企業サイト

公開日:2026.06.19最終更新日:2026.08.16

サンクスページとは?活用法とデザイン事例、作り方を解説

サンクスページで成果を伸ばす

問い合わせや購入が完了した直後に表示するサンクスページは、感謝を伝えるだけのページで終わらせるのは惜しい存在です。訪問者が最も好意的な印象を持っているこのタイミングを活かせば、リピーターの獲得や成果の底上げにつなげられます。

本記事では、中小企業や個人店舗のホームページ担当者に向けて、サンクスページを成果に変える活用法から、参考になるデザイン事例、具体的な作り方、公開後の改善方法までを解説します。

サンクスページとは

サンクスページとは、訪問者が問い合わせや資料請求、商品の購入などの行動を完了した直後に表示するページです。送信完了や購入完了を知らせる感謝の言葉とともに、行動が正常に処理されたことを伝える役割を持ちます。

多くのホームページ担当者は、サンクスページを訪問者が最後に訪れるページと捉えがちです。しかし実際は、コンバージョンを終えたばかりで、御社にもっとも好意的な印象を持っている訪問者だけが到達する特別な場所と言えます。

この段階でさらなる行動を促せれば、サイト全体の成果を底上げできます。単なる完了通知で終わらせず、次の一手につなげる視点を持つことが重要です。

サンクスページの活用法

サンクスページの活用法

サンクスページは、感謝を伝えるだけで終わらせるのはもったいないページです。訪問者の関心がもっとも高いタイミングを活かし、次の行動を促す工夫を加えることで、サイト全体の成果を底上げできます。

主要な商品ページや人気コンテンツへ誘導する

サンクスページには、自社の看板となる商品ページや、アクセス数の多い人気コンテンツへのリンクを設置すると効果的です。

看板商品のページだけでは訪問者の興味と合わない場合もありますが、よく読まれているブログ記事やサービス紹介ページを併せて紹介することで、興味に近い情報に触れてもらえる可能性が高まります。

訪問者の行動に応じてリンク先を動的に出し分けることも可能ですが、実装には相応の予算と開発工数がかかります。まずは固定のリンクを1〜2個設置するところから始めても十分効果が見込めます。

問い合わせや購入を終えたばかりの訪問者は御社への関心が高まっている状態なので、こうした軽い誘導でもリンク先のページへアクセスしてもらいやすくなります。

メルマガや公式LINEへの登録を訴求する

サンクスページに到達した訪問者は、御社に対して好意的な印象を持っている状態です。

このタイミングでメルマガや公式LINEへの登録を促すと、通常より高い登録率が見込めます。メルマガであれば登録フォームへのリンクを、公式LINEであれば友だち追加ボタンを、サンクスページ内に設置するだけで導入できます。

特に公式LINEは、メール配信システムを新たに用意しなくても始められるため、中小企業や個人商店にとっては低いコストで継続的な接点を作れる手段です。サンクスページを起点にした関係構築として、取り入れやすい施策と言えます。

SNSでのシェアを促す

サンクスページに設置するSNSシェアボタンは、ページのURLをそのまま共有する仕組みではありません。

「問い合わせました」「購入しました」といった、あらかじめ用意した文言と、サンクスページではなくトップページなど別のリンク先を投稿できる仕組みです。訪問者がSNSで共有してくれれば、これまで接点のなかった新しい層に御社を知ってもらうきっかけになります。

クーポンを配布する

サンクスページで割引クーポンを配布し、次回の来店や購入につなげる方法です。ネットショップに限らず、来店型の個人商店でもクーポンコードをテキストで表示するだけで導入でき、大がかりなシステムは必要ありません。クーポンを配布する際は、有効期限を設定することが重要です。期限を区切ることで、訪問者がサンクスページで受け取った特典を早めに使おうとする動機が生まれ、リピート来店の頻度を高める効果が期待できます。

サンクスページのデザイン事例

サンクスページのデザイン事例

サンクスページのデザインは、業種や規模によって最適な形が変わります。ここでは当社のデザイン実例と、大手ECサイトであるAmazonのデザイン実例を紹介します。

当サイトの事例

当サイトのサンクスページ

当社のサンクスページでは、送信完了の確認、2営業日以内に担当者から連絡する旨、連絡先の3点に絞っています。

BtoBの担当者は業務の合間に確認することが多いため、装飾を抑え、内容の分かりやすさを優先したデザインにしています。情報を詰め込みすぎると本当に伝えたいポイントが埋もれてしまうため、あえて要素を絞りシンプルな構成にしました。

サンクスページに届いた後に送るお礼メールにも同じ3点を記載し、訪問者が担当者からの返信を安心して待てるようにしています。

Amazonの事例

Amazonのサンクスページ

Amazonのサンクスページは、上部に注文完了のメッセージと、支払い期限や配送予定日といった次に必要な行動を簡潔にまとめています。その下に、購入履歴や閲覧履歴に基づくおすすめ商品を複数のセクションに分けて広く展開する構成です。

中小企業や個人商店がこの規模のレコメンド機能をそのまま再現するのは現実的ではありませんが、参考にできる考え方はあります。訪問者が必ず確認すべき情報を最上部にまとめ、商品への誘導はその下に分けて配置するという優先順位のつけ方です。

情報と誘導を同じ位置に混在させず、上から下へ役割を分けて並べる設計は、規模を問わず取り入れられます。

サンクスページの作り方

サンクスページの作り方

サンクスページの作成は、目的を明確にした上で掲載内容とデザインを固め、実際に作成するというステップで進めます。難しい技術は不要で、順を追えば個人商店や中小企業でも無理なく取り組めます。

STEP1. 目的を明確にする

サンクスページを作る前に、何を目的として設置するのかを明確にしておくことが重要です。

単に感謝を伝えるだけなのか、次回購入を促したいのか、メルマガ登録者を増やしたいのかによって、サンクスページに掲載すべき内容は大きく変わります。目的を定めないまま作成を進めると、あれもこれもと要素を詰め込みすぎてしまい、訪問者に伝えたい情報が埋もれてしまいます。

まずは自社にとって最も重要な目的を1つか2つに絞り込み、そこから逆算して掲載内容を検討する流れが、成果につながるサンクスページの第一歩です。

STEP2. 掲載内容やデザインを決定する

目的が定まったら、サンクスページに掲載する具体的な内容とデザインを決定します。

完了メッセージ、対応期限、連絡先といった基本要素に加え、商品ページへの誘導やメルマガ登録の訴求など、目的に沿った要素を選んで盛り込みます。情報量を絞りシンプルに構成する方法と、複数の要素を段階的に配置する方法があるので、自社の業種や訪問者の閲覧環境に合わせて選ぶとよいでしょう。

要素を詰め込みすぎると本当に伝えたい情報が埋もれてしまうため、サンクスページ全体で優先順位を意識した配置を心がけます。

STEP3. サンクスページを作成する

目的と掲載内容が固まったら、実際にサンクスページを作成します。

多くのホームページ制作システムでは、専用のページを新規に作成し、フォーム送信後や購入完了後にそのページへ遷移するよう設定するだけで公開できます。特別な開発は必要なく、既存の管理画面から設定できるケースがほとんどです。

公開後は、実際の画面を訪問者目線で確認し、意図した通りに情報が伝わるかをチェックしてから運用を始めましょう。

サンクスページを作る時の注意点

サンクスページを作る時の注意点

サンクスページは、内容を整えるだけでなく、公開後の運用を見据えた設定も欠かせません。ここでは作成時に見落としがちな注意点を解説します。

送信完了メールにも同じ内容を記載する

サンクスページに掲載した内容は、訪問者に送る送信完了メールにも同じ形で記載しておくと安心感が高まります。

訪問者はサンクスページを閉じてしまうと、掲載していた対応期限や連絡先を見返せなくなります。メールに同じ情報を残しておけば、後から見返したいときにいつでも確認できる状態を作れます。

特に対応期限や問い合わせ番号など、訪問者が後で必要になりやすい情報は、サンクスページとメールの両方に記載しておくことが望ましいです。

noindexを設定する

サンクスページは、検索結果に表示させる必要のないページです。

Googleにインデックスされてしまうと、コンバージョンを経ていない訪問者が検索経由で直接アクセスできてしまい、正確な効果測定ができなくなります。サンクスページを作成したら、noindexタグを設定し、検索結果に表示されないようにしておきましょう。WordPressの場合、多くのSEOプラグインの投稿設定画面から、ページ単位でnoindexを指定できます。

設定を忘れると、せっかく整えたサンクスページが本来の役割を果たせなくなるため、公開前に必ず確認しておくことが重要です。

サンクスページへの内部リンクを設置しない

サンクスページには、他のページからたどり着けるリンクを設置してはいけません。

グローバルメニュー、サイドバー、他のページやブログ記事から内部リンクを張ってしまうと、コンバージョンを経ていない訪問者もサンクスページに到達でき、正確な効果測定ができなくなります。クーポンなどの特典を掲載している場合は、問い合わせを伴わない訪問者にも特典だけ渡ってしまう恐れがあります。

WordPressのテーマによっては、ページ作成時に自動でメニューへ追加される場合があるため、公開後にメニューやサイドバーを確認し、意図せずリンクが設置されていないかをチェックしておきましょう。

直接アクセスを制限する

サンクスページのURLを直接入力してアクセスされた場合、フォームページなど別のページへ転送されるように設定しておく必要があります。

直接アクセスを許可したままにしておくと、内部リンクを設置していなくても、URLを知っている訪問者は自由にサンクスページを閲覧できてしまいます。正確な効果測定ができなくなるだけでなく、クーポンを掲載している場合は特典だけを目的にした直接アクセスを招いてしまいます。

多くのフォームプラグインにはリダイレクト設定の機能が備わっているため、サンクスページを作成する際に合わせて設定しておきましょう。

サンクスページの改善法

サンクスページの改善法

サンクスページは、公開して終わりではありません。アクセス解析ツールを使って訪問者の反応を数値で確認し、継続的に改善していくことで、成果につながるページに育てられます。ここでは、アクセス解析の設定から改善までの流れをステップで解説します。

STEP1. アクセス解析を設定する

サンクスページの改善には、まずアクセス解析の土台を整えることが欠かせません。

GA4でサンクスページの到達をキーイベントとして登録すれば、コンバージョン数を正確に計測できるようになります。加えて、訪問者の行動を視覚的に確認できるMicrosoft Clarityのようなヒートマップツールを導入しておくと、数値だけでは見えない訪問者の動きも把握できます。

どちらも管理画面からタグを発行し、ホームページに貼り付けるだけで導入できるため、専門的な知識がなくても設定できます。

STEP2. GA4で現状を把握する

アクセス解析を設定したら、まずGA4で現状の数値を確認します。

サンクスページのアクセス数に加えて、設置したリンクのクリック数やクリック率も合わせて見ることで、訪問者が実際にどれだけ次の行動に進んでいるかを把握できます。

これらの数値を、自社がサンクスページに設定した目的と照らし合わせることが重要です。期待していた水準より数値が低ければ改善の余地があると判断でき、逆に数値が目的に見合っていれば、無理に手を加える必要はありません。まずは現状の数値を正しく把握し、改善が必要かどうかを判断することが、このステップの目的です。

STEP3. ヒートマップで問題箇所を特定する

GA4の数値だけでは、訪問者がサンクスページのどこを見て、どこをクリックしているかまでは分かりません。ヒートマップツールを使うと、設置したリンクやボタンがどれだけクリックされているか、訪問者がどこまでスクロールしているかを視覚的に確認できます。

クリック率が低いリンクがあれば、配置や文言に問題がある可能性が高いです。想定より上部で離脱が多い場合は、ページの見せ方自体を見直す必要があるかもしれません。数値と合わせて視覚的なデータを確認することで、問題箇所をより具体的に特定できます。

STEP4. 数値データに基づいた改善を行う

現状把握と問題箇所の特定が終わったら、数値データに基づいて改善を行います。

クリック率が低いリンクは、文言をより具体的にしたり、目立つ位置に移動したりすることで改善が見込めます。離脱が多い場合は、情報量を減らして要点を絞る、あるいは重要な情報を上部に配置し直すといった調整が有効です。改善を行った後は、再度アクセス解析で数値を確認し、効果が出ているかを検証します。

この確認と改善のサイクルを繰り返すことで、サンクスページを少しずつ成果につながる形に近づけていけます。

まとめ

サンクスページについて、活用法、デザイン事例、作り方、公開後の改善法までを解説しました。

単なる感謝を伝えるページとして終わらせず、訪問者が最も好意的な印象を持っているタイミングを活かすことで、成果を底上げできる重要なページに変えられます。難しい技術や大きなコストをかけなくても、掲載内容を整理し、noindexなど基本的な設定を押さえるだけで、無理なく取り入れられる範囲から始められます。

お問い合わせ

ホームページ制作のご相談やご質問、お見積書の作成は無料で承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。

電話
06-7494-1148

平日 10:00〜18:00

メールでお問い合わせ

お問い合わせはこちら

お見積りのご依頼

無料お見積りはこちら