- 作成・運営
- 2022.08.05
ヒアリングシートの内容は?ホームページ制作時には必ず利用
ホームページ制作は、お客さまからのお問い合わせから始まります。
お問い合わせをいただきましたら、ご訪問の日時を調整して、ヒアリングのためにお伺いしています。
このヒアリングを行う際には、何もなしでお伺いするのではなく、基本的にはヒアリングシートをご用意しております。
ヒアリングシートとは
ホームページは、なんとなくWebサイト制作会社の思い付きで、制作しているわけではありません。
お客さまのご要望を実現することを目的としていて、その目的を達成するために、さまざまな手法を導入しています。
そして、クライアントさまのご要望をまとめたものがヒアリングシートになっています。
もちろん、このヒアリングシートの書式はWebサイト制作会社が用意するものです。
ただし、一点だけ注意点があり、それはWebサイト制作会社によって内容が異なるという点です。
昨今のWebサイト制作会社は、それぞれが特徴あるサービスを提供しています。
例えば、SEOはもちろん他の集客対策も強いや、ホームページ制作よりもサイト運営に力を入れているなどです。
そのため、それぞれの業者の特徴に合わせたヒアリングシートが用意されています。
このヒアリングシートは企画に関わる、すなわち御社のホームページ制作の成果に関わってきます。
そのため、しっかりと自分で記述できる箇所は記述をし、そしてWebサイト制作会社の質問に回答して、より完成度の高いヒアリングシートに仕上げなくてはなりません。
どんな内容になるのか
ヒアリングシートに記載される情報をご紹介します。
あくまで当社のヒアリングシートをもとにした掲載内容になっていることをご了承ください。
基本情報
基本情報として、会社名や担当者名、電話番号、メールアドレス、URL、サーバー会社とプランなどを記載します。
これは当社の営業が体調不良などでお休みをいただいたときに、当社Webデザイナーなど別の役職の人間が変わりに連絡する際に利用いたします。
普段は利用しませんが、しっかりと記述いただけましたら幸いです。
ホームページ制作目的
ホームページ制作の目的を記載します。
このホームページ制作の目的においては、例えば、コーポレートサイトであればお問い合わせ数や、ネットショップであれば商品販売数と書くのではありません。
この目的を使ってホームページ制作を行う前提としなくてはなりません。
そのためには、例えば、新規ホームページ制作であれば、ホームページがなくてもユーザーに商品が売れる、あるいは御社のアピールポイントを明確にして記載しましょう。
例えば、当サイトであれば、「集客対策に強いホームページ制作を希望の方から、当社のSEO施策やソーシャルメディア運用サポート力を魅力に感じてもらいお問い合わせを獲得する」です。
このように設定しておくことで、ホームページ全体に集客力に関する情報を記載ができるようになるので、かなり効果を発揮できると思われます。
また、新規設立法人の場合は、どのような顧客を獲得したいかや、どのような特徴を持ったサービスを提供するかで検討するのが良いでしょう。
もちろん、まったくニーズがなさそうな情報はいけませんが、ライバル企業を調査していれば、そのような問題は発生するケースはありません。
ターゲット
ターゲットでは、2つのパターンでご用意をいただきます。
- 属性
- ニーズ
属性では、30代、社会人、男性など、具体的なユーザー属性をお教えください。
この属性をもとにして、どのようなウェブデザインを作成するのが良いかをご提案いたします。
また、ニーズはコンテンツになります。
例えば、「ウェブデザイン性が高いホームページを作りたい方」であれば、ウェブデザインについてのコンテンツを作ります。
このように御社の魅力や特長をしっかりと打ち出すことが本当に重要になっています。
ちなみにですが、コンテンツ追加をサイト運営の中で行うのも良いですが、後からだとリンク配置などで手間がかかるケースもあるので、しっかりと初めに検討する必要があるのです。
コンテンツ
希望コンテンツがある場合は、しっかりとお伝えください。
例えば、お客さまの声をどうするのかや、事例と実績などのコンテンツを掲載したい場合はお伝えください。
もちろん、上記であれば、提案する可能性も高くありますが、それ以外にもさまざまなコンテンツが存在しております。
そしてさらには、自社で更新したいようなコンテンツがある場合もお伝えください。
これらをしっかりとお伝えいただくことで、より正確なご提案が可能です。
もちろん、例えばFAQコンテンツを更新ができるように作りたいと思っても、スタッフブログなどの代替案を提案するケースもあります。
コンテンツは、ホームページにおいて非常に大切です。
そのため、さまざまなことを検討してしっかりと定めておくようにしましょう。
また、一点だけ追加でお伝えしたいのが、例えば、スタッフブログを更新したいと思ったとします。
そのときに本当に更新が継続できるのかまでを考えておきましょう。
一切更新されないスタッフブログなどのコンテンツは、ホームページ制作費を上げるだけなので、予算の無駄使いになってしまいます。
ウェブデザイン
ウェブデザインでは以下を確認します。
ただ、必ず記入しなくてはならないのではなく、もし存在していればお教えください。
- 良いと思われるウェブデザインのアドレス
- メインカラー
- コーポレートカラー
- アクセント(サブ)カラー
- ロゴの有無
- 写真素材について
- ウェブデザインの決まり
- パンフレットやリーフレット、チラシの有無
- 強調したいポイント
ウェブデザインには正解がありません。
そのため、上記を確認したうえで、どのような強調したいポイントがあるかを検討しなくてはなりません。
例えば、少し極端な例ですが、エコを謳っているホームページであれば金や銀を多用するのはおかしいウェブデザインです。
エコを謳っているのであれば、エコをイメージしたカラーであったり、パーツが必要になります。
もちろん、強調したいポイントがよく分からない場合は、良いと思われるウェブデザインをお教えいただければ、そのホームページと企画内容をベースにウェブデザインを作成します。
当社の考え方としては、ホームページ制作においてウェブデザイン性はそこまで重要ではないと考えています。
しかし、ユーザーニーズやユーザーに勘違いさせてしまう、さらには読みづらいようなウェブデザインは絶対に回避しなくてはなりません。
現状サイトについて
新規ホームページ制作ではなく、リニューアルをご依頼の場合は、現状のホームページについて詳しくお知らせください。
発注前になるので、グーグルアナリティクスなどのアクセス解析データやグーグルサーチコンソールなどは見せれないという場合が多いと思います。
それは仕方がないと思っております。
ただ、現状サイトについて、できる限り詳しい話を聞きたいと考えておりますので、お伝えいただける内容はしっかりとお伝えください。
結果に基づいたホームページ制作提案
ホームページ制作の提案は、このヒアリングの結果に基づいて作成されます。
そのため、お客さまも単にWebサイト制作会社が来社して、色々聞いてくると思うのではなく、企画性を上げるために行っていると理解をお願いいたします。
当社の場合であれば、昔は、お打ち合わせのアポ段階で、ヒアリングシートをメールでお送りしておりました。
しかし、結構な確率で何を書いて良いかが分からないと言われるケースがほとんどで、現在ではお送りしておりません。
ただ、ご訪問した際にはしっかりとご説明をさせていただきながら、ヒアリングシートを完成させております。
ヒアリングシートは、ホームページの成果に大きな影響を与えるため、Webサイト制作会社と一緒になって、より良いものを完成させるようにしましょう。
最後に、当社は、大阪のWebサイト制作会社です。
実際に利用しているヒアリングシート(PDF)はこちらからダウンロードしていただけます。