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公開日:2026.08.26最終更新日:2026.08.31

リダイレクトループとは?原因や特定方法、解決方法を解説

リダイレクトループ!放置は危険

ホームページの一部のページで読み込みが終わらない、あるいは「リダイレクトが繰り返し行われました」というエラーが表示された経験はないでしょうか。これはリダイレクトループと呼ばれる状態で、ホームページの整理やリニューアルのタイミングで発生しやすく、放置するとSEOやユーザー体験に悪影響を及ぼします。

この記事では、リダイレクトループがSEOやユーザーに与える影響、起きやすいシーン、特定方法、原因ごとの解決方法までを解説します。

リダイレクトループとは

リダイレクトループとは、あるURLへのアクセスが別のURLへ転送され、その転送先がさらに元のURLへ転送されるという流れが延々と繰り返されてしまう状態を指します。ブラウザやクローラーは転送先を追い続けますが、ゴールとなるページにたどり着けないため、最終的にはエラーとして処理が打ち切られます。

代表的なパターンとしては、URL AからURL Bへ転送し、URL BからまたURL Aへ転送してしまう単純な相互リダイレクトと、A→B→C→Aのように3つ以上のURLを経由して元のURLに戻ってくる循環リダイレクトの2つがあります。

循環リダイレクトは3つ以上になっており、頻繁にリダイレクトを設定している企業では、5や10のリダイレクトループが発生する可能性もあります。

リダイレクトループがSEOに与える影響

リダイレクトループがSEOに与える影響

リダイレクトループが発生すると、クローラーがページにたどり着けなくなり、SEO評価に悪影響を及ぼします。ここでは具体的な影響を紹介します。

インデックスの削除

クローラーがリダイレクトループを検知すると、そのURLへのアクセスを途中で打ち切り、ページの内容を正しく評価できません。この状態が続くと、該当ページがGoogleのインデックスから除外され、検索結果に一切表示されなくなります。

インデックスから除外されたページは、検索結果に表示されなくなるため、そのページ経由の自然検索流入がゼロになります。これまで集客の入り口として機能していたページであるほど、失うアクセス数や問い合わせ機会の現象が大きくなります。

また、除外されたページが他の重要なページへ内部リンクを送っていた場合、そのリンクによる評価の受け渡しも途切れてしまい、サイト内の他のページの評価にも間接的な影響が及ぶ可能性があります。

クロールバジェットの浪費

Googlebotには1サイトあたりのクロール回数に上限があり、これをクロールバジェットと呼びます。

リダイレクトループが発生しているURLをクローラーが繰り返し辿ろうとすると、本来クロールされるべき他の重要なページにクロールバジェットが割り振られなくなり、サイト全体のクロール効率が低下します。

ページ数が多い大規模サイトほど、クロールバジェットの取り合いが起きやすく影響が顕著になります。新しく公開した記事や更新したページのクロールが後回しにされると、検索結果への反映が遅れ、本来もっと早く得られたはずの流入機会を逃すことにもつながります。

クロールバジェットによりクローラーがページにアクセスする回数が減少することで、直接的に検索順位が下がることはありませんが、新規ページやリライトページを適切に評価されるためにも、リダイレクトループは避けるべきと言えます。

リダイレクトループがユーザーに与える影響

リダイレクトループがユーザーに与える影響

リダイレクトループが発生すると、ユーザーは目的のページにたどり着けなくなり、ユーザー体験や信頼性に悪影響を及ぼします。ここでは具体的な影響を紹介します。

ユーザーの離脱につながる

リダイレクトループが発生しているページにアクセスしたユーザーは、目的の情報にたどり着けないまま、ブラウザのエラー画面を見ることになります。この時点でホームページへの信頼を失い、他のページを探すことなくすぐに離脱してしまうケースがほとんどです。

リダイレクトループは、原因によってはサイト全体や広い範囲のページに影響することもあり、その場合はトップページや問い合わせページなど、重要なページが巻き込まれることもあります。せっかく広告や検索経由でアクセスを集めても、肝心のページにたどり着けなければ、集客の努力自体が無駄になってしまいます。

また、モバイル端末でアクセスしたユーザーは、エラー画面を見た時点でそのままブラウザを閉じてしまうことが多く、再訪問される可能性が低くなります。

サイト全体の信頼性が低下する

リダイレクトループが起きているページが一部であっても、ユーザーが偶然そのページに遭遇すれば、サイト自体が管理されていないという印象を持たれかねません。日頃更新されているはずのホームページでエラーが放置されていると、運営体制そのものへの不安につながります。

SNSや外部サイトからのリンク経由でリダイレクトループ中のページに流入した場合、リンク元の信頼まで巻き込んで損なう可能性があります。特に他社サイトや比較サイトなど、第三者が自社ページへリンクを貼ってくれているページでリダイレクトループが起きていると、リンク元の担当者に修正を依頼される、リンク自体を削除されるといった事態につながりかねません。

リダイレクトループの特定方法

リダイレクトループの特定方法

リダイレクトループは、ホームページ運営者が気づかないうちに発生していることも多く、定期的に確認する仕組みを持っておくことが早期発見につながります。ここでは、特定方法を紹介します。

「リダイレクトが繰り返し行われました」と表示されるページを探す

ブラウザで特定のページにアクセスした際に「リダイレクトが繰り返し行われました」というエラーが表示された場合、そのページでリダイレクトループが発生しています。ChromeやFirefoxなど主要ブラウザが標準で備えているエラー検知機能で、拡張機能を入れていなくても表示されます。サイト内の主要ページに一通りアクセスしてみることで、発生箇所を確認できます。

ただし、この表示にはリダイレクトループだけでなく、リダイレクトチェーンが極端に長い場合も含まれます。

サーチコンソールのリダイレクトエラーを確認する

Googleサーチコンソールのインデックス>ページレポートを開くと、クロールできなかった理由がURLごとに一覧表示されます。

この中に「リダイレクト エラー」という項目があれば、対象URLでリダイレクトに関する問題が発生していることが分かります。ただし、サーチコンソール上ではリダイレクトループなのかリダイレクトチェーンなのかまでは判別できないため、原因を特定するには実際にアクセスしてみたり、リダイレクトチェッカーを利用する必要があります。

つまり、サーチコンソールの役割は、Googleが検知しているリダイレクトエラーを把握することです。

リダイレクトチェッカーで確認する

ラッコキーワードのリダイレクトチェッカーにURLを入力すると、そのURLがどこへ転送され、最終的にどこへたどり着くのかをステータスコード付きで確認できます。

サーチコンソールなどで確認したリダイレクトエラーのURLをリダイレクトチェッカーで確認することで、リダイレクトループなのかリダイレクトチェーンなのかを判断できます。このようなツールで転送経路を可視化すると、どこでリダイレクトループが発生しているのかを素早く特定できます。

リダイレクトループの原因と解決方法

リダイレクトループの原因と解決方法

リダイレクトループは、原因を切り分けずに一つずつ潰していくと解決までに時間がかかります。ここでは発生しやすい原因と解決方法を紹介します。

同じページにリダイレクトをしている

古いページを削除して別のページへ転送する際に、設定を誤って同じページへ転送してしまうと、その時点でリダイレクトループが発生します。転送設定の数が多いホームページほど、こうした設定ミスに気づきにくくなります。

解決方法は、リダイレクトを設定しているファイルやプラグインの一覧を開き、転送元と転送先が同じURLになっている箇所がないかを確認することです。見つかった場合は、転送先を正しいURLに修正するか、不要な設定であれば削除します。

ブラウザのCookie・キャッシュの破損

リダイレクトループが発生していた時期にたまたまページへアクセスしたユーザーのブラウザには、その誤った転送ルールが記憶されることがあります。サイト側で設定を修正した後も、そのユーザーのブラウザは記憶した古いルールに従って転送を繰り返してしまい、ループが解消しないケースがあります。

このケースは、他のユーザーには影響がなく、インデックス削除などSEOへの影響もなく、そのユーザー1人に対する影響にとどまるのが特徴です。サイト側の設定自体は既に正しいため、運営者側で直接対応する方法はありません。該当ユーザーにブラウザのキャッシュとCookieを削除してもらうか、シークレットモードでアクセスしてもらうことで解消します。

「リダイレクトが繰り返し行われましたと表示される」と問い合わせを受けた際は、別のブラウザやシークレットモードで正常に表示されるかを確認し、この原因かどうかを切り分けると良いでしょう。

WordPressアドレスとサイトアドレスの設定不一致

WordPressの管理画面には、「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」という設定項目があります。「WordPressアドレス(URL)」にはWordPressをインストールした場所のURLを、「サイトアドレス(URL)」にはindex.phpなどを含まないトップページのURLを入力します。

ここが適切でないとリダイレクトループが発生します。よくある事例として、ホームページリニューアルなどでドメインを変更した場合に、2つのアドレスの書き換え忘れてしまうケースがあるため注意が必要です。

ここで問題になるのが、WordPressをルート直下にインストールしている時に、「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」が異なっている場合、またはWordPressをインストールしたフォルダーを用意しているのに同じURLを入力している場合です。

このケースでは、多くの場合サイト自体は普通に表示されますが、管理画面へのログインだけがリダイレクトループを起こすことがあります。ログインできる場合とできない場合の両方があるため、次の解決方法を参考に、まず自分の状況を確認してください。

解決方法は、まずFTPでサーバーに接続し、サーバー上でpublic_htmlなどのホームページが公開されているフォルダの直下に「wp-admin」「wp-content」「wp-includes」の3つのフォルダがあるかを確認します。直下にあればルート直下設置です。

ルート直下設置の場合、管理画面にログインできるときは、設定画面で両方のアドレスを見比べ、食い違っていれば同じURLに揃えます。

管理画面にログインできないときは、FTPでwp-config.phpを開き、WP_HOMEとWP_SITEURLの値を正しいURLで直接指定するか、phpMyAdminなどからデータベースの「wp_options」テーブルを開き、ワードプレスをインストールしたアドレスをsiteurlに、トップページのアドレスをhomeに記載して一致させます。

サブディレクトリ設置の場合は、2つのアドレスが異なっているのが正しい状態です。管理画面にログインできる場合は、設定画面で両方のアドレスがそれぞれ意図した通りに設定されているかを確認します。管理画面にログインできない場合は、ルート直下設置の場合と同様に、wp-config.phpやデータベースを直接編集する方法で対応します。

URL表記のゆれによる不一致

ホームページのURLには、http://とhttps://、wwwありとwwwなし、index.phpありとなしなど、表記のゆれが複数存在します。通常はこのうち1つを正式なURLとして定め、それ以外の表記から正式なURLへ転送するように設定しますが、この設定に不備があるとリダイレクトループが発生します。

特に注意が必要なのは、.htaccess内に複数のリダイレクトルールが個別に追加されていて、それぞれが違う形式をゴールにしているケースです。例えば、SSL化のルールが「wwwなしのhttps」へ転送する一方、index.php関連のルールが「wwwありのhttps」へ転送するように設定されていると、条件によって転送が行ったり来たりを繰り返し、ループが発生します。

さらに、WordPressの一般設定にある「サイトアドレス(URL)」と「WordPressアドレス(URL)」が、正式に定めたURL表記と異なっている場合も、同様にリダイレクトループにつながります。

解決方法は、.htaccessに記述されているリダイレクトルールをすべて洗い出し、最終的にどのURL形式に統一するかを1つに決めた上で、すべてのルールがそのゴールに向かって転送されているかを確認することです。

WordPressの一般設定も、この正式なURL表記と一致しているかをあわせて確認します。管理画面にログインできない場合は、上記と同様にwp-config.phpやデータベースを直接編集する方法で対応します。

リダイレクトの記述ミス・重複設定

.htaccessやRedirectionなどのプラグインに記述したリダイレクト設定が原因でリダイレクトループが発生します。転送先に自分自身のURLを記述している、循環の起点となるURLを指定してしまっている、個々の設定は正しくても複数を組み合わせた結果、誤ったURLを指定してしまうケースがあります。

特に、リダイレクトの設定が.htaccessとWordPressのプラグインなど複数箇所に分かれていると、それぞれの設定内容を把握しきれず、意図しない重複や循環が起きやすくなります。

解決方法は、まずはリダイレクトを記述する場所を1つに統一し、見やすく整えることです。その上で、記述されている転送設定を上から順に確認し、転送先URLが正しいか、同じURLに対して複数の転送を設定していないか、リダイレクトループが起こっていないかを確認することです。不要な古い設定は削除し、数はできるだけ整理しておきます。

WordPressプラグインの競合

リダイレクト設定を行うプラグインと、常時SSL化を行うプラグイン、キャッシュ系プラグインを併用している場合、それぞれのプラグインが同じURLに対して異なる転送先を独自に設定してしまい、リダイレクトループが発生することがあります。

プラグインをアップデートまたは新規導入した直後にリダイレクトループが起き始めた場合は、そのプラグインが原因である可能性が高く、原因を切り分ける際の手がかりになります。

解決方法は、リダイレクトに関わりそうなプラグインを一つずつ無効化し、どのタイミングでループが解消するかを確認して原因のプラグインを特定することです。特定できたら、該当プラグインの設定を見直すか、他のプラグインと機能が重複していないか確認し、必要に応じて片方を停止します。

まとめ

リダイレクトループは、URLの転送が延々と繰り返されエラーになる状態のことです。ホームページの整理やリニューアルなど、URLに関わる作業のタイミングで発生しやすく、放置するとSEOやユーザーの使い勝手に悪影響を及ぼします。

発生の有無は、ブラウザに表示されるエラーメッセージやサーチコンソール、リダイレクトチェッカーで確認できます。原因の多くは、転送設定の記述ミス、WordPressアドレスとサイトアドレスの記述ミス、URL表記のゆれ、プラグインの競合のいずれかに当てはまります。

発生に気づいたら、原因を一つずつ切り分けながら、早めに対処することが重要です。

大阪のホームページ制作会社セブンデザインでは、リダイレクトの設定状況の調査から、リダイレクトループの原因特定、解消作業までをサポートしています。自社のホームページでリダイレクトループが発生しているか判断がつかない、原因を切り分けきれていないといった際は、お気軽にご相談ください。

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