おしゃれなホームページを制作したのに、問い合わせが増えないと悩む企業は少なくありません。デザインそのものが悪いのではなく、見た目を重視しすぎたことで、会社の内容や問い合わせまでの流れがユーザーに伝わりにくくなっている場合があります。
この記事では、おしゃれなデザインが問い合わせにもたらす効果と、見た目重視のホームページで問い合わせがない原因と直し方を解説し、見た目を優先してもよいホームページも紹介します。
おしゃれなデザインが問い合わせにもたらす効果
おしゃれなデザインは、見た目をよくするだけでなく、問い合わせにもよい影響を与えます。ここでは、おしゃれなデザインが問い合わせにもたらす効果を紹介します。
会社の信頼感が高まり問い合わせへの不安が減る
ホームページは、ユーザーがその会社に問い合わせるかどうかを判断する材料になります。
デザインが古かったりレイアウトが崩れていたりすると、きちんと管理されているホームページなのか、問い合わせても対応してもらえるのかと、ユーザーに不安を持たれやすくなります。
おしゃれなデザインで整えられたホームページは、しっかりした会社という印象を与え、初めて問い合わせるユーザーの不安を減らします。まだ取引のない会社へ連絡するときは、ホームページの印象で問い合わせるかどうかを決めるユーザーが多く、デザインから伝わる信頼感はそのまま問い合わせのしやすさにつながります。
ほかの会社との違いが伝わり比較で選ばれやすくなる
ユーザーは問い合わせる前に、複数の会社のホームページを見比べることがよくあります。
同じようなサービスを扱う会社は、ホームページに似たようなことを書いていることが多く、文章だけでは違いが分かりにくいため、印象に残らないまま候補から外れることもあります。
おしゃれなデザインで会社の雰囲気やこだわりを表現できれば、ほかの会社との違いが伝わり、比較の中で記憶に残りやすくなります。たとえば、写真の雰囲気や色づかいを会社の特徴に合わせると、文章を読む前から会社らしさが伝わり、問い合わせ先として選ばれるきっかけになります。
第一印象で離脱されにくくなりページを見てもらえる
ホームページを開いた直後の印象で、ページを読み進めるか前のページに戻るかを決めるユーザーは少なくありません。最初に目に入る部分のデザインが整っていないと、サービスの内容や実績を見てもらう前に離脱されてしまいます。
おしゃれなデザインでよい第一印象を与えられれば、ユーザーにページを読み進めてもらい、会社の強みや実績までしっかり見てもらえます。問い合わせはページの内容に納得したユーザーから生まれるので、第一印象で離脱を減らすことは問い合わせを増やすための土台になります。
見た目重視のホームページで問い合わせがない原因と直し方
おしゃれなデザインには問い合わせによい効果がありますが、おしゃれさだけを追求すると、かえって問い合わせがなくなることがあります。ここでは、見た目重視のホームページで問い合わせがない原因と直し方を紹介します。
キャッチコピーが雰囲気重視で何の会社か分からない
トップページの最初に表示されるキャッチコピーは、ユーザーが何の会社かを判断する大事な文章です。
見た目重視のホームページでは、デザインの雰囲気に合わせて抽象的な言葉や英語のコピーを大きく載せることがあり、おしゃれに見えても、何を扱っている会社なのかがユーザーに伝わりません。何の会社か分からないままでは、ユーザーは自分が探している会社かどうかを判断できず、問い合わせる前にページを離れてしまいます。
直すときは、抽象的なコピーを残す場合でも、近くに事業内容や対応地域が分かる短い説明文を入れ、ひと目で何の会社か分かるようにします。
文字を画像にしていて検索エンジンが内容を読み取りにくい
見た目重視のホームページでは、フォントや文字の配置にこだわるために、見出しや説明文を画像にしてしまうことがあります。画像の中の文字は検索エンジンが内容として読み取りにくく、ページに何が書かれているかが伝わりません。
その結果、サービス名や地域名で検索しても上位に表示されにくくなり、そもそもホームページを見てもらえないため問い合わせにつながりません。スマホでは画像の文字が小さくなり、ユーザーにとって読みにくくなる問題も起こります。
直すときは、見出しや説明文をテキストで入れ、Webフォントを使ってデザイン性を保ちます。どうしても画像にする部分は、alt属性に画像内の文字を入れておきます。
アニメーションや容量の大きい画像で表示速度が遅くなる
動きのある演出や大きな写真は、ホームページをおしゃれに見せる方法としてよく使われます。
ただ、アニメーションを多く入れたり容量の大きい画像をそのまま使ったりすると、ページの表示速度が遅くなります。表示を待たされたユーザーは内容を見る前に離脱しやすく、スマホでは通信環境によって読み込みがさらに遅くなります。表示速度が遅いと、問い合わせを考える前の段階でユーザーを逃してしまいます。
直すときは、アニメーションを見せたい場所だけに絞り、画像は圧縮やWebP形式への変換で容量を小さくします。表示速度はPageSpeed Insightsで確認でき、改善が必要な画像や読み込みの重い部分も分かります。
デザインを優先して問い合わせまでの導線が分かりにくい
見た目重視のホームページでは、デザインの統一感を優先して、問い合わせボタンを背景になじむ色や小さなサイズにしてしまうことがあります。ページの最後にしか問い合わせへのリンクがない場合は、途中で問い合わせたいと思ったユーザーがボタンを探す手間がかかります。
問い合わせまでの導線が分かりにくいと、興味を持ったユーザーがいても問い合わせにつながりません。
直すときは、問い合わせボタンにほかの部分と区別できる色を使い、ヘッダーやサービス説明の後など、ユーザーが問い合わせを考えるタイミングで目に入る場所に配置します。デザインの雰囲気に合う色の中から目立つ色を選べば、おしゃれさを崩さずに導線を分かりやすくできます。
余白や写真を優先して必要な情報が足りない
余白を広く取り、大きな写真を中心にしたデザインは、すっきりしておしゃれな印象になります。ただ、見た目を優先して文章を減らしすぎると、サービスの内容や料金、実績、依頼の流れなど、ユーザーが問い合わせる前に知りたい情報が足りなくなります。
情報が足りないと、ユーザーは自社に合う会社かどうかを判断できず、より詳しく説明しているほかの会社のホームページへ移ってしまいます。
直すときは、問い合わせの判断に必要な情報を先に洗い出し、余白や写真を生かしたまま載せられるレイアウトを考えます。情報量が多いページは、見出しで区切ったりアコーディオンで折りたたんだりすると、すっきりした見た目を保てます。
見た目を優先してもよいホームページ
見た目重視のホームページには問い合わせがなくなる原因がありますが、業種やユーザーの訪れ方によっては、見た目を優先したほうがよいホームページもあります。ここでは、見た目を優先してもよいホームページを紹介します。
デザインが選ばれる理由になる美容室や飲食店などのホームページ
美容室や飲食店、カフェ、ネイルサロンなどは、お店の雰囲気やセンスそのものがユーザーに選ばれる理由になります。
ユーザーはホームページの写真やデザインから、店内の雰囲気や仕上がりのイメージ、料理の雰囲気を感じ取り、自分の好みに合うお店かどうかを判断します。こうした業種では、文章で細かく説明するより、写真やデザインで世界観を伝えるほうが予約や問い合わせにつながりやすく、見た目を優先したホームページが向いています。
ただし、営業時間や場所、料金、予約方法など、来店を決めるために必要な情報は見つけやすい場所に載せておく必要があります。
会社名で検索して訪れるユーザーが多いホームページ
会社名で検索してホームページを訪れるユーザーは、紹介や営業、名刺などで、すでに会社のことを知っています。
こうしたユーザーは、どのような雰囲気の会社か、信頼できる会社かを確かめるためにホームページを見ることが多く、サービスを一から比べる段階ではありません。そのため、詳しい説明よりも会社の印象を伝えるデザインを優先しても、問い合わせにつながりやすくなります。
会社名で訪れるユーザーが多いかどうかは、Googleサーチコンソールで会社名のクエリの表示回数やクリック数を見ると判断できます。
ただし、問い合わせ先や会社概要など、連絡するときに必要な情報は分かりやすく載せておきます。
当社がおしゃれなホームページを制作するときに意識していること
当社では、おしゃれなデザインのホームページを制作するときに、ホームページの目的を意識することをお客様にお話ししています。おしゃれなデザインは問い合わせや応募によい効果がありますが、見た目だけを基準に配置や色を決めると、ホームページを制作した目的から外れてしまうことがあります。
たとえば、採用に力を入れたい会社のトップページに採用ページへのバナーを設置する場合、当社はメイン画像のすぐ下への設置を提案します。一方で、お客様からはフッターの直前への設置を希望されることもあります。フッターの直前はトップページを最後まで見たユーザーしか目にしないので、採用が目的であれば、上部に配置したほうが多くのユーザーに見てもらえます。
このようなときは、目的が採用である以上はトップページの上部に配置したほうがよいことをお伝えしたうえで、バナーのデザインや見せ方を調整し、できる限りお客様の希望に沿うようにしています。
おしゃれであることはホームページにとって重要ですが、当社では見た目と目的のどちらかを選ぶのではなく、目的から外れない範囲でおしゃれさを生かせるようにデザインを調整しています。
まとめ
おしゃれなデザインは問い合わせによい効果がありますが、見た目を重視しすぎると、会社の内容や問い合わせまでの流れがユーザーに伝わらず、問い合わせがなくなる原因になります。おしゃれさを生かしながら、ユーザーが必要な情報にたどり着けるホームページにすることが大切です。
当社では、ホームページの目的を意識したうえで、おしゃれさと問い合わせのしやすさを両立できるデザインを提案しています。ホームページ制作やリニューアルをお考えの際は、御社の目的やご要望をヒアリングしたうえで最適なデザインをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
