ホームページ制作の契約内容は制作会社によって違い、確認しないまま契約すると、費用やできることが思っていた内容と違ったということが起こります。
この記事では、ホームページ制作の契約前に確認するポイントを作業範囲・費用・スケジュール・権利・公開後の対応に分けて解説し、当社の契約内容も紹介します。
ホームページ制作の契約内容は制作会社によって違う
ホームページ制作の契約内容は、制作会社によって大きく違います。同じようなホームページを依頼しても、見積もりに含まれる作業や毎月かかる費用、公開後に対応してもらえる内容が制作会社ごとに異なり、金額だけを比べても内容の違いは分かりません。
たとえば、ある制作会社では原稿の作成やサーバーの設定まで見積もりに含まれていても、別の制作会社では別途費用になっていることがあります。著作権やサーバーとドメインの名義のように、契約した後に変えるのが難しい内容もあります。
契約内容は、契約書や見積書、制作会社の約款などに書かれています。書類に書かれていない内容や分かりにくい内容は、契約前に制作会社へ問い合わせて、どこまでが契約に含まれるのかをはっきりさせておくことが大切です。
ホームページ制作の作業範囲について契約前に確認するポイント
ホームページ制作の作業範囲は、見積もりの金額を大きく左右します。作業範囲があいまいなまま契約すると、制作が始まってから追加費用がかかったり、やってもらえると思っていた作業が含まれていなかったりします。
作成するページ数
ホームページ制作の見積もりは、作成するページ数をもとに出されることが多く、契約前にページ数とページの内容を確認することが大切です。
トップページや会社概要、サービス紹介、お問い合わせなど、どのページを作成するのかがサイト構成として決まっているかを見ます。制作の途中でページを増やすと、多くの場合は追加費用がかかります。
ホームページに付ける機能
お問い合わせフォームやブログ、お知らせの更新機能、予約やネットショップの機能など、ホームページにどの機能を付けるのかを契約前に確認します。
機能によって制作の手間が大きく変わり、同じページ数でも見積もりの金額に差が出ます。必要だと思っていた機能が見積もりに入っていなかったり、反対に使わない機能が入っていたりすることもあるので、見積書の項目と自社で使いたい機能を照らし合わせて確認することが大切です。
原稿や写真を用意する人
ホームページに載せる原稿や写真を、自社と制作会社のどちらが用意するのかは、制作会社によって大きく違います。
自社で用意するのが基本の制作会社もあれば、原稿の作成や写真の撮影まで作業範囲に含める制作会社もあります。自社で用意する場合は社内の担当者の負担が大きくなり、制作会社に任せる場合は費用が上がります。
原稿の作成を頼むときは、一から書いてもらえるのか、自社で用意した文章を整えるだけなのかで作業範囲が変わるので、どこまで対応してもらえるのかを契約前に確認することが大切です。
デザインの修正回数と修正できる範囲
デザインの修正を何回まで無料で受けてもらえるのかは、制作会社によって決まりが違います。
修正回数に上限があり、それを超えると追加費用がかかる制作会社もあります。回数だけでなく、色や文字の大きさを変える程度の修正なのか、レイアウトを大きく変える修正まで含まれるのかという修正できる範囲も確認するポイントです。
デザインが決まった後の大きな変更は、作り直しとして別途費用になることがあります。
サーバーやアクセス解析などの設定作業
ホームページを公開するには、デザインやページの制作以外に、サーバーやドメインの設定、SSLの設定、Googleアナリティクスやサーチコンソールの設定などの作業が必要です。
これらの設定作業が作業範囲に含まれているかは、制作会社によって違います。見積もりに含まれていない場合は自社で設定するか、別途費用で依頼することになります。設定作業は見積書に細かく書かれていないことも多く、公開までにどの作業を制作会社が行うのかを契約前に確認することが大切です。
ホームページ制作の費用について契約前に確認するポイント
ホームページ制作の費用は、見積書の金額だけを見て判断すると、後から思っていたより高くなることがあります。契約前に、制作費だけでなく公開後にかかる費用や支払いの時期まで確認することが大切です。
費用の総額
見積書の金額がホームページ制作の費用の総額なのかは、契約前に必ず確認するポイントです。
見積もりにはページ数や機能など決まっている作業だけが入っていて、写真の撮影や原稿の作成などが別途費用になっていることがあります。制作の途中で仕様が変わったときに、どのような場合に追加費用がかかるのかも合わせて確認すると、総額が後から大きく変わるのを防げます。
また、毎月の支払いで制作できるリース契約は、月々の金額が小さく見えても、契約期間全体で払う総額が高くなることが多く、途中で解約できない点に注意が必要です。
公開後に毎月かかる費用
ホームページは公開して終わりではなく、制作費以外に毎月や毎年かかる費用があります。
サーバーやドメインの利用料、有料のSSL証明書、テーマ・プラグインのライセンス料、保守の費用などです。サーバーやドメインを自社で契約するのか、制作会社にまとめて支払うのかによっても、毎月かかる費用は変わります。
制作費が安く見えても、毎月の費用を含めると数年でほかの制作会社より高くなることもあるので、公開後にかかる費用を一覧で出してもらい、制作費と合わせて比べることが大切です。
支払いのタイミング
ホームページ制作費の支払いのタイミングは、契約前に全額を払う前払い、制作を始めるときに一部を払う着手金、公開後に払う後払い、何回かに分けて払う分割払いなど、制作会社によって違います。社内の予算や決算の時期によっては、支払いのタイミングが合わないこともあります。
制作の途中で解約した場合に、すでに払った費用がどう扱われるのかも合わせて確認しておくと安心です。
ホームページ制作のスケジュールについて契約前に確認するポイント
ホームページ制作のスケジュールは、制作会社だけで決まるものではなく、自社の作業や確認の時間も含めて組まれます。契約前にスケジュールを確認しておくと、公開したい時期に間に合うかを判断できます。
全体の流れと公開予定日
ホームページ制作は、打ち合わせ、サイト構成、ワイヤーフレームとデザインの作成、コーディング、テストサイトでの確認、公開という流れで進むのが一般的です。
契約前に、それぞれの工程にどれくらいの期間がかかり、いつ公開する予定なのかを確認します。新商品の発売や会社の移転、採用活動の開始など、公開したい時期が決まっている場合は、その日に間に合うスケジュールになっているかを見ることが大切です。
公開予定日が決まっていないまま進めると、制作が後回しになって公開が大きく遅れることがあります。
原稿や写真を渡す期限
原稿や写真を自社で用意する場合は、いつまでに制作会社へ渡すのかを契約前に確認します。
原稿や写真がそろわないとデザインやページの制作が進まず、渡すのが遅れた分だけ公開も遅れます。社内で原稿を書く担当者や、写真を撮影する日程を先に決めておくと、期限に間に合わせやすくなります。
期限までに用意できなかった場合に、公開予定日やスケジュールがどう変わるのかも合わせて確認しておくと安心です。
各フェーズにおける自社で確認する期間
ホームページ制作では、ワイヤーフレームやデザイン、テストサイトなど、各フェーズで自社が内容を確認して返事をする場面があります。
契約前に、それぞれのフェーズで確認期間が何日くらい見込まれているのかを確認します。社内で確認する人が多い場合や、最終的に判断する人の予定が合わない場合は、制作会社が見込んでいる期間では足りないこともあります。
確認期間を過ぎたときに制作会社から連絡があるのか、スケジュールを組み直すのかといった扱いも合わせて確認しておくと安心です。また、確認して進めた後に前のフェーズの内容を変えると、作り直しになることがあるので、各フェーズの確認で何を決めるのかも把握しておくことが大切です。
ホームページの権利について契約前に確認するポイント
ホームページは完成した後も自社で長く使うものなので、誰が権利を持つのかを契約前に確認することが大切です。権利の扱いは、制作会社を変えるときやリニューアルするときに大きく影響します。
ホームページの著作権
ホームページの著作権は、契約で譲渡の取り決めをしない限り、制作会社にあります。著作権が譲渡されていないと、自社でホームページを修正したり、ほかの制作会社にリニューアルを頼んだりするときに、制作会社の許可が必要になることがあります。
契約前に、著作権を譲渡してもらえるのか、譲渡されるのはいつなのかを確認します。写真素材やフォントなど、制作会社がライセンスを買って使っている素材は譲渡されないことが多いので、どの部分が譲渡の対象になるのかも合わせて確認しておくと安心です。
サーバーとドメインの名義
ホームページを公開するサーバーとドメインを、自社と制作会社のどちらの名義で契約するのかを契約前に確認します。
制作会社の名義で契約していると、制作会社を変えたいときにドメインを移せなかったり、サーバーの移行に手間や費用がかかったりします。ドメインはホームページのアドレスやメールアドレスにも使うので、使えなくなると影響が大きくなります。
制作会社の名義で契約する場合は、解約したときにサーバーとドメインがどう扱われるのかを確認しておくことが大切です。
管理画面のログインアカウント
WordPressなどで制作したホームページは、管理画面にログインしてページを更新します。契約前に、管理画面のログインアカウントを自社でも持てるのか、どの権限のアカウントを渡してもらえるのかを確認します。
制作会社だけが管理者のアカウントを持っていると、自社で設定を変えられず、制作会社を変えるときにも管理者を入れ替えられないことがあります。サーバーやドメインの管理画面のログイン情報も含めて、公開後に何を受け取れるのかを確認しておくと、後から困ることがありません。
ホームページ公開後の対応について契約前に確認するポイント
ホームページは公開した後も、不具合の修正やシステムの更新、ページの追加などが必要になります。公開後にどこまで制作会社に対応してもらえるのかは、契約前に確認しておかないと、困ったときに頼める先がなくなることがあります。
公開後の不具合を無料で直してもらえる期間
ホームページを公開した後に、表示の崩れやフォームが送信できないなどの不具合が見つかることがあります。
制作会社の作業が原因の不具合を、公開後どれくらいの期間なら無料で直してもらえるのかを契約前に確認します。期間は制作会社によって違い、期間を過ぎると制作会社の作業が原因でも有料になります。
公開後すぐはアクセスが少なく不具合に気づきにくいので、期間内に自社でも各ページやフォームを確認することが大切です。
保守で対応してもらえる内容
WordPressで制作したホームページは、公開後もWordPress本体やプラグイン、サーバーのPHPなどのバージョンアップが必要です。
バージョンアップをしないまま放置すると、セキュリティの弱いところを狙われて改ざんされることがあります。保守契約で対応してもらえる内容は制作会社によって違い、バージョンアップやバックアップ、改ざんされたときの復旧まで含まれるのか、サーバーの管理だけなのかで大きく変わります。
保守を頼むかどうかも含めて、どこまで対応してもらえるのかを契約前に確認しておくことが大切です。
ページの追加や更新を頼めるかどうか
公開後にページを追加したり、文章や写真を差し替えたりしたくなることはよくあります。
制作会社によっては、公開後の追加や更新を受けていなかったり、保守契約を結んでいないと頼めなかったりします。自社で更新できるホームページでも、レイアウトを変えるような更新は制作会社に頼むことになります。
公開後に追加や更新を頼めるのか、頼むときはどのように依頼してどれくらいの期間で対応してもらえるのかを契約前に確認しておくと安心です。
当社のホームページ制作の契約内容
当社のホームページ制作の契約内容は、お客様のご要望やホームページの内容によって変わりますが、一般的なホームページの場合は次のとおりです。
| 原稿や写真 | お客様にできる範囲で用意していただき、イメージ写真で問題がない箇所は当社で用意します。原稿はワイヤーフレームの段階で大まかな文字数をお伝えし、作成が難しい場合は当社でたたき台を作成します。 |
| サーバーやアクセス解析などの設定 | サーバーやドメインの契約、Googleアナリティクスやサーチコンソールのアカウントはお客様名義で用意していただき、契約やアカウントの作成は当社がサポートします。 |
| 費用の総額 | 100万円前後が多いです。 |
| 支払いのタイミング | 公開後の後払いが基本です。リース契約は扱っていませんが、月額制には対応しています。 |
| 公開までの期間 | 3〜4ヶ月が目安です。 |
| 自社で確認する期間 | ワイヤーフレームとデザインはそれぞれ1週間程度、テストサイトは1週間が目安です。お客様の確認が目安の期間を過ぎた場合は、当社から状況を確認するご連絡をしています。 |
| 著作権 | 制作費の入金後に譲渡します。 |
| サーバーとドメインの名義 | お客様名義での契約をおすすめしています。 |
| 管理画面のログインアカウント | 制作時の各種ログイン情報を基本的にすべてお渡しします。 |
| 公開後の不具合 | 公開から1ヶ月間は、当社の作業が原因の不具合を無料で修正します。 |
| 保守 | セキュリティの面から、すべてのホームページに保守契約をご提案しています。 |
表にない内容や、ご要望に合わせた契約内容については、お見積もりの際にお気軽にご相談ください。
まとめ
ホームページ制作の契約内容は制作会社によって違うので、見積もりの金額だけで比べず、作業範囲や費用、スケジュール、権利、公開後の対応まで契約前に確認することが大切です。
当社では、契約前に作業範囲や費用、スケジュールをお伝えし、著作権やログイン情報など公開後に御社が困らない形で契約内容を決めています。ホームページ制作をご検討中で、契約内容に不安がある方や、前回の制作で思っていた内容と違ったという方は、お気軽にご相談ください。御社のご要望をお聞きしたうえで、目的や予算に合ったホームページをご提案します。
