パンフレットとホームページのデザインがばらばらだと、同じ会社のものだと気づかれにくくなります。ただし、紙とWebでは見せ方が違うため、すべてをそろえればよいわけではありません。
この記事では、パンフレットとホームページのデザインでそろえる部分と変える部分を解説し、一緒に作るときの進め方や制作会社へ渡すものも紹介します。
パンフレットとホームページのデザインを合わせる理由
パンフレットとホームページのデザインを合わせると、見た目がそろう以上の効果があります。ここでは、デザインを合わせる理由を3つ紹介します。
同じ会社だとすぐに分かってもらえる
パンフレットとホームページのデザインが合っていると、ユーザーはひと目で同じ会社だと分かります。展示会や営業でパンフレットを受け取った人が、後日社名で検索してホームページを開いたとき、ロゴや色が同じなら探していた会社だとすぐに判断できます。
反対に、パンフレットとホームページのデザインが大きく違うと、別の会社のホームページを開いたのではないかと迷わせてしまいます。似た社名の会社がある場合は、そのまま検索結果に戻られる可能性もあります。デザインを合わせておけば、こうした迷いをなくせます。
パンフレットからホームページへ移ったときに違和感がない
パンフレットにQRコードやURLを載せて、ホームページへ案内する会社は多くあります。パンフレットとホームページのデザインが合っていれば、紙からスマホの画面に移っても、続きを読む感覚で情報を確認してもらえます。
パンフレットで興味を持った人は、ホームページで詳しい内容や料金、問い合わせ方法を確かめようとしています。移った先で雰囲気ががらりと変わると、ユーザーは違和感を覚え、読み進める前にページを閉じてしまうこともあります。パンフレットで高まった関心をそのまま問い合わせにつなげるには、デザインの違和感をなくしておくことが大切です。
会社のイメージが伝わりやすくなる
同じデザインを何度も目にすると、その色やロゴが会社のイメージとして覚えられます。パンフレットとホームページのデザインを合わせておけば、紙とWebのどちらで接しても同じ印象が積み重なり、会社のイメージが定着しやすくなります。
たとえば、青を基調にした誠実な印象のパンフレットを使っているのに、ホームページが明るいオレンジのにぎやかなデザインだと、どちらが本当の会社の姿なのか伝わりません。パンフレットとホームページのデザインがそろっていれば、伝えたい会社のイメージがぶれずに届きます。
パンフレットとホームページのデザインでそろえる部分
パンフレットとホームページのデザインは、すべてを同じにする必要はありません。会社の印象を決める要素に絞ってそろえると、紙とWebのそれぞれに合った見せ方をしながら統一感を出せます。
ロゴ
ロゴは会社の顔となる要素で、パンフレットとホームページのデザインをそろえるうえで最も大切な部分です。パンフレットとホームページで同じロゴを使っていれば、ユーザーは見た瞬間に同じ会社だと認識できます。
注意したいのは、ロゴの形や色を勝手に変えないことです。ホームページの背景色に合わせてロゴの色を変えたり、横長のスペースに収めるために縦横の比率を崩したりすると、パンフレットのロゴと別物に見えてしまいます。
配置する場所や大きさはパンフレットとホームページで変わっても問題ありませんが、ロゴそのものは同じデザインを使います。古いロゴと新しいロゴが混在している会社は、ホームページやパンフレットを作るタイミングで最新のロゴに統一しておくと、パンフレットとホームページのずれを防げます。
メインカラー
メインカラーは、パンフレットとホームページのデザインの印象を大きく左右します。パンフレットで使っている会社の色を、ホームページでは見出しや背景、ボタンなどに使うと、紙とWebで同じ雰囲気を出せます。
ただし、印刷物とパソコンやスマホの画面では色の表し方が違い、同じ色を指定しても見え方が少し変わります。パンフレットの色をホームページで使うときは、印刷用の色の数値をそのまま使うのではなく、画面で見たときにパンフレットの色に近く見えるよう調整します。
メインカラーに加えて、サブカラーやアクセントカラーの使い方までそろえると、さらに統一感が強まります。
写真の雰囲気
写真は、パンフレットとホームページのデザインの中で面積が大きく、全体の印象に強く影響します。同じ写真を使えなくても、明るさや色味、撮り方の雰囲気がそろっていれば、同じ会社のものだと感じてもらえます。
たとえば、パンフレットでは自然光で撮った明るい社員の写真を使っているのに、ホームページでは暗めでかっちりした写真ばかりだと、会社の印象がちぐはぐになります。ホームページ用に新しく写真を撮影する場合や素材写真を使う場合は、パンフレットの写真と並べて見比べ、明るさや色味、人物の表情などの雰囲気が合っているかを確かめてから使うと安心です。
パンフレットとホームページのデザインで変える部分
パンフレットとホームページは、見る環境も使われ方も違います。デザインをすべて同じにするのではなく、紙とWebの違いに合わせて変える部分を決めておくと、どちらも見やすく仕上がります。
レイアウト
パンフレットは決まった紙のサイズの中で、見開きやページの順番を考えてレイアウトを組みます。一方、ホームページはパソコンやタブレット、スマホなど、ユーザーによって画面の幅がばらばらです。パンフレットのレイアウトをそのままホームページに当てはめると、スマホでは文字が小さすぎたり、横にはみ出したりして読みにくくなります。
ホームページでは、画面の幅に合わせて表示が切り替わるレイアウトにするのが基本です。パンフレットで横に並べていた写真と文章を、スマホでは縦に並べ替えるといった調整が必要になります。ロゴやメインカラー、写真の雰囲気をそろえておけば、レイアウトが変わってもパンフレットと同じ会社の印象は保てます。
文章の量
パンフレットは紙面に限りがあるため、サービスの特徴や強みを短い文章にまとめて載せるのが一般的です。ホームページはページを増やしたり、下にスクロールして読み進めてもらったりできるので、パンフレットに載せきれなかった情報まで伝えられます。
たとえば、サービスの詳しい内容や料金、事例、よくある質問などは、パンフレットでは省いていてもホームページでは載せておきたい情報です。ホームページを見に来たユーザーは、パンフレットよりも詳しい内容を知りたいと考えています。パンフレットの文章をそのまま移すだけでは情報が足りないため、ホームページ用に文章を書き足して内容を充実させます。
パンフレットとホームページのデザインを一緒に作るときの進め方
パンフレットとホームページのデザインを一緒に作る場合は、最初から統一感を持たせられます。ただし、進め方を決めずに作り始めると、途中で手戻りが起きやすくなります。
パンフレットとホームページを同じ制作会社に依頼する
パンフレットとホームページのデザインを一緒に作るなら、同じ制作会社にまとめて依頼するのがおすすめです。同じ会社が両方を担当すれば、デザインの考え方や会社の情報が共有された状態で作業が進むので、パンフレットとホームページの雰囲気を自然にそろえられます。
別々の会社に依頼すると、それぞれのデザインを見比べながら調整する必要があり、デザインデータの受け渡しや確認の手間が増えます。打ち合わせもそれぞれの会社と行うことになり、伝えた内容に食い違いが出ることもあります。
ホームページ制作会社によっては印刷物を扱っていない場合もあるので、依頼する前にパンフレットのデザインまで対応できるかを確かめておきます。
ロゴとメインカラーを先に決める
ロゴとメインカラーは、パンフレットとホームページのデザインに共通する土台です。デザインを作り始める前に決めておけば、パンフレットとホームページのどちらも同じ土台の上で作業を進められます。
途中でロゴやメインカラーを変えると、作りかけのパンフレットとホームページの両方を直すことになり、時間も費用もかかります。ロゴがまだない会社は、パンフレットやホームページより先にロゴを作ります。メインカラーを決めるときは、紙に印刷したときと画面で見たときの両方で見え方を確認しておくと、後から色の違いで悩まずに済みます。
写真をまとめて撮影する
パンフレットとホームページで使う写真は、同じ日にまとめて撮影すると効率よく進められます。撮影する人や場所、光の当たり方が同じになるので、パンフレットとホームページの写真の雰囲気が自然にそろいます。撮影の準備やカメラマンの手配が1回で済み、別々に撮影するより手間と費用を抑えられます。
撮影するときは、パンフレットとホームページの両方で使うことを前提に構図を考えます。パンフレットでは縦長、ホームページでは横長の写真が必要になることが多いため、同じ場面を縦と横の両方で撮っておくと使い回しやすくなります。印刷に使える高い解像度で撮影しておけば、ホームページにもそのまま使えます。
どちらか一方のデザインを基準にもう一方を作る
パンフレットとホームページのデザインを同時に作り始めると、それぞれが別の方向に進み、後から合わせ直すことになりがちです。先にどちらか一方のデザインを固め、それを基準にもう一方を作ると、統一感を保ったまま進められます。
基準にするのは、先に使い始めるほうにすると進めやすくなります。たとえば、展示会に合わせてパンフレットを急いで用意したい場合は、パンフレットのデザインを先に固め、その色の使い方や写真の見せ方、見出しの雰囲気をホームページに取り入れます。基準のデザインに合わせながら、レイアウトや文章の量はそれぞれの媒体に合わせて調整します。
パンフレットとホームページのデザインを合わせるときに制作会社へ渡すもの
すでにあるパンフレットに合わせてホームページを制作するときは、パンフレットの情報をできるだけ正確に制作会社へ渡すことが大切です。渡すものがそろっていれば、制作会社はパンフレットの色やロゴ、写真をそのままホームページのデザインに反映できます。
| パンフレットの現物かPDF | パンフレット全体の雰囲気や、色、写真の使い方を制作会社が確認するために使います。現物があれば、印刷したときの実際の色味まで伝えられます。 |
| パンフレットのデザインデータ | IllustratorのAIデータなどのデザインデータがあると、使っている色の数値や素材を正確に取り出せます。パンフレットを作った印刷会社やデザイン会社が持っていることが多いので、問い合わせて受け取ります。 |
| ロゴのデータ | AIやSVGなど、拡大しても荒れない形式のデータが理想です。パンフレットの画像から切り抜いたロゴは、ホームページで大きく表示すると粗く見えてしまいます。 |
| 写真の元データ | パンフレットから抜き出した写真は画質が落ちるので、撮影したときのデータを渡します。カメラマンに撮影を頼んだ写真は、ホームページにも使ってよい契約になっているかを確認しておきます。 |
パンフレットのデザインデータが手に入らない場合でも、パンフレットのPDFとロゴや写真のデータがあれば、ホームページのデザインをパンフレットに合わせられます。渡せるものが分からないときは、手元にあるものを一度制作会社に見せて相談すると、必要なものを判断してもらえます。
まとめ
パンフレットとホームページのデザインは、ロゴやメインカラー、写真の雰囲気をそろえ、レイアウトや文章の量はそれぞれの媒体に合わせて変えるのが基本です。全部を同じにするのではなく、会社の印象を決める部分をそろえることで、紙とWebのどちらでも同じ会社だと伝わります。
当社は信頼できる印刷会社と提携しており、ホームページ制作とあわせてパンフレットの印刷まで一緒にご依頼いただけます。これまで多くの案件で連携してきた実績があるため、デザインの統一から印刷までスムーズに進められます。すでにお持ちのパンフレットに合わせたホームページの制作にも対応しています。
御社の事業内容やパンフレットの使い方をヒアリングしたうえで、パンフレットと統一感のあるホームページを提案します。パンフレットに合わせてホームページを制作したい、ホームページと一緒にパンフレットも新しくしたいといったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
