ホームページに使う写真が足りず、フリー素材や有料素材で済ませていいのか迷う方は多いのではないでしょうか。素材の写真は手軽に用意できる一方で、使い方によってはホームページの印象を下げることもあります。
この記事では、フリー素材や有料素材の写真をホームページに使うときの注意点と、自社で撮影した写真を使うメリットを解説し、当社のホームページ制作における写真の使い方も紹介します。
ホームページの写真はフリー素材や有料素材でも使える
ホームページの写真は、フリー素材や有料素材でも使えます。素材サイトの多くは商用利用を認めていて、会社のホームページに載せること自体は問題ありません。ホームページ制作でも、撮影が間に合わない箇所や、雰囲気を伝えるための背景の写真などに素材の写真を使うことはよくあります。
フリー素材は費用をかけずに使える点が強みで、ビジネスや風景、人物など幅広い写真がそろっています。有料素材は1枚ごとや月額で費用がかかりますが、写真の数や種類が多く、品質の高い写真やほかで使われていない写真を選びやすくなります。どちらの場合も、素材サイトが決めた利用規約の範囲で使うことが前提です。
ただし、素材の写真は利用規約を守らずに使うとトラブルになることがあります。また、ホームページの写真をすべて素材の写真にすると会社の実際の様子が伝わらず、どの会社も同じようなホームページに見えてしまいます。
フリー素材や有料素材の写真をホームページに使うときの注意点
フリー素材や有料素材の写真は手軽に使える反面、ルールを知らずにホームページへ載せると問題になることがあります。素材の写真を使う前に知っておきたい注意点は次の4つです。
利用規約で商用利用の可否とクレジット表記を確認する
素材の写真をホームページに使う前に、まず素材サイトの利用規約を確認します。フリー素材には商用利用ができない写真があり、会社のホームページは商用利用にあたるので、個人利用だけが認められた写真は使えません。同じ素材サイトの中でも写真ごとに条件が違うことがあるので、サイト全体の説明だけで判断せず、使う写真の条件を1枚ずつ確かめることが大切です。
クレジット表記は、撮影者名や素材サイト名を写真の近くやページ内に記載することです。フリー素材にはクレジット表記を条件にしている写真があり、表記がないまま使うと規約違反になります。有料素材はクレジット表記が不要な場合が多いものの、購入したライセンスの種類によって使える範囲や枚数が変わります。
規約に違反すると、素材サイトや撮影者から削除の依頼や使用料の請求を受けることがあります。ホームページの公開後に何年も経ってから指摘されるケースもあるので、どの素材サイトのどの写真を使ったかを記録しておくと、あとから条件を確認できます。
加工や使い方が禁止されている素材がある
素材の写真の中には、加工や使い方に制限がある写真があります。よくあるのは、切り抜きや色の変更、文字を重ねる加工の禁止です。ホームページのメイン画像では写真の上にキャッチコピーを入れることが多いので、加工できない写真を選ぶと、デザインに使えない場合があります。
使い方の制限には、ロゴへの使用の禁止、写真を販売する商品への使用の禁止などがあります。人物の写真では、病気や悩みのイメージ、美容の施術前後の比較など、写っている人の印象を下げる使い方を禁止している素材サイトもあります。
ホームページで使える写真でも、チラシやパンフレットなどの印刷物に使うと別の条件がかかることがあります。ホームページ以外にも同じ写真を使う予定があるなら、印刷物での利用まで認められているかを合わせて確認しておくと、あとで写真を選び直す手間がかかりません。
他社のホームページと同じ写真になることがある
人気のフリー素材は多くのホームページで使われているので、同業他社と同じ写真になることがあります。特にビジネスの打ち合わせや握手、パソコン作業などの写真は使われやすく、見たことがある写真だと気づかれると、ホームページ全体の印象が弱くなります。
問い合わせ先を比べているユーザーは、同業他社のホームページを続けて見ています。メイン画像やサービス紹介の写真が他社と同じだと、どの会社のホームページだったか覚えてもらえず、比較の中で埋もれてしまいます。
有料素材はフリー素材より使われている数が少ない傾向がありますが、人気の写真はほかの会社でも使われています。使う前にGoogleの画像検索で同じ写真を探すと、どれくらいのホームページで使われているかを確認できます。
人物の写真を自社のスタッフやお客様として見せない
素材の人物写真はモデルが写った写真なので、自社のスタッフやお客様として見せる使い方はできません。スタッフ紹介のページにモデルの写真を載せたり、お客様の声にモデルの写真を添えたりすると、ユーザーに事実と違う情報を伝えることになります。
素材の写真はユーザーに気づかれることがあり、スタッフとして載せていた人物が他社のホームページに出てくると、会社そのものの信頼を失います。お客様の声では、実際にはいない人の感想に見えてしまい、載せている内容まで疑われてしまいます。
素材の人物写真は、サービスの利用シーンなどのイメージとして使うのが基本です。スタッフ紹介やお客様の声には実際のスタッフやお客様の写真を使い、用意できない場合は写真を載せずに文章だけで紹介します。
ホームページに自社で撮影した写真を使うメリット
素材の写真では補えない部分を埋められるのが、自社で撮影した写真です。ホームページに自社で撮影した写真を使うと、次のようなメリットがあります。
会社や店舗の実際の雰囲気が伝わる
自社で撮影した写真を使うと、会社や店舗の実際の雰囲気がそのままユーザーに伝わります。オフィスの明るさや広さ、店舗の内装や席の配置、工場の設備の並びなどは、素材の写真ではどうしても再現できません。
ユーザーは、問い合わせや来店の前にホームページで会社や店舗の様子を確かめています。たとえば飲食店なら店内の写真で落ち着いて食事ができるかを判断し、来店型のサービスなら入口や待合室の写真で初めてでも入りやすいかを判断します。実際の写真が載っていると、訪れたときに想像と違ったという不安が減り、問い合わせや来店のきっかけになります。
スタッフや現場の写真で信頼感につながる
ホームページにスタッフや作業現場の写真があると、どんな人が対応してくれるのかが分かり、会社への信頼感につながります。特に住宅リフォームや士業、医療や介護など、人に直接対応してもらうサービスでは、担当するスタッフの顔が見えるかどうかで問い合わせのしやすさが変わります。
作業中の様子や打ち合わせの風景などの現場の写真は、実際に仕事をしている会社であることの証明になります。文章で丁寧な対応や確かな技術と書くだけでは伝わりにくい部分も、職人が作業している写真や、お客様と話しているスタッフの写真があれば、ユーザーが自分の目で判断できます。
伝えたい内容に合わせた写真を用意できる
自社で撮影した写真は、ホームページで伝えたい内容に合わせて撮影できます。素材の写真は今ある写真の中から近いものを選ぶしかなく、サービスの説明に合う写真が見つからずに、内容と少しずれた写真を使うことがよくあります。
自社で撮影すれば、商品の使い方や作業の手順、サービスを受けるときの流れなど、説明したい場面をそのまま写真にできます。メイン画像の横長の写真や、スマホで見たときに縦に切り抜いても使える写真など、ホームページのデザインに合わせた構図で撮影しておくと、レイアウトの自由度も上がります。
競合他社との違いを写真で伝えられる
自社で撮影した写真には、その会社にしかない設備や商品、作業の様子が写ります。同じ業種の会社でも、使っている機械や扱っている素材、仕上がりの品質は会社ごとに違い、写真で見せることでその違いがユーザーに伝わります。
問い合わせ先を比べているユーザーは、文章よりも写真で会社の特徴をつかむことが多くあります。たとえば製造業なら加工の精度が分かる製品の写真、工務店なら施工した住宅の写真があると、文章で強みを説明するよりも具体的に比較してもらえます。競合他社が素材の写真を中心に使っている場合は、自社で撮影した写真があるだけで印象に差がつきます。
パンフレットやSNSなどホームページ以外にも使える
自社で撮影した写真は自社のものなので、ホームページ以外にも自由に使えます。パンフレットやチラシ、名刺、SNSの投稿、求人サイトの掲載など、使う場所ごとに利用規約を確認する必要がありません。
ホームページとパンフレットに同じ写真を使うと、どこで会社を知ったユーザーにも同じ印象が伝わります。一度まとめて撮影しておけば、販促物を作るたびに写真を探したり買ったりする手間と費用もかかりません。撮影の際は、ホームページ用だけでなく印刷にも使える大きさで撮っておくと、あとから使える場面が広がります。
当社のホームページ制作における写真の使い方
当社のホームページ制作では、できる限りお客様に実際に撮影した写真を用意していただくようにしています。これまで紹介したとおり、自社で撮影した写真は会社や店舗の雰囲気、スタッフの人柄、他社との違いを伝える力があり、素材の写真では代わりになりません。
ただ、制作を進める期間の中で、すべての写真を撮影するのが難しいこともあります。季節によって撮れない風景や、工事が終わっていない店舗、撮影日程が合わないスタッフなどは、公開までに写真がそろわないことが少なくありません。
撮影が難しい箇所には、フリー素材や当社で購入した有料素材の写真を使います。写真がそろうのを待って公開を遅らせるより、まずはホームページを公開して集客を始める方が、お客様にとって得られるものが大きくなります。素材の写真を使う箇所でも、利用規約を確認したうえで、ページの内容に合う写真を当社で選んでいます。
ホームページの公開後は、自社で撮影した写真以外を使っている箇所をリストアップしておきます。撮影ができるタイミングがきたら、そのリストをもとに素材の写真を自社で撮影した写真へ差し替えていきます。
公開から半年以内であれば、この差し替えは無料で対応しています。公開して終わりではなく、少しずつ実際の写真に置き換えていくことで、ホームページの完成度を上げていく進め方です。
実際に、ホームページの写真の大半を自社で撮影した写真にした会社があり、そのホームページは非常に高い成果を出しています。もちろん、自社で撮影した写真だけが成果につながったとは言い切れません。それでも、素材の写真が中心だったころと比べると、ホームページを見たときの印象はかなりよくなりました。
まとめ
ホームページの写真は、フリー素材や有料素材でも利用規約を守れば使えます。ただ、会社や店舗の様子、スタッフの人柄、他社との違いは、自社で撮影した写真でなければ伝わりません。素材の写真は撮影が間に合わない箇所の補いとして使い、ホームページの写真はできる限り自社で撮影した写真にするのがおすすめです。
当社では、写真がそろっていない段階でもホームページ制作を進め、公開後に素材の写真を自社で撮影した写真へ差し替える進め方を提案しています。公開を遅らせずに集客を始めながら、少しずつ御社らしさが伝わるホームページに仕上げていけます。
写真が足りずに依頼をためらっている、今のホームページが素材の写真ばかりで印象が弱いといったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
