成果向上

公開日:2026.05.15最終更新日:2026.08.13

ページビュー(PV)とは?調べ方や増やし方を解説

ページビュー(PV)とは?調べ方や増やし方

ページビュー(PV)は、ホームページのアクセス状況を把握する基本的な指標です。数値の意味を正しく理解していないと、目標設定や改善の判断を誤ってしまいます。同じページビュー数でも、ホームページの役割によって目指すべき数値は異なるため、自社に合った目標の立て方を知っておくことが大切です。

本記事では、セッション数やユーザー数との違い、GA4での調べ方、目標ページビュー数の立て方、増やす方法まで、中小企業のホームページ担当者に向けて解説します。

ページビュー(PV)とは

ページビュー(PV)とは、サイト内のページがブラウザに表示された回数を示す指標です。訪問者が1つのページを開くたびに1PVとしてカウントされ、同じ人が同じページを何度開いても、その都度加算されます。

例えば、トップページを見た後にサービスページへ移動し、再びトップページに戻れば3PVとなります。ブラウザの戻るボタンや更新によって再読み込みされた場合も、それぞれ1回として数えられます。

ページビューはホームページにおける基本的な数値で、アクセス解析ツールを使えば誰でも確認できます。数字の見方がシンプルなため、アクセス解析に慣れていない方でも、まず状況把握のために確認しておきたい指標です。

ページビュー数が多いほどホームページが多く見られていることを意味しますが、数字だけでなく、どのページが読まれているかを合わせて確認することで、訪問者の関心をより具体的に把握できます。

ページビューと似た指標との違い

ページビューと似た指標との違い

ページビューと混同されやすい指標に、アクセス数・ユーザー数・セッション数があります。いずれもアクセス解析で頻繁に目にする数値ですが、カウントの基準がそれぞれ異なるため、違いを正しく理解しておくことが大切です。

アクセス数との違い

アクセス数は、ホームページへの訪問に関する数値全般を指す言葉として使われることが多く、明確な定義がありません。

ページビュー、セッション数、ユーザー数のいずれかを意味している場合がほとんどで、使う人によって指している数値が異なります。例えば、制作会社から月間のアクセス数は5,000件だと伝えられても、それがページビューなのかセッション数なのかユーザー数なのかで、実態は大きく変わります。

アクセス数という言葉が出てきた際は、相手が具体的にどの指標を指しているのかを確認するようにしましょう。

ユーザー数との違い

ユーザー数とは、一定期間内にホームページを訪れた人数を示す指標です。

同じ端末で、1回の訪問で何ページ見ても、何度訪問しても、ユーザー数は1としてカウントされます。一方でページビューは、ページが閲覧された回数を加算するため、見たページ数と訪問回数が増えるほど、数値が積み上がります。例えば、同じ端末から同じ日に3回ホームページへアクセスし、毎回2ページずつ閲覧した場合、ページビューは6ですが、ユーザー数は1のままです。

ホームページにどれだけの人が来ているかを知りたい場合はユーザー数、どれだけ見られているかを知りたい場合はページビューというように、目的に応じて使い分けることが大切です。

セッション数との違い

セッション数とは、訪問者がホームページにアクセスしてから離脱するまでの一連の行動を1回として数える指標です。

1回の訪問で何ページ閲覧しても、セッション数は1のままです。例えば、ある訪問者がトップページ、サービス紹介、料金ページの3ページを見て離脱した場合、ページビューは3ですがセッション数は1になります。つまり、ページビューは閲覧されたページの数、セッション数は訪問の回数を示していると考えると分かりやすいでしょう。

なお、Googleアナリティクスでは30分以上操作がなかった場合はセッションが切れる仕組みになっており、その後に再びページを開くと新しいセッションとして扱われます。

ページビュー数の目標の立て方

ページビュー数の目標の立て方

ページビュー数の目標は、業種ごとの一般的な数値をそのまま当てはめるのではなく、自社の実績データから逆算して設定することが大切です。サイト全体で見る場合と、ページごとに見る場合とでは考え方が異なるため、それぞれ分けて解説します。

目標セッション数から検討する(サイト全体)

サイト全体のページビュー目標は、まず売上目標を商品単価で割り、必要な成約数を算出します。

次にその成約数をコンバージョン率で割ることで、目標セッション数を導き出せます。さらに、目標セッション数にセッションあたりの平均ページビュー数をかけると、目標とするページビュー数が算出できます。

例えば、売上目標100万円、商品単価1万円であれば必要な成約数は100件です。コンバージョン率が2%であれば目標セッション数は5,000セッションとなり、セッションあたりの平均ページビュー数が3であれば、目標ページビュー数は15,000となります。

ただし、この計算は自社の商品やサービスに関心のある見込み客からのセッションであることが前提です。無関係な訪問者を含めた数値では、正確な目標を導き出せません。

コンバージョンページへの誘導率から検討する(ページごと)

個々のページのページビュー目標は、目標とする問い合わせ数から逆算して考えます。

例えば、サービスページから問い合わせページへ移動する割合が1%で、月間の目標問い合わせ数が10件であれば、サービスページには月間1,000PVが必要になる計算です。

ただし、問い合わせにつながる入り口はサービスページだけとは限りません。料金ページや実績ページなど、他のページも問い合わせへの入り口として機能している場合は、それぞれの遷移率をもとに必要なページビュー数を算出し、合算して目標とします。

ブログ記事などのコンテンツページは、これらの入り口となるページへ内部リンクで送客する役割を担っているため、記事単体のページビュー数を追うよりも、内部リンク経由でこれらのページに何人送客できているかを確認する方が実態に近い指標になります。

GA4でのページビューの調べ方

ページビューはGoogleアナリティクスのGA4で確認できます。GA4ではページビューが表示回数という名称に変わっていますが、指標の意味は同じです。

サイト全体の合計を見る場合は、GA4のトップページを開き、アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間のカード右にある矢印をクリックすると、表示回数の指標データに切り替わり、サイト全体の合計が確認できます。

ページごとの数値を見る場合は、画面左のメニューからライフサイクル>エンゲージメント>ページとスクリーンに進みます。初期状態では表示回数の列が表示されていないため、レポートのカスタマイズから指標を選び、表示回数を追加すると、ページタイトルごとの数値を確認できます。

どちらの場合も、確認したい期間は画面上部の日付選択から自由に切り替えられます。先月と今月を比較したい場合や、特定のキャンペーン期間だけを見たい場合は、この期間設定を調整して数値を確認しましょう。

ページビュー数を増やす前に取り組みたい内容

ページビュー数を増やす前に取り組みたい内容

ページビューを増やす施策に取り組む前に、土台となる箇所を確認しておく必要があります。集客対象、ホームページの品質、問い合わせへの導線が整っていないと、ページビューが増えても成果にはつながりません。

集客対象が見込み顧客とずれていないか確認する

ページビューを増やす前に、今の集客が自社の商品やサービスに関心のある層に向いているかを確認しましょう。

ここで確認すべきはSEOのキーワードだけではありません。SNSの発信内容が見込み顧客ではなく別の層に刺さっていないか、広告のターゲティング設定がずれていないか、紹介や外部サイトからの流入元が事業と無関係でないかなど、流入経路全体を見渡す必要があります。

Googleサーチコンソールの検索クエリやSNSの反応を確認し、集めている層が自社のターゲットと合っているかを見直すことが、ページビューを増やす前の第一歩です。

サイト全体の品質を見直す

集客対象が正しくても、ホームページの中身が薄ければ成果にはつながりません。

サービスページだけでなく、ブログ記事を含めたサイト全体のコンテンツ品質を見直しましょう。訪問者はどの経路から訪れても、最初に開いたページの内容が薄いと、離脱してしまい、本来案内したいページまでたどり着きません。情報が古くなっていないか、情報が過不足なくそろっているか、競合よりも内容が見劣りしていないかを、サイト全体で確認することが大切です。

特に、公開から時間が経過しているページほど情報が古くなりやすいため、優先的に見直すとよいでしょう。

問い合わせにつながる導線があるか確認する

ホームページの品質が整っていても、問い合わせへの導線が用意されていなければ機会を逃してしまいます。

電話番号やフォームへのリンクが、目につきやすい位置にあるかを確認しましょう。特にブログ記事は、内容を読んで終わりになりやすいページです。記事の末尾にサービス紹介ページへのリンクを設置し、興味を持った訪問者が自然に次のページへ進める流れを作ることが欠かせません。

導線がなければ、集客対象を正しく絞り込み、ホームページの中身を整えても、その先の問い合わせにはつながりません。

ページビューを増やす前に、訪問者が迷わず問い合わせへたどり着ける状態を整えておくことが重要です。

ページビューを増やす方法

ページビューを増やす方法

ページビューを構成する要素は、新規の見込み顧客数、リピート訪問、1回の訪問で閲覧されるページ数の3つです。それぞれに対応した施策に取り組むことで、ページビューを底上げできます。

新規の見込み顧客数を増やす

自社の商品やサービスに関心のある層に向けて、新しい接点を増やすことが基本です。

SEOでは、見込み顧客が検索するキーワードを洗い出し、その疑問や悩みに応えるページを追加することで、検索エンジンからの流入を広げられます。あわせて、作成したページをSNSで発信すれば、検索エンジンでは届かない層に自社の存在を知ってもらえます。すぐに流入を増やしたい場合は、リスティング広告を使えば、見込み顧客に直接アプローチすることが可能です。

ただし広告は出稿を止めれば流入も止まるため、SEOやSNSでの地道な集客を土台としながら、必要に応じて組み合わせることが大切です。

リピート訪問を促す

一度訪れた見込み顧客に再び訪問してもらうことも、ページビューを増やす有効な手段です。

定期的な情報更新やブログ記事の追加、メールマガジンでの案内、SNSでの発信を通じて、既存の見込み顧客との接点を継続的に持つことがリピート訪問につながります。特に成約までに検討期間が必要な商品やサービスでは、一度きりの訪問で問い合わせに至ることは少なく、繰り返し訪れてもらう中で信頼を積み重ねていくことが成果に直結します。

また、リピーターは自社への関心がすでに高い層なので、新規の訪問者よりも成約につながりやすいという特徴もあります。SNSのフォロワーやメールマガジンの登録者を増やす取り組みも、あわせて進めていきましょう。

内部リンクでユーザーを誘導する

サイト内の回遊を増やすことも、ページビューの底上げに効果的です。

具体的には、関連性の高いページ同士をリンクでつなぐこと、ブログ記事からサービス紹介ページへの導線を設けること、記事の末尾に関連記事へのリンクを配置することなどが挙げられます。訪問者が興味を持ちそうな次のページを的確に案内できれば、1回の訪問あたりの閲覧ページ数が自然と増えていきます。

内部リンクを整えることは、検索エンジンがサイト構造を把握しやすくなることにもつながり、各ページのSEO評価向上という副次的な効果も期待できます。

既存の記事を見直す際に、関連するページへのリンクが不足していないか、あわせて確認するとよいでしょう。

ページビューを見る時の注意点

ページビューを見る時の注意点

ページビューはホームページの状態を把握するうえで便利な指標ですが、数字をそのまま鵜呑みにすると、実態とかけ離れた判断をしてしまうことがあります。正しく活用するために、知っておきたい注意点を紹介します。

PVが多いだけで成果が出ているとは限らない

ページビューが増えていると、ホームページがうまくいっているように感じがちですが、PV数の多さと成果は必ずしも一致しません。

例えば、月に数千のページビューがあっても問い合わせがほとんどないのであれば、訪問者が求めている情報と、ホームページが提供している内容にズレがある可能性があります。また、訪問者がサイト内で迷って何ページも開いているだけというケースも考えられます。

ページビューはあくまで閲覧回数を示す指標であり、成果につながっているかどうかは、問い合わせ数やコンバージョン率といった別の数字と合わせて判断することが大切です。

関係者のアクセスを除外して計測する

ホームページの表示確認や更新作業で、自社の関係者がアクセスした回数も、設定をしなければすべてページビューとしてカウントされてしまいます。特にページビューがまだ多くないうちは、関係者による閲覧がデータの大部分を占めてしまい、本当の訪問者の動きが見えなくなる恐れがあります。

GA4では、管理画面から特定のIPアドレスを除外する設定が可能ですが、固定のIPアドレスを持っていない場合や、リモートワークでIPアドレスが変わりやすい場合は、Googleが提供する拡張機能「Google アナリティクス オプトアウト アドオン」を使う方法があります。

ブラウザに追加するだけで、そのブラウザからのアクセスがGA4計測から除外されるため、設定の手間がかかりません。正確なページビューを把握するために、関係者のアクセスは早い段階で除外しておきましょう。

PDFなどのファイルはPVに含まれない

チラシやカタログ、メニュー表などのPDFをホームページに掲載している場合、それらが開かれた回数はページビューには含まれません。

アクセス解析ツールはあくまでWebページの表示を計測する仕組みのため、PDFやExcelなどのファイルは別のデータとして扱われます。こうしたファイルの閲覧数を把握したい場合は、GA4でリンクのクリックをイベントとして計測する設定が必要です。

カタログや資料のダウンロードを重視しているホームページでは、ページビューだけを見ていると実際の閲覧状況を見落とす可能性があるため、注意が必要です。

まとめ

ページビューは、ホームページのページが表示された回数を示す基本的な指標です。

ユーザー数やセッション数とはカウントの基準が異なるため、違いを理解したうえで使い分けることが大切です。目標を立てる際は、自社のコンバージョン率やページの役割から逆算して考える必要があります。

ページビューを増やす前には、集客対象のずれやホームページの品質、問い合わせへの導線を見直しておくことも欠かせません。増やす方法に取り組む際も、これらの土台を整えたうえで進めることで、ページビュー数の増加を成果へとつなげやすくなります。

お問い合わせ

ホームページ制作のご相談やご質問、お見積書の作成は無料で承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。

電話
06-7494-1148

平日 10:00〜18:00

メールでお問い合わせ

お問い合わせはこちら

お見積りのご依頼

無料お見積りはこちら