パソコン閲覧時は大した影響が見られませんが、スマホでの表示速度は圧倒的に向上します。
これだけでも制作したホームページに実装するメリットがあると感じ、ある一定上の表示速度を保つことが成約率向上には重要になります。
ただし、制作したホームページ自体がシンプルでもともと早い場合は大した効果を得られません。
長い目で見ればSEO効果向上?
詳細はグーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビング、ダックダックゴーなどのサーチエンジンしか分かりません。
ただ、一応表示速度の向上はランキング向上に役立つと言われているため、もしかすれば検索順位が上がるほどではないけれども、SEO評価が向上しているかもしれません。
そのため、中長期目線で見たときにSEOに強いホームページ制作とするにも、できれば実装しておきたいポイントになります。
デメリットはリンク切れが発生
クライアントの結果を見て感じた点は、拡張子を変更して、JPGなど古い画像を削除すると、404が発生します。
ただお客さまはコーポレートサイトであったため、別に画像検索でのSEOは狙っていなかったため、まったく影響がありませんでした。
しかし、もし画像検索での流入を狙っているネットショップなどであれば、アクセス数に影響が出てしまう恐れがあります。
回避策としては、301リダイレクトの実装になり、これを行っていれば、問題なく評価の譲渡が可能であると思います。
ホームページ制作でWebPを利用
結論は、ホームページ制作やSEO作業中のお客さまはWebP化を行ったほうが良いと思い、内容を整理すると以下です。
- SEO効果は短期では見られず
- 表示速度が向上
- 作業もシンプル
- デメリットはリンク切れ
本当に高い効果を希望される以外は、作業が単純であり、それで表示速度が向上して、成果の取りこぼしが発生しづらいというのは大きなメリットです。
また、唯一のデメリットであるリンク切れも、.htaccessを使って適切にリダイレクトさえしてしまえば一切問題がありません。
また、昨今は各媒体も対応が進められていて、アイフォンやアイパッド、アンドロイド携帯など、多くが適切に表示される仕様です。
そのため、こちらの実績では、確かにSEOは成果を出せませんでしたが、成約というフェーズでは何かしら良い効果を生み出していると考えられています。