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  • 2022.09.07

サーチコンソールの"noindexタグによって除外"を減らすSEO

ホームページ制作後に、必ずと言っても良いほど実装されるサーチコンソールが示すデータに"noindexタグによって除外されました"があります。

"noindexタグによって除外されました"は、サーチエンジンの認識が不要と感じたページにnoindexを付与すると、設置したページのURLがリストアップされます。

今回は、ホームページ制作やSEOの参考に、"noindexタグによって除外されました"を解説します。

noindexとは

noindexとは、検索結果に表示したくないページに実装することで、サーチエンジンにインデックスされなくなるタグのことを言います。

もちろん、実装してすぐに反映されるものではなく、大体ですが1週間程度は検索結果に出てしまい、それから少しずつ表示されなくなります。

これはサーチエンジンが、noindexを実装した後、再度そのページを見に来てくれるまでは、インデックス状態になるタイムラグで、ホームページの担当者では、どうしようもありません。

noindexを実装すべきかどうかは、ホームページ制作会社ごとに考え方があると思いますが、当社ではフォームの確認画面やサンキューページにだけあれば良いと考えています。

フォームの確認画面やサンキューページであれば、検索結果に表示され、入口ページになるメリットは一切ありません。

さらに、アクセス解析を実装して効果測定を行っている場合、検索からの流入があると、数値が見えづらく、具体的な改善法を検討するハードルが高くなります。

その他のコンテンツであれば、入口になるメリットが多くあるので、基本はフォームの確認画面とサンキューページだけ設置すれば良いと考えています。

また、Web担当者Forumの低品質コンテンツは削除すべき? 改善すべき? ゲイリーの正論vsランドの現実という記事で、noindexの活用についてグーグルの意見が紹介されています。

よほどの理由がない限りはnoindexを利用せず、訪問者にとって最適なコンテンツへとリライトすることが推奨されています。

もちろん、上記の記事では、現実的には、低品質コンテンツにnoindexや削除を行って検索順位が大幅に向上した事例も紹介されています。

ただ、当社では、グーグルが改善を推奨するのであれば、短期ではなく中長期目線で見たときには、リライトの方が高いSEO効果を発揮できると考えています。

そのため、当社の意見は、フォームを除き、ホームページにnoindexの実装は不要であり、それよりも各ページの品質向上を実現した方が高いSEO効果を出せると思います。

"noindexタグによって除外されました"とは

"noindexタグによって除外されました"とは、サーチコンソールに表示されるステータスです。

ここにリストアップされたURLは、検索結果に表示されません。

"noindexタグによって除外されました"を確認する際に、大切なポイントは設置の意図です。

例えば、当社のホームページ制作では、フォームの確認画面とサンキューページに設置しますが、明確な意図をもってnoindexを付与しています。

意図を明確にすることが大切で、必要なのに入っていないページや、不要なのに入っているページを発見して改善しましょう。

現在のホームページ制作では、ワードプレスを実装することが当たり前になっています。

ワードプレスでは、記事ページであれば、お客さま自身でnoindexの付与が行えますが、カテゴリーページなどは、ホームページ制作会社でないと対応が難しいケースがあります。

そのため、当社では、ホームページ制作の提案段階に提出するサイトマップに、noindexを付与するページを明確に記載して、お客さまに納得をいただいた後に実装しています。

"noindexタグによって除外されました"を改善に活かす

"noindexタグによって除外されました"を使ったホームページの改善法を紹介します。

基本的には、サーチコンソールに反映されてからの修正が必須で、これまでの経験で言うと、サーチコンソールに反映されなければ、検索順位に影響がないと考えているからです。

確認方法

サーチコンソールにログインして、左ナビゲーションにあるインデックス作成>ページをクリックします。

そうすると上記の画面が表示されるので、表の下にある"noindexタグによって除外されました"をクリックします。

そうすると、noindexが付与されているURLがリストアップされ、その中から、意図と違うURLが表示されているかの確認を行い、不適切であれば修正を行いましょう。

カテゴリーページなど

カテゴリーやタグページに、noindexを付与すべきかを悩むホームページの担当者は多いと思います。

当社では、これらのページには不要と考えていて、その理由は、当サイトで一度実験してみた経験があるからです。

カテゴリーすべてにnoindexを付与することで、検索順位がどう動くかを確認したところ、残念ながら一切動きませんでした。

そのため、noindexにする必要はないと考えていて、公開されているページなのだから、サーチエンジンにもインデックスさせましょう。

ただし、付与した方が良いケースも見られ、それはカニバリゼーションが発生している場合です。

カニバリは、少量であれば問題がないのですが、数が多くなってくるとホームページ全体のSEO効果を落としてしまいます。

カニバリの発生はサーチコンソールの検索パフォーマンス>検索結果のクエリから確認できます。

リストアップされたクエリをクリックすれば、どのURLが検索結果に表示されたかを確認できます。

このデータを見て、1つのキーワードで2ページ以上が表示され、カテゴリーやタグページのURLが含まれているかを把握すれば、カニバリの発生を明確に知ることができます。

上記を一般的な考え方として、制作実績のお客さまには、効果測定を行った調整を推奨しています。

カテゴリーやタグページに、noindexを付与したビフォーアフターで効果測定を行い、自社サイトにとって最良の選択を行いましょう。

短期で解除

ツイッターで見たと思いますが、グーグルが、noindexは永続的や中長期ではなく、短期で考えるべきだと発言していました。

と言うのも、低品質なコンテンツが多いホームページの場合、リライトを行うにしても、かなりの時間が必要になります。

そのため、少しでも早くSEO効果を得るためには、低品質コンテンツをnoindexにしてしまい、それからリライトを行い、解除する方法が紹介されていました。

詳しくは不明ですが、グーグルの発言からnoindexは、サーチエンジンのアルゴリズム的に良い状態ではない可能性があります。

そのため、実装すること自体は悪いことではありませんが、基本は良質なコンテンツ作成であると理解をして、実装するにしても短期計画を立てたほうが良いでしょう。

もし該当ページのnoindexを削除したとしても、サーチコンソールへの反映には時間がかかります。

先述の通り、サーチエンジンに認識されて初めて効果を出せると考えているので、ある程度の反映期間が必要だと理解した対策が必要です。

重複コンテンツ

サーチエンジンではなく、ユーザー目線で見たときに、まったく同じ原稿のページが複数必要になるケースもあります。

この場合、カノニカルタグの設定なども効果を発揮しますが、当社では重複しているコンテンツは、1ページだけを除き、すべてnoindexの付与を推奨しています。

良くある事例で、都道府県名だけを変更したページを大量生産するケースがあります。

この都道府県名だけを変更してページを大量生産することは、SEOスパムに該当するので、絶対に行ってはならない対策です。

そのため、重複コンテンツがある場合は、サーチコンソールに反映されているかをしっかりと調査しましょう。

ただし、カノニカルで対応している場合は、"noindexタグによって除外されました"にはリストアップされないので注意が必要です。

デフォルトで"noindexタグによって除外されました"にリストアップ

デフォルトで"noindexタグによって除外されました"にリストアップされている必要があるコンテンツを紹介します。

サイト内検索

サイト内検索の結果ページは無条件でnoindexの付与が必要です。

と言うのも、現在流行っているSEOスパムにサイト内検索の結果をインデックスさせて、サーチエンジンにページ数を多く見せる対策が流行っています。

これは明らかなスパム行為になるので、今は検索順位を上げる効果があるかもしれませんが、1年後には検索順位を下げる仕様になると思います。

昨今のホームページ制作では、サイト内検索自体を利用するお客さまも減っているので、実装していない会社もあるかもしれません。

もし実装している場合は、"noindexタグによって除外されました"にリストアップされているかを確認して、スパム行為にならないホームページへと成長させましょう。

404 NOT FOUND

404 NOT FOUNDのページにもnoindexが必須です。

404 NOT FOUNDは、存在しないURLにアクセスした訪問者に表示させるページになっていて、トップページへのリンクだけかサイトマップが表示されます。

404 NOT FOUNDは、基本的にはリンクコンテンツしかありません。

その結果、低品質であると見なされる可能性が高く、必ず設置しましょう。

ちなみに、404 NOT FOUNDページは、サーチエンジン自体も存在を把握していて、グーグルがnoindexを推奨しています。

ワードプレスを実装したホームページであれば、デフォルトで設定されているので、問題があるケースは稀ですが、念のために確認だけはしておいた方が良いでしょう。

ホームページ制作中

ホームページの制作中は、すべてのページにnoindexを付与します。

制作中と言うことは、完璧な状態ではないので、万が一、サーチエンジンに認識されてしまうと、見込み顧客が訪問してしまう可能性があります。

そのため、ホームページ制作会社から「テストアップが完了した」と連絡が入った状態だと、全ページにnoindexが付与されている状態です。

その状態で、お客さまがすべてのページを確認して、問題点をすべて改善した後、noindexを外す作業が行われます。

当社では経験がありませんが、よくある事例として、リニューアル後にSEOからの流入数が0になることがあり、それはnoindexの外し忘れが多いようです。

公開後には、noindexを外す作業があるとお客さまも理解をしていくことで、万が一SEO効果が大幅に下がった場合、可能性が高い問題点の発見に役立ちます。

一般的には、ホームページ制作中はサーチエンジンが認識しているケースはあまりないので、データが反映されているケースは珍しいですが、念のために把握しておくと良いでしょう。

まとめ

"noindexタグによって除外されました"の扱い方は、まず意図と違うURLを発見することから始めます。

意図と違うURLが存在してしまうと、SEO評価を落としている可能性があるので、適切な状態に戻してあげることが必要です。

そして、グーグルの発言から、ホームページには、できる限りnoindexは付与しない方が良いでしょう。

低品質なコンテンツは、リライトを行って高品質化をして、しっかりとサーチエンジンに認識させることで、SEO効果はどんどん高まっていきます。

"noindexタグによって除外されました"は、お客さまが見るケースは少ないかもせんが、1度で良いのでチェックをして、意図通りになっているかを確認しましょう。

そして、問題があれば改善することにより、SEO効果は最大化されていきます。