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CRO(コンバージョン率最適化)とは?対策法や無料ツールを紹介

CRO(コンバージョン率最適化)という言葉をご存じですか?

CROを行うことによって、ホームページの成約率を高めることができるので、Webマスターが期待する以上の成果を実現することができます。

当ページでは、CROとは何かや、対策法、役立つ無料ツールを紹介します。

CRO(コンバージョン率最適化)とは

CRO(コンバージョン率最適化)とは、Conversion Rate Optimizationの頭文字をとった略語になり、つまりホームページの成約率を高める対策のことを言います。

CROでは、サイト全体の構成やWebデザイン、コンテンツを見直して、訪問者に最適化することが求められており、適切な対策が行えれば、ホームページのコンバージョン数を飛躍的に高めることが可能です。

ホームページには、0.1%から0.2%などの一定のコンバージョン率が存在し、コンバージョン率は、現在のホームページがどのようなデザインやコンテンツを作成しているのかで定まります。

例えば、以下のコーポレートサイトがあったとします。

  • 月間訪問者数:10,000人
  • 月間コンバージョン率:0.1%
  • 月間問い合わせ数:10件

このコーポレートサイトが問い合わせ数を20件にしようとした場合に、月間コンバージョン率が0.1%のままだと、月間の訪問者数を20,000人に増やさなくてはなりません。

10,000人も訪問者数を増やすには、相当な労力が求められてきますが、この時に、CROを行い、月間コンバージョン率を0.2%に高めるだけで、目標問い合わせ数の20件に到達するのです。

このように、CROは必ず必要とは言えませんが、自社のホームページの状況を確認し、コンバージョン数を増やすためには、集客力を高めた方が良いのか、コンバージョン率を高めた方が良いのかを考えることで、効率の良いサイト運営が可能です。

コンバージョンについて詳しくは、コンバージョンとは?のページをご覧ください。

CRO(コンバージョン率最適化)の対策法

CRO(コンバージョン率最適化)の対策法を解説します。

ページの表示速度の改善

CRO対策で、まず取り組みたいのがページの表示速度の改善です。

ページの表示速度が早いほど、ユーザーはページを閲覧してくれる可能性が高くなり、ページの表示表示が遅いと、それだけで訪問者はブラウザバックなどでホームページから離脱してしまう恐れがあります。

また、Googleは、Google が掲げる 10 の事実で、「表示速度は遅いより速いほうがいい」と発言をしています。

Google が掲げる 10 の事実にある3. 遅いより速いほうがいい。のコンテンツ

実際に、現在のGoogleは、ページの表示速度をモバイル検索のランキング要素に使用しており、ページの表示速度を高めることで、CROだけではなくSEO対策としても効果を発揮できます。

ページの表示速度は、Webマスターが目視で確認するのではなく、以下で紹介するPageSpeed Insightsで計測することで、数値データとして把握することが可能です。

EFO対策

問い合わせやショッピングカートなどのメールフォームを最適化すること、すなわちEFOを実施することはCROの定番と言えます。

訪問者が扱いやすいメールフォームとすることで、メールフォームまで訪問してくれたユーザーがスムーズにコンバージョンを行ってくれるので、コンバージョンの取りこぼしを回避することができます。

EFO対策では、入力しやすいフォームとすることや、適切なエラーメッセージの表示などが主な対策になっており、ユーザー目線に立ったメールフォームへと成長させることが大切です。

具体的なEFO対策法については、EFOとは?のページからご覧ください。

CTAボタンの改善

CTAボタンを改善することもCRO対策となります。

ページを閲覧しているユーザーが思わずクリックしてしまうようなCTAボタンを設置することで、コンバージョン率を高めることができます。

CTAボタンの改善では、文言の修正やカラーボタンのサイズなどさまざまな要素を改善しなくてはなりませんが、CTAボタンの改善は効率の良いCROと言えます。

CTAについて詳しくは、CTAとは?のページからご覧ください。

LPOの実施

LPOとは、ランディングページ最適化のことを言います。

LPOでは、主に広告が流入経路になっていて、広告は出稿するだけで月額あるいは、クリックごとに課金される仕組みになっているので、最適化することの重要性は高いです。

CROを考えたLPOでは、広告ごとにユーザーの心理を考えて、適切なWebデザインやキャッチコピーの作成、CTAボタンの設置などを行うことで、コンバージョン率を高めることが可能です。

ユーザー導線の見直し

ユーザー導線とは、ホームページの訪問者が通った経路のことを言います。

例えば、Google検索からホームページに訪問し、トップページ→サービス一覧→コーポレートサイト→問い合わせフォーム→確認画面→サンクスページという流れをユーザー導線と言います。

このユーザー導線を見直し、Webデザインやコンテンツ、内部リンクの最適化を行うことで、ホームページのコンバージョン率を大きく高めることができます。

ただし、ユーザー導線の見直しは、1ページだけで完結するのではなく、1つのユーザー導線に対して、複数ページの改善が求められているので、CROでは最後に取り組むべき対策と言えます。

CRO(コンバージョン率最適化)に役立つ無料ツール

CRO(コンバージョン率最適化)に役立つ無料ツールを紹介します。

PageSpeed Insights

ページの表示速度を改善するためには、PageSpeed Insightsを利用しましょう。

PageSpeed Insightsは、各ページの表示速度を点数化してくれるので、自社サイトとライバルサイトの表示速度を点数として確認することで、CROを高めることが可能です。

PageSpeed Insightsの利用法について詳しくは、PageSpeed Insightsとは?のページからご覧ください。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスを確認すれば、サイト全体の訪問者の足跡を数値データとして確認することができます。

Googleアナリティクスの利用は、ホームページのコンバージョン率を高めるために必須になっており、CROを改善するためには、もっとも重要なツールと言っても過言ではありません。

Googleアナリティクスの導入法や活用法は、Googleアナリティクスとは?のページで紹介しているので、興味があればご覧ください。

Microsoft Clarity

Microsoft Clarityは、ヒートマップツールになります。

例えば、どのページがよく閲覧されているのかや、どのリンクがクリックされているのかを、訪問者がブラウザで見ている画面上で確認することができるので、ユーザー導線の最適化に役立てることができます。

また、Googleアナリティクスは、初期設定や各ページの状態を数値データで示しているので、CROに初めて取り組む方には使いづらくなっており、そういった場合に、ヒートマップになるMicrosoft Clarityの利用がおすすめです。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールとは、Googleが提供しているSEO上の問題点の発見や、Google検索でどのようにホームページが表示されているのかなどを把握できるツールです。

Googleサーチコンソールを確認して、オーガニック検索からの訪問者を分析することで、ランディングページの最適化に役立てることができます。

Googleサーチコンソールについて詳しくは、Googleサーチコンソールとは?のページで解説しているので、興味があればご覧ください。

CROのまとめ

CRO(コンバージョン率最適化)を解説しました。

ホームページの成果数を伸ばすためには、CRO対策が必須と言っても良く、集客対策に力を入れているだけでは、コンバージョンの伸び率が悪くなってしまいます。

CROって何?とお思いの方の参考になれば幸いです。

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