ホームページのSEOに取り組んでいると、同義語という言葉を目にする機会が多いのではないでしょうか。同義語を意識して使うことで、検索エンジンからのSEO評価が高まるだけでなく、訪問者にとって読みやすい文章にもなり、成約率の向上にもつながります。
当記事では、同義語がSEOに効果的な理由や、ホームページでの使い方、利用する際に気をつけたい注意点を紹介します。
同義語とは
同義語とは、言葉自体は違っていても、意味がほとんど同じキーワードを指す言葉です。SEOの文脈では、検索エンジンを基準に考える点がポイントです。2つのキーワードで検索したときに、表示される検索結果が似ていれば、その2語は同義語として扱われます。
例えば「パン屋」と「ベーカリー」で検索すると、多少の差はあっても似たような順位で同じようなお店が並びます。一方「美容室」と「床屋」のように、意味は近くても検索結果の傾向がまったく異なる場合は、SEO上は同義語とみなされません。
国語辞典が定義する類語とは異なり、ホームページにおける同義語は、あくまで検索エンジンでの見え方を基準に判断する点を押さえておきましょう。
同義語がSEO対策になる理由

同義語をホームページに取り入れることには、SEO対策として大きく2つの理由があります。検索エンジンからの評価を高める側面と、読者の行動に良い影響を与える側面、それぞれ異なる角度から解説します。
同じキーワードの繰り返しを避けながら関連キーワードを増やせるから
1つのキーワードだけを使い続けると、同じ意味でも別の言葉で検索しているユーザーを取りこぼしてしまいます。
例えば「パン屋」しか使わないページは、「ベーカリー」で調べている人の検索結果には表示されにくくなります。同義語を文章内に散りばめれば、1ページで複数の検索キーワードからの流入を狙うことができます。さらに、同じ単語を何度も繰り返す必要がなくなり、不自然なキーワードの詰め込みを避け、内容の幅広さや専門性をGoogleに伝えやすくなる点もメリットです。
表示される検索キーワードの幅が広がれば、それだけホームページを見つけてもらえる機会も増えていきます。
スムーズに読み進められて離脱されにくくなるから
同じ単語を何度も繰り返す文章は、読んでいて単調に感じられ、途中で読むのをやめてしまう原因になります。
初めてホームページを訪れたユーザーは、読みづらさを感じると、すぐに他社サイトへ移動してしまう傾向があります。同義語を使って表現に変化をつけることで、文章がスムーズに読み進められるようになり、最後まで目を通してもらいやすくなります。滞在時間が伸びたり、離脱率が下がることは、Googleがページを評価する判断材料の一つになっていると考えられています。
読みやすさは、単に文章の印象を良くするだけでなく、SEO対策としても軽視できないポイントです。
ホームページのSEO効果を高める同義語の使い方

メインキーワードを選ぶ際は、同義語を思い込みで決めつけず、検索結果を確認しながら進めることが大切です。ここでは、同義語の見極めから配置までの手順を紹介します。
同義語とメインキーワードで検索結果が異なるかを確かめる
候補となる言葉が本当に同義語かどうかは、実際に検索して確かめる必要があります。
検索結果の顔ぶれが似ていれば同義語として扱えますが、意味は近くても検索結果の傾向が異なる場合は、同じ意味のつもりでも別のキーワードとして対策しなければなりません。この確認を省いてしまうと、意味が近いというだけで同義語だと思い込み、実際には評価されない言葉に力を入れてしまうことになりかねません。
手間はかかりますが、ページを書き始める前に必ず検索結果を見比べておきましょう。
メインキーワードと同義語を定める
同義語だと確認できたら、次はどちらをメインキーワードにするかを決めます。
感覚だけで選ぶと、実際にはあまり検索されていない言葉に力を入れてしまうことがあるため、Googleのキーワードプランナーで検索ボリュームを調べるのが確実です。数値を比較して、利用頻度が高いほうをメインキーワードに据え、もう一方は文章内で自然に使う同義語として残しておきます。
こうすることで、狙ったキーワードでの評価を高めながら、幅広い検索クエリにも対応できるページに仕上がります。
読み直しを行って読みづらい箇所を調整する
文章を書き終えたら、一度読み直して同じ言葉が不自然に繰り返されていないかを確認しましょう。
メインキーワードを本文中で使いすぎていると感じた場合は、その一部を同義語に差し替えることで、キーワードの詰め込みを避けながら評価も保てます。
また、メインキーワードとは関係のない一般的な言葉が繰り返されている場合も、読み手のテンポを崩す原因になります。例えば「このパン屋のパンは美味しく、特に食パンが美味しかった」ではなく「このベーカリーのバンは美味しいものばかりで、特に食パンが絶品でした」のように言い換えると、文章全体がスムーズに読み進められます。
仕上げの読み直しは、SEOと読みやすさの両方を整える大切な工程です。
ホームページに同義語を利用する時の注意点

同義語はSEO対策に効果的な一方で、使い方を誤ると逆効果になることもあります。ここでは、ホームページに取り入れる際に気をつけたい注意点を紹介します。
同義語を使いすぎてメインキーワードが薄まらないようにする
同義語を使うこと自体は効果的ですが、種類を増やしすぎると、肝心のメインキーワードの存在感が薄まってしまいます。
1つのページの中で複数の言い換えを均等に使うと、検索エンジンにとってどの言葉で評価してほしいのかが伝わりにくくなり、狙った検索順位が上がりにくくなることがあります。あくまでメインキーワードを中心に据え、同義語はその補助として自然に散りばめる程度にとどめましょう。
特にタイトルや見出しなど重要な箇所ではメインキーワードを優先し、同義語は本文中で表現に変化をつける目的で使うと、バランスの取れたページに仕上がります。
自社の専門用語とユーザーが使う言葉のズレに注意する
自社で日常的に使っている言葉が、必ずしもユーザーの検索する言葉と一致するとは限りません。
専門用語や社内特有の言い回しは、業界の人には当たり前でも、一般のユーザーには馴染みがなく、そもそも検索されないキーワードになっていることがあります。例えば「施術」という言葉を使っていても、ユーザーは「マッサージ」で検索しているかもしれません。
ホームページの原稿を作る際は、自社の視点だけで言葉を選ばず、キーワードプランナーやGoogleサーチコンソールのデータを参考にしながら、実際にどのような言葉で検索されているかを確認する習慣をつけましょう。
同義語を1つに決めつけない
同義語は1つとは限りません。
最初に思いついた言い換えだけで満足してしまうと、他にもっと検索されている言葉があることに気づかないまま終わってしまうことがあります。検索窓に表示されるサジェストや、関連する検索キーワードの一覧も参考にしながら候補を洗い出しましょう。
洗い出した候補の中から、実際に検索結果が近いものを選んでいくことで、より幅広い検索クエリに対応できるページに仕上がります。
まとめ
同義語とは、意味がほぼ同じでも表記が異なるキーワードを指す言葉です。
ホームページに取り入れることで、複数の検索キーワードに対応しやすくなるだけでなく、同じ言葉の繰り返しを避けられるため、読者にとっても検索エンジンにとっても、スムーズに読み進められる文章に仕上がります。
実際に使う際は、思い込みで同義語を決めつけず検索結果で確認したうえで、メインキーワードとの関係を整理しながら本文に取り入れることが大切です。使いすぎによるキーワードの薄まりや、自社独自の言い回しとユーザーが使う言葉のズレにも注意しながら、バランス良く活用していきましょう。
