飲食店のホームページにメニューページを作っても、価格改定や季節のメニューの入れ替えのたびに更新が手間になり、古い情報のまま残っているケースは少なくありません。
この記事では、飲食店のホームページのメニューページの掲載内容と更新しやすい作り方を解説し、当社がメニューページを作る前に確認していることも紹介します。
飲食店のホームページにメニューページが必要な理由
飲食店のホームページには、店舗の場所や営業時間と並んで、メニューページを用意しておくことが大切です。ここでは、飲食店のホームページにメニューページが必要な理由を紹介します。
来店前にメニューと価格を確認する人が多い
飲食店を選ぶとき、多くのユーザーは来店する前にメニューと価格を確認します。
初めてのお店では、どのような料理があるのか、1人あたりいくらくらいかかるのかが分からないと、入るかどうかを決めにくいものです。特に家族での食事や会社の飲み会など、人数が多い来店ほど、幹事は事前に予算を把握しておきたいと考えます。
飲食店のホームページにメニューページがないと、ユーザーは情報を求めてほかのお店のホームページやグルメサイトに移り、そのまま別のお店に決めてしまうかもしれません。メニューと価格を分かりやすく載せておけば、来店前の不安を取り除き、お店を選んでもらうきっかけになります。
料理の写真で来店したい気持ちを高められる
メニュー名と価格だけでは、料理のボリュームや盛り付け、色合いまでは伝わりません。たとえば同じハンバーグでも、鉄板の上で焼き目がついているものと、デミグラスソースがたっぷりかかっているものでは、ユーザーが受ける印象が大きく変わります。
メニューページにおいしそうな料理の写真があれば、食べてみたいと感じてもらいやすくなり、来店したい気持ちを高められます。写真を見て気になった料理を目当てに来店するお客様もいるので、看板メニューやおすすめの料理は写真付きで載せておくのがおすすめです。
グルメサイトでは伝えきれない料理のこだわりを載せられる
グルメサイトは多くのユーザーに見てもらえる一方で、載せられる写真の枚数や文字数、項目があらかじめ決まっています。契約しているプランによって掲載できる内容が変わることもあり、伝えたいことをすべて載せられるとは限りません。
飲食店のホームページのメニューページなら、掲載枠に縛られずに、食材の産地や仕入れ先、仕込みにかける時間、調理法へのこだわりなどを自由に載せられます。こうした料理のこだわりは、価格だけでは比べられないお店の価値として、ほかの飲食店との違いをユーザーに伝える材料になります。
グルメサイトでお店を知ったユーザーが、より詳しい情報を求めてホームページを訪れることもあるので、グルメサイトでは伝えきれない内容をメニューページで補っておくと効果的です。
メニュー名で検索したユーザーにホームページを見つけてもらえる
飲食店を探すユーザーは、店名だけでなく、【梅田 お好み焼き】や【大阪 もつ鍋】のように、地域名と食べたいメニュー名を組み合わせて検索することがよくあります。メニューページに料理名や料理の説明を載せておけば、こうした検索で飲食店のホームページが検索結果に表示されるチャンスが生まれます。
店名で検索するユーザーはすでにお店を知っている人ですが、メニュー名で検索するユーザーはまだお店を知らない人も多く、新しいお客様との接点になります。グルメサイトやSNSだけに頼らず、来店してもらう入り口を増やすためにも、メニューページは欠かせません。
飲食店のホームページのメニューページの掲載内容
飲食店のホームページのメニューページには、料理の名前と価格だけでなく、来店を決めるために必要な情報をまとめて載せておくことが大切です。ここでは、メニューページに載せておきたい内容を紹介します。
メニュー名と税込価格
メニューページの基本になるのが、メニュー名と価格です。
メニュー名は店内のメニュー表と同じ名前にしておくと、ホームページで見た料理を来店時にそのまま注文してもらえます。創作料理などで名前だけでは中身が想像しにくい場合は、ひと言で料理の内容が分かる補足を添えておくと親切です。
価格は、消費税を含めた税込価格で表示します。2021年4月から、消費者に向けて価格を表示するときは税込の総額で表示することが義務になっており、飲食店のホームページのメニューページも対象です。税抜価格だけを載せていると、来店後に会計が思っていたより高く感じられ、飲食店の印象を下げる原因になります。
料理の写真
メニューページには、メニュー名と価格に加えて料理の写真を載せます。
すべてのメニューに写真を用意するのが理想ですが、品数が多いお店では負担が大きくなるので、看板メニューやおすすめの料理、新しく始めた料理を優先して用意するとよいでしょう。写真は、料理のボリュームが分かる角度で撮影し、器や盛り付けもお店で実際に出しているものと同じにしておきます。
デザートなど、写真があることで注文が増えやすいメニューも、できるだけ写真付きで載せておくのがおすすめです。
料理の説明と使っている食材
料理の説明では、どのような料理なのかに加えて、使っている食材や味付けを具体的に書きます。
たとえば、国産の牛すじを8時間煮込んだカレー、のように食材と調理法が分かると、ユーザーは料理の味やお店の手間をイメージしやすくなります。辛さや量の目安、何人で分けるのがちょうどよいかといった情報も、注文するときの判断材料になります。
説明文は長くしすぎず、1品につき2〜3行程度にまとめると、メニューページ全体が見やすくなります。
アレルギー物質の表示
食物アレルギーがあるユーザーにとって、アレルギー物質の情報は来店できるかどうかを決める大切な情報です。
飲食店のメニューには、包装された食品のようなアレルギー表示の義務はありませんが、えびやかに、小麦、卵、乳など、アレルギーを起こしやすい食材を使っているかどうかをメニューページに載せておくと、ユーザーは安心してお店を選べます。
メニューごとにアイコンで示したり、一覧表にまとめたりすると、ひと目で確認できます。調理場で同じ器具を使うなど、ほかの食材が混ざる可能性がある場合は、その旨も書き添えておきます。
コースや飲み放題の内容
宴会や記念日の利用が多いお店では、コースや飲み放題の内容をメニューページに載せておきます。
コースは、料理の品数と内容、1人あたりの価格、予約が何日前までに必要か、何名から利用できるかを書いておくと、幹事がほかのお店と比べやすくなります。飲み放題は、時間と価格に加えて、対象になるドリンクの種類を載せておきます。
単品メニューとは別にコースと飲み放題のページや区切りを用意しておけば、宴会のお店を探しているユーザーが必要な情報にすぐたどり着けます。
ランチとディナーなど時間帯ごとのメニュー
ランチとディナーで出すメニューや価格が違うお店では、時間帯ごとにメニューを分けて載せます。
ランチの価格だと思って来店したのに、ディナーの価格だったという行き違いを防げます。それぞれのメニューに、提供している時間とラストオーダーの時間を書いておくと、ユーザーは来店する時間を決めやすくなります。
モーニングやカフェタイム、テイクアウト専用のメニューがある場合も、同じように時間帯や提供方法ごとに分けておくと分かりやすくなります。
飲食店のメニューページを更新しやすくする作り方
飲食店のメニューページは、価格改定やメニューの入れ替えのたびに更新が必要になります。ここでは、お店の担当者が手間をかけずに更新できるメニューページの作り方を紹介します。
メニューを画像やPDFではなくテキストで載せる
店内のメニュー表を画像やPDFにしてそのまま載せる方法は、作るときは手軽ですが、更新のたびにメニュー表のデータを作り直さなければなりません。
価格を1つ変えるだけでもデザインソフトを使える人に頼む必要があり、更新が後回しになりやすくなります。メニューをテキストで載せておけば、文字を書き換えるだけで更新できます。テキストであれば検索エンジンが料理名を読み取れるうえ、スマホで拡大しなくても読みやすくなります。
画像のメニュー表を残したい場合は、テキストのメニューに加えて補助として載せるとよいでしょう。
メニューを1品ずつ管理画面から登録できるようにする
WordPressなどで制作した飲食店のホームページでは、メニューを1品ずつ管理画面から登録できるようにしておくと、更新の手間を大きく減らせます。
メニュー名、価格、写真、説明文、アレルギー物質などの入力欄をあらかじめ用意しておけば、担当者は決まった欄に入力するだけで、デザインが崩れることなくメニューページに反映されます。HTMLの知識がない担当者でも、ブログを書くような感覚で新しいメニューを追加したり、価格だけを書き換えたりできます。
1品ずつ登録しておくと、トップページにおすすめのメニューを表示するなど、ほかのページでメニューの情報を使い回すこともできます。
メニューのカテゴリーや並び順を管理画面で変えられるようにする
飲食店のメニューは、前菜やメイン、ドリンクといったカテゴリーに分けて載せるのが一般的です。
カテゴリーや並び順がHTMLに直接書き込まれていると、新しいカテゴリーを追加したり、おすすめのメニューを上に移動したりするたびに制作会社へ依頼しなければなりません。管理画面からカテゴリーを追加でき、並び順も変えられるようにしておけば、季節ごとのおすすめを先頭に出したり、売れ筋のメニューを目立つ位置に移したりといった変更をお店で行えます。
メニューの見せ方をお店の判断ですぐに変えられることも、更新しやすいメニューページの条件です。
季節限定メニューの表示と非表示を切り替えられるようにする
季節限定メニューや期間限定のコースがあるお店では、提供期間が終わるたびにメニューを削除し、翌年また登録し直すのは手間がかかります。
メニューごとに表示と非表示を切り替えられるようにしておけば、提供期間が終わったら非表示にし、翌年の提供が始まったら表示に戻すだけで済みます。写真や説明文を毎年用意し直す必要もありません。
表示を始める日と終える日を設定しておき、自動で切り替わるようにする方法もあり、更新を忘れて終わったメニューが残り続けるのを防げます。
スマホから料理の写真を登録できるようにする
飲食店では、新しいメニューの写真を撮るのも、メニューページを更新するのも、営業の合間になることがほとんどです。
パソコンからしか写真を登録できないと、スマホで撮った写真をパソコンに移す手間がかかり、更新が止まる原因になります。スマホの画面でも管理画面を操作しやすくしておけば、厨房や客席で撮影した料理の写真を、その場でメニューに登録できます。
スマホで撮影した写真は容量が大きいため、アップロードするときに自動で縮小されるようにしておくと、メニューページの表示が遅くなるのも防げます。
飲食店のメニューページを作るときの注意点
飲食店のメニューページは、作り方によってはお客様の期待とのずれや、問い合わせの手間を生む原因になります。ここでは、メニューページを作るときに気をつけたい点を紹介します。
料理の写真を実物とかけ離れるほど加工しない
料理の写真は、明るさや色味を整える程度であれば問題ありませんが、実物とかけ離れるほど加工するのは避けます。
ボリュームを大きく見せたり、実際には付かない食材を盛り付けたりした写真を載せると、来店したお客様が実物との違いにがっかりし、口コミで悪い評価をつけられる原因になります。実物より著しく良く見せる表示は、景品表示法の優良誤認表示にあたるおそれもあります。
撮影するときは、お店で実際に出している量と器で盛り付け、自然光の入る席で撮るなど、加工に頼らなくてもおいしそうに見える工夫をするのがおすすめです。
グルメサイトやSNSと価格や内容をそろえる
飲食店はホームページのほかに、グルメサイトやSNS、Googleビジネスプロフィールなど、複数の場所にメニューや価格を載せていることがほとんどです。
ホームページのメニューページだけを更新して、グルメサイトの価格が古いままになっていると、ユーザーはどちらが正しいのか分からず、来店をためらったり、会計のときにトラブルになったりします。
価格改定やメニューの入れ替えをするときは、どこにメニューを載せているかを一覧にしておき、すべての掲載先を同じ日にそろえて更新します。
店内飲食とテイクアウトで価格が違う場合は分けて載せる
飲食店では、店内飲食は消費税率10%、テイクアウトは軽減税率の8%が適用されるため、同じ料理でも税込価格が変わることがあります。
メニューページに店内飲食の価格しか載せていないと、テイクアウトを考えているユーザーは実際の価格が分かりません。店内飲食とテイクアウトで価格が違う場合は、両方の税込価格を並べて載せるか、テイクアウト用のメニューを別に用意します。
本体価格を調整して店内飲食とテイクアウトを同じ税込価格にしているお店は、その旨を書いておくと、ユーザーが迷わずに済みます。
スマホで料理の写真と価格が見やすい大きさにする
飲食店を探すユーザーの多くは、外出先や移動中にスマホでメニューページを見ています。
パソコンの画面に合わせて作ったメニューページをそのままスマホで表示すると、料理の写真が小さすぎたり、価格の文字が読みにくかったりします。スマホでは、料理の写真を画面の幅いっぱいに近い大きさで表示し、メニュー名と価格は拡大しなくても読める文字の大きさにしておきます。
写真とメニュー名、価格が離れて表示されると、どの価格がどの料理のものか分かりにくくなるので、1品ごとにまとまって見えるように配置することも大切です。
当社が飲食店のメニューページを作る前に確認すること
当社では、飲食店のメニューページを作る前に、お店の方にいくつかの点を確認したうえで、メニューページの作りを決めています。
まず確認するのが、どのメニューがよく注文されているかです。メニューの数が多いお店で、すべての料理に説明文やこだわりを載せようとすると、用意する原稿が増えて公開までに時間がかかり、公開後の更新も負担になります。
そこで、人気のメニューや看板メニューには写真と説明文をしっかり載せ、あまり注文されないメニューはメニュー名と写真だけに絞るなど、メニューごとに載せる情報の量に差をつけることがあります。ユーザーにとっても、力を入れているメニューが分かりやすくなり、メニューページ全体が見やすくなります。
次に、公開後に誰がメニューページを更新するのかを確認し、担当者を明確に定めます。
更新する人が決まっていないと、価格改定やメニューの入れ替えがあっても誰も手をつけず、古い情報のまま残ってしまいます。店長が更新するのか、本部の担当者が更新するのか、スタッフが交代で更新するのかによって、管理画面の入力欄の作り方や、スマホからの更新が必要かどうかも変わります。
さらに、お客様によっては、メニューの一覧ページとは別に、1品ごとの詳細ページを用意します。
一覧ページではメニュー名と価格、写真を並べて全体を見比べやすくし、詳細ページではスタッフからのコメントや食材の産地、おすすめの食べ方など、より詳しい情報を載せます。料理のこだわりをしっかり伝えたいお店や、メニュー名で検索したユーザーに見つけてもらいたいお店には、一覧ページと詳細ページに分ける作りを提案しています。
まとめ
飲食店のホームページのメニューページは、載せる内容だけでなく、公開後もお店で無理なく更新を続けられる作りにしておくことが大切です。
当社では、よく注文されるメニューや更新する担当者などを確認したうえで、お店ごとに載せる情報の量や管理画面の作りを決め、更新しやすいメニューページを制作しています。飲食店のホームページ制作をお考えの方は、お気軽にご相談ください。御社のお店の特徴やメニューの数、更新の体制をお伺いし、来店につながるホームページをご提案します。
