- 2022.09.07
サーチコンソールのnoindexタグによって除外されましたの活用法
グーグルサーチコンソールに表示されるステータスに、noindexタグによって除外されましたという項目があります。
こちらは、別にあったからと言って、悪い数値データではないのですが、当社では基本的にはあまり数が増えないようにお願いをしています。
では、具体的に当社がホームページを制作した企業さまに対して、提案をしている内容をご紹介します。
noindexタグによって除外されましたとは
noindexタグによって除外されましたは、グーグルサーチコンソールの「インデックス>ページ」に表示されるステータスです。
こちらの数値データーは、リストアップされているURLアドレスが多いからSEOに悪影響というものではありません。
Webサイト制作会社や御社自身がnoindexを付与したURLがリストアップされます。
ただ、当社では、noindexタグによって除外されましたは、できる限り少ない方が良いと考えています。
その理由は、当社がホームページ制作の情報収集で利用するweb担当者フォーラムに以下記事が公開されていました。
低品質コンテンツは削除すべき? 改善すべき? ゲイリーの正論vsランドの現実
こちらの内容としては、低品質コンテンツは削除すべきかという質問で、グーグルのゲイリー・イリェーシュ氏が、noindexは考え方として好きではないと回答をしています。
確かに、低品質コンテンツに付与することで、検索順位が上がる事例は多くあります。
しかし、当社判断としては、たとえ、多く利用したホームページが上位表示を行えていたとしても、グーグルの発言を信じようと考えています。
と言うのも、当社がホームページ制作後に提供するSEOサービスやサポートは、短期的な上位表示ではなく、中長期的な上位表示を考えております。
例えば、2030年まではnoindex付与がSEOとして効果があったとしても、2031年にもし検索エンジンが仕様変更を行ったら、検索順位を下げる可能性があります。
もちろん、ただ付与しないではなく、それぞれがユーザーにとって役立つものでなくてはならないと提案しております。
このように、noindexタグによって除外されましたは、あっても良いとは言えますが、適切な利用法が重要であると思います。
運営期間でnoindexタグによって除外されましたは増える
noindexタグによって除外されましたは、ホームページ制作後のサイト運営期間が長くなればなるほど増えてくる数値データだと思います。
こちらは、当社サイトのnoindexタグによって除外されましたになります。
このように、ホームページ内にある各ページを整理し始めると一気に増える傾向があったり、さらにはXMLサイトマップなどもリストアップされています。
現在10年間サイト運営を行っていて、126ページがリストアップされています。
このようにサイト運営を行っていると、低品質ページをnoindexにしたり、カテゴリー整理、XMLサイトマップなどがリストアップされてしまい、運営期間が伸びると増えてしまいます。
当社はもともと、noindexに別に否定的ではなく、低品質であればどんどん行うべきだと考えていて、上記結果となっております。
以下は、ホームページ制作実績のnoindexタグによって除外されましたになります。
このように、どう利用するかを明確にしていくことで、実はグーグルの言う、noindexタグを利用しないホームページとなります。
現在、当社が制作するホームページは、上記のお客さまと同様に、noindexタグによって除外されましたが10前後になっております。
もちろん、そこまで高い効果であるとは言いきれませんが、しかし中長期的なことを考えて、noindexタグによって除外されましたが増えないようなサイト運営が必要と思います。
では、実際に当社がホームページ制作実績の企業さまに提案している内容をご紹介します。
Webサイト制作会社が作成したnoindexタグによって除外されましたは触らない
基本的には、Webサイト制作会社が設定したnoindexタグによって除外されましたは触らないようにしましょう。
と言うのも、ホームページを制作して終わりと言うWebサイト制作会社は非常に珍しいのではないでしょうか。
昨今は、ホームページ制作だけでは安定した売上向上が見込めず、クライアントさまに利益を出していただき、サイト運営をご依頼いただいて初めてWebサイト制作会社の売上は安定します。
そのため、多くのWebサイト制作会社は、納品後にお客さまのホームページをどのように制作したかを明確に把握しているのです。
もちろん、Webサイト制作会社にとって、SEOはほぼ必須と言っても過言ではなく、どのような設定を行っているか、現状の効果はどれくらいあるかも把握しております。
そこで、例えば、SEO業者にカテゴリーやメールフォームにある確認画面やサンキューをnoindexにして欲しいと言われ、連絡もなしに入れられてしまうと、状況把握ができなくなります。
また、Webサイト制作会社が上記ページにnoindexを入れているのに、勝手に外すのも状況把握に影響を及ぼします。
もちろん、ホームページ制作後の関わり方にもよりますが、もし入れるのであれば、必ずWebサイト制作会社に連絡を入れたうえで実装をしましょう。
ただ、当社では、先述している通り、ゲイリー・イリェーシュ氏の発言を重要視していて、あまり入れるのは推奨していません。
基本は、Webサイト制作会社が設定したnoindexは触らないというのが良いと思います。
ただし、Webサイト制作会社がどれくらいSEOに精通しているかにもより、基本的なSEO設計をどれくらい行っているかで判断しましょう。
noindexタグによって除外されましたの利用法
では、当社が行うnoindexタグによって除外されましたの利用法をご紹介します。
以下対策を行えば一時的には増えますが、必ず0の状態に戻るため、理想通りのサイト運営であるとホームページ制作後に提案をしています。
100ページ作成までは利用しない
ホームページ制作後に、当社では、スタッフブログの更新作業をお願いしています。
そして、このスタッフブログに、まずは100ページ作成をお願いしています。
その理由は、noindexを行う対象がないため、大体100ページくらいあったほうが良いと判断をしています。
もちろん、昨今のホームページ制作でSEO目的で作成するページ数は下がっていて、50もあれば十分と言うケースもあります。
ただ、どのような業種であれあ、100ページくらいは当たり前に作成ができると思うので、当社では100までは不要と判断しています。
noindexページをピックアップ
100ページになったら、noindexを付与するページを探します。
数もあるので具体的には言えませんが、大体が5ページを1カテゴリーとして行っていただきます。
例えば、当社サイトで言えば、エクセルを使って、ホームページ制作関係が5、SEO関係が4と言うようにカテゴリーごとにメモをしましょう。
対象になるのは以下のようなページです。
- 極端に文字数が少ない
- タイトルに対しての回答ができていない
- 重複コンテンツ
noindexを実施
1カテゴリーごとにnoindexを付与しましょう。
付与するページ数が少ない場合は、1ページずつでも問題はありません。
なぜ、少しずつ行うかと言うと、noindexを付与したことによる検索順位の変動と訪問者数の増減を確認するためです。
その際には、トップページやカテゴリー、関連ページを確認します。
例えば、ホームページ制作カテゴリーにnoindexを付与すれば、トップページの検索順位を計測します。
SEOカテゴリーであれば、SEOページを確認しましょう。
もちろん、その他も検索順位が変動する恐れはありますが、細かくすべてを把握するのはマンパワー的にできません。
そのため、グーグルアナリティクスを使って、検索からの流入数を確認します。
そして、1カテゴリーごとに、どれくらい影響があるかを2週間は様子を見ましょう。
そうすれば、変わらないか、アップ、ダウンの3つの結果となってくるので、検索順位と訪問者数をエクセルにメモしましょう。
効果測定後の対応
効果測定後、noindexを付与したページを改善します。
その際に、完璧に行うのであれば、グーグルサーチコンソールではなく、エクセルでメモしたデーターを確認します。
ただ、エクセルを利用すると管理が面倒くさく、当社がホームページを作った会社さまは、グーグルサーチコンソールのnoindexタグによって除外されましたを利用しています。
変わらなかった
検索結果も訪問者数も変わらなかったページは、公開していてもプラスにもならずマイナスにもならないページです。
これらのページは、まずはリライトを検討してみましょう。
文字数が極端に少ない場合は、文字数を増やしたり、タイトルに対して詳しくなければ、詳しくリライトを行います。
ここで狙っているのは、関連ページのSEO効果です。
SEO効果が出るようにリライトを行うことで、SEO効果は飛躍的に高まります。
下がった
下がったページは、検索エンジンが高く評価していたため、noindexを解除し、復活させましょう。
ただし、どんだけ検索エンジンが高く評価していたとしても、そのページを見たユーザーに役立つ内容でなければ、成果を発揮できません。
そのため、復活させる際に、品質が高めれそうであれば、リライトを行いましょう。
この際のリライトは、それほど多くのリライトは不要です。
多くリライトを行ってしまうと、検索エンジンからの評価が変わってしまう恐れがあり注意が必要です。
上がった
上がったページは、削除を行いましょう。
検索エンジンから評価が低いページは不要です。
ここでリライトは、あまりおすすめではありません。
その理由は、一度低評価を受けたURLをリライトしても、実際にはなかなか改善されないと思います。
そのため、もし存在させておく意味があるという場合は、noindexで放置するか、新規URLで別ページを作成しましょう。
新規URLで作成する際には、重複コンテンツ対策として、全文リライトを行ったほうが良いと思います。
noindexタグによって除外されましたが増えないサイト運営
当社では、noindexタグによって除外されましたを利用して、質を高める対策を実施しています。
エクセルでも良いじゃないかと思われるかもしれません。
確かにエクセルでも良いですが、この対策は、リライトが必要であるため、ウェブマスターさまの負担が非常に多いです。
そして、この作業を行う目的は、検索順位を上げるためです。
そのため、エクセルで管理して完璧に作業を行うよりも、当社ではホームページ制作実績の企業さまには、グーグル目線だけを意識して頂いています。
グーグル目線となると、グーグルサーチコンソールを利用するのがベストでしょう。
昔はグーグルサーチコンソールは、優先順位を付けてステータスを表示していました。
現在では、優先順位は無くなりましたが、それでも裏では存在していると思います。
そのため、グーグルから見たときに、noindexタグによって除外されましたにリストアップされたページが大切であると言えます。
noindexタグによって除外されましたを利用することで、ウェブマスターさまの負荷を極力下げることが可能になります。
もちろん、上位表示を狙っているキーワード難易度によっては、完璧の方が良いとは思います。
そのため、自社が制作したホームページでどのようなキーワードで上位表示を行いたいかからエクセルかグーグルサーチコンソールを選定すれば良いと思います。
ただ、実際に難易度中くらいのホームページ制作実績の企業さまでは、上記作業でもSEO効果を発揮しております。